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小説企画・アイデア資料 / サブタイトル候補:WE WANNA BE FREE
2026年5月 企画段階
0. 作品基本情報
【タイトル】
未定
サブタイトル候補:WE WANNA BE FREE(採用可否は未決定)
【ジャンル】
ライトノベル/ストリートレース×社会派人間ドラマ
【登場人物名(確定)】
シャルロッテ(シャル) —— 主人公。近獣種・狐・少女
レナ —— 狼のお姉さん。近人間種・狼・女・年上
ケイン —— ボス。近人間種・猫・男・30代前半
ルシアン —— 銀狐の青年。近獣種・狐・男・シャルより少し年上
ネーシャ —— 魔族のお姉さん。魔族種・女・20代前半
ニコライ —— 犬のお兄さん。近人間種・犬・男・20代前半
1. 世界観・舞台設定
1-1. 国家・地理
舞台:ヴェルダニア連邦
日本(東京圏)とUSの都会をハイブリッドしたような架空国家
隣国: オルドヴィア共和国、フランドリカ公国
首都:ラーヴェン
神奈川・埼玉・千葉・東京の都市部のいいとこ取りをしたような大都市
中心部を円を描くように走る入り組んだ高速道路網(首都高モデル)
その環状ループの通称が「R2(ループ2)」—— 本作のメイン舞台
1-2. 社会構造
獣人と人間が共存するが、深刻な差別が存在する。
USの白人至上主義・黒人差別問題にインスピレーションを得た構造。
暗黙の生活制限、メディアによるプロパガンダ的偏向報道など。
獣人の分類(純人間側からすればどうでもよいが、獣人間では意味がある):
魔族種:角などを持つ。獣人・人間とは別ルーツ
近人間種:人間に近い外見。耳・尻尾を持つ
近獣種:全身毛、5cm程度のマズルなど、より獣に近い外見
1-3. 文化・法律
自動車文化が発達(USよりも日本の走り屋文化に近い)。
走り屋・族の組・チームが多数存在。
銃所持合法。
2. 物語の骨格
2-1. 裏ストリートレース
首都ラーヴェンのR2(環状高速)を舞台にした非合法ストリートレース。
トーナメント形式で勝ち進み、最上位の座「公道の支配者」を目指す。
賞金: 約6000万円
主催者: 裏社会最上級組織のボス(資金は25億超とも)。主催者が「ストリート出身の成り上がり」であるため、この賞金企画を設けた。
2-2. レースのルールと構造
実際の首都高C1文化(通称「700円のサーキット」)をベースに設計。
舞台: R2(首都ラーヴェン環状高速)。1周約14km前後の環状ループ
時間帯: 深夜2〜4時限定。一般車が最も少なくなる時間帯が勝負。
基本形式: 複数台同時スタートで周回し着順を競う。
スプリント形式: 一対一の直接対決。先に前に出た方が勝ち。
大会形式: 個人戦。チームに分けるのはケインチーム内の独自取り決め。
一般車の存在がリスク要因 —— 抜くタイミング、コース取り、全てが変わる。
最上位「公道の支配者」の座を得た者に賞金6000万円。
2-3. それぞれの「自由」
全員が「自由」を求めて、全員が違うものを自由と呼んでいる。
主人公:6000万円で普通の生活という「自由」を買おうとしている。
ボス:裏社会で王になることで「自由」を手に入れたと思っている。
お姉さん:差別のない国へ行くことに「自由」を見ている。
銀狐の青年:好きな車を作れる場所に「自由」を見ている。
2-4. 結末
主人公は6000万円を手に入れる。
賞金の分配:主人公が2000万を取り、残り4000万をチームに渡す。
2000万の内訳:身分変造費用(偽造パスポート500万・信用スコア等400万・偽造卒業証書100万=計1000万)+ 出国・移住費用1000万 = 計2000万。
「感情的な大盤振る舞い」ではなく、自分の必要額を確保した上で残りを全部チームに渡す。裏社会で生きてきた人間の金の扱い方として説得力がある。
3. キャラクター
3-1. シャルロッテ/シャル(近獣種・狐・女・18〜19歳)
[確定] 本作の語り手・主人公
【外見】 近獣種・狐。小型種のため外見はほぼ人間寄り。紫の瞳 —— ケインが最初に「何か」を感じ取った目。
【過去】 一族代々の運び屋。才能は血の奥に流れているが、それは呪いでもある。麻薬・裏社会の物品の運搬、警察からの逃走補助ドライバーとして2年活動。親元組織の壊滅・幹部逮捕により逃亡。口座を空にされ、全財産を失う。指名手配の恐怖から正規の職に就けず、単発の裏バイトで生きていた。
【才能と呪い】 前々から抜け出したいと思っていたが、染まってしまった限りもう戻れない。一族の稼業から逃げられなかった。才能は呪いでもある。だけどハンドルを握っている瞬間だけは、何も考えなくていい。あの疾走感だけは本物だと思っている。でも、それが呪いをより深くしている。
【動機】 6000万円で「普通の生活」に戻れると本気で信じている。身分を変えるための費用(偽造パスポート・信用スコア等)として最低2000万が必要。
3-2. ケイン(近人間種・猫・男・30代前半)
[確定] 主人公の「未来の鏡」
【過去】 元・正規レーシングドライバー志望。獣人差別によって夢を閉ざされた。差別で正規の夢を潰された人間が、裏の世界で頂点に立っている。
【主人公との関係】 20年近く先を生きており、すでに「裏社会で王になる」という別の答えを出した人間。主人公と自分を重ね、「もしこの娘が人間として生まれていたら」と自問する。
【加入テスト(スプリントレース)】 初戦形式はR2を1周だけのスプリント(一対一)。シャルはレナから借りた車で走る。展開は、直線でケインが一気に引き離す → 連続急カーブでシャルが食いつく → 直線でまた離される(A80対RPS13の構図)。ケインはシャルの紫の瞳の奥に、走る前から「何か」を感じ取っていた。バックミラー越しにコーナーでの本能的な走りを見て合格と判断 —— 「本気にならざるを得ない人間だ」。
【主人公が6000万を獲ったとき】 アスリートが金メダルを見るように。教師が難関校に合格した生徒を見るように。純粋に誇らしく思う。裏社会に馴染み切った王として、部下の勝利を全力で喜べる人間。
3-3. レナ(近人間種・狼・女・年上)
[確定] 主人公のスカウター・カリスマ先輩
【ポジション】 ワイスピのハンのような存在。シャルの素質を唯一知る人間。物語を動かす「始まり」の人物。同じ差別対象の獣人で、ストリートで生きる女という同種族的な絆。
【過去と動機】 半年前、シャルに警察から逃がしてもらった恩人関係。その時にシャルのドライビングを目撃し、カリスマ的才能を見抜いていた。獣人として差別され、生活環境を制限されてきた。数年前、単独で海外脱出を試みたが、経験も金もなく安い偽造書類を使って失敗し、強制送還されてラーヴェンに戻ってきた。今度こそ完璧な書類と十分な金で必ずやり遂げる —— そのための6000万。"We wanna be free to do what we wanna do." —— 彼女の動機の核。
3-4. ルシアン(近獣種・狐・男・シャルより少し年上)
[確定] チームメカニック・恋愛フラグ候補
【モデル】 ワイスピのジェシーに近い存在。
【過去】 大学で不良に巻き込まれ、万引きの見張りで逮捕・大学中退。憧れていた大手チューニングパーツメーカーへの就職も没に。
【現在】 ドライバーとしてはチームで最弱であり、仲間はずれにされがち。しかしマシンメイキングは天才的で、この組の中でだけ「自分が作りたい最高のマシン」が作れる。まっとうな場所でやりたかったという未練を引きずっており、開き直ろうとしているが、まだ恥じている。
【主人公との共鳴】 二人とも「普通の場所では生きられなかった人間」。言葉にしなくても通じ合うものがある。
3-5. ネーシャ(魔族種・女・20代前半)
[確定] チームメンバー・中堅ドライバー
【外見】 ピンク色の外ハネロングヘア、黒紫の2本の角。
【実力・特性】 ドライバーとして中堅。魔族種の特性として夜視力が高く、暗順応が早い。これは夜の高速では純粋なアドバンテージになる。
【性格】 ふわふわしていて掴みどころがない。「だって私、可愛いんだもん…」(酔い台詞)。
【現状】 改造費欲しさに夜の公園で身体を売っている。毎晩3〜4本の瓶を飲み干して朝方に酔って帰ってくるため、その日の夜まで戦力不足。ルシアンに心配されている。ルシアンへの毒舌:「お前雑魚くて勝てないから賞金ないじゃん。」
【動機】 政府による売春規制強化で稼ぎが悪化(獣人が他の職に就けない構造は放置されたまま)。新しい稼ぎ先を探していたところ、幼馴染のニコライに誘われてチームへ。改造費は今も夜の仕事で細々と稼いでいる。ニコライとは実家同士が近く、幼馴染の関係。
3-6. ニコライ(近人間種・犬・男・20代前半)
[確定] チームメンバー・中堅〜上位ドライバー
【外見】 金髪、背が高くて細身。ルシアンよりは強そうな体格。
【実力】 ドライバーとして中堅〜上位。
【性格】 明るくて無邪気、表裏がなく悪意がない。新しいメンバーに異常にテンションが上がる。車の話になると止まらない。「マフラーは砲弾派?デュアル派?チタンテール好き!?嫌い!?」
【動機】 車への情熱が全て。賞金はおまけ。
4. シーンリスト
シーン① 運び屋時代(プロローグ前)
起承転結の「起」よりも少し前 —— ワイスピ3でいうOP前、ショーンがまだUSにいたあたりに相当する。
主人公が運び屋のスペシャリストだった頃の映像。ベイビードライバーのような颯爽としたカーチェイス×カーアクション。渋谷・新宿・秋葉原のような場所を逃走しながら駆け巡る。のちに主人公をスカウトする狼のお姉さんが後ろに乗り込んでくる。
シーン② 街中での差別
仕事がない日、普通に外出すると、街中で人間から浴びる冷たい目線。恐怖対象として見られる目線、軽蔑して見られる目線など、いろいろな目線。
シーン③ 組織壊滅・逃走
運び屋として雇われた親元の組織が壊滅。警察に親元総長や幹部、仲間が捕まっていくなか、アジトの廃工場から抜け出し工場街を駆け、警察から逃げるパルクールアクション。
途中で服屋に入り、適当に服を買って試着室で別の服装に変身して出てくる。
シーン④ アパートに戻る
アパートに戻りテレビをつける。ニュースでは、明らかに獣人を「犯罪しそうな奴らが犯罪してました」と言わんばかりに偏った思想を専門家や評論家がぶちまけ民衆に流す。戦時中の国家プロパガンダよりも悪質なメディア報道。
シーン⑤ 退去
警察が組織名簿を捜索し、残りのメンバーも公開指名手配に。そこに含まれる主人公。このアパートにも長くはいられないと悟った主人公は、服と日用品と趣味のものと大切なものを1個のスーツケースと1個のボストンバッグに入れて家を出る。鍵を開錠したまま、大家のポストに手紙を入れて。
大家のおじさんが、指名手配の少女がここにいると警察を呼んで突入するも空。
シーン⑥ ATMへ
主人公はATMへ。カードを入れるも、警察によって口座を操作されており、残高はゼロになっている。
シーン⑦ 路上生活へ
行き場のない主人公はだんだんとスラムへと追いやられ、路上生活を余儀なくされる。
シーン⑧ 公園の夜
一夜を過ごそうと決めた公園。スーツケースに座り、ボストンバッグを膝の上に置いたまま眠ろうとしていると、ぞろぞろとおしゃれな格好の魔族の少女の連中らが入ってきて、街路樹の周りに立ったり、ベンチに座ったりしている。そこに来るのは人間の連中ら。立ちんぼの様子を目の前で見る主人公。自分も立ちんぼの一人と間違われた彼女は慌てて逃げ出す。
シーン⑨ 廃れた大通りで眠る
廃れた路上生活獣人だらけの元都市大通りで、新聞の上に横になって眠る主人公。かつてこの都市は獣人たちによる金融と最先端ビジネスの都市として栄えたが、今では廃れ、廃ビル・ビジネスヤクザの組織元・闇金業者・麻薬カルテルのアジトなどが集まる街になっている。少し奥にある風俗店だらけの繁華街の明かりが、この廃れた街までよく見える(荒廃した新宿的なイメージ)。
シーン⑩ 再会・スカウト
朝になる。誰かに体を揺さぶられて主人公は起きる。眠い目をこすると、目の前にいたのは昔の仕事で警察から逃がすのを手伝った、あの狼のお姉さんだった。
狼のお姉さんは主人公の事情をニュースで見ており、指名手配で職に就けないことを察していた。そして依頼時に見ていた天才的ドライビングテクニックから、「奴ならこの世界でやっていける実力を持ってるに違いねぇ」と直感していた。
「君さ、名前も何も知らなくて悪いけど、身分変えたい?」
「身分を変えられれば、新しい自分としてこの世の中でやり直せる。真っ当に生活したい。静かに、平和に。」と思った主人公はうなずいた。
「ただ………身分を変えるってのはそう安いものじゃぁねえ。本物のパスポート(政府DB登録済み)なんてのは、ヴェルダニア連邦の政府の役人と裏でつながっている組織に依頼しないといけないからなぁ………」
「まって、それいくら?」「1000万。」「は?1000万?」
「パスポートだけで500万。信用スコア(クレジットヒストリー)や就労証明も必要。これで400万。あと偽造卒業証書で100万。計1000万円。さらに………」「さらに?」「さらにだ、もうそしたらこの国から出ていかないといけない。出ていった先で掛かる費用や、出ていくのに必要な費用も考慮すると、最低でももう1000万円欲しいところだ。」
「計2000万かぁ………無一文の私がどうやって………」
そこで狼のお姉さんは言う。「今、金やレアメタル,宝石などから麻薬の密輸まで専門にやってる裏社会の最上級組織があるんだが、おそらく会長の資金が25億を超えたんだとか。」「で?」「気分が良くなったのか、もともとウチらの世界の人間から成り上がった人だからなのか、賞金6000万円のストリートレースイベントをやる。もちろん非合法。うちの組織も参加する予定だったんだけど、お前も参加する?賞金はチームで山分け。だけど、君の事情を話せば、たぶん2000万は君の資金になる。」
「じゃあ、4000万円の山分けってこと?それって私だけ得してない?不平等じゃないの?」「まあ、そこはボスに言ってみないと分からない。そもそもボスがお前をうちのチームに入れてくれるかもわからないし。」「は?へ?え?ボス?」「うちの長。近人間種の猫。」「………。」「でも、ボスなら、お前の事情、ちゃんと分かってくれると思うぜ。」
シーン⑪ ガレージへ
狼のお姉さんに手を引かれ、向かった先は廃工場。都市が廃れた頃には廃れたのだろうが、廃工場にしては妙にきれいだった。裏口に回ると狼のお姉さんがインターホンを押す。鍵が開く。
中に入ると、そこは自動車整備工場にも近く、でっかいガレージにも近かった。派手な色の車、落ち着いた色の車、いろいろあったが、どれもものすごく改造されており、車高は低く、ホイールは大きい。内部にはメッキのパーツがいたるところにあり、赤や青の差し色。カラフルな深いシートにゴーカートのベルトのような4点シート。電子機器だらけの車内。大きなマフラー音。エアロが付いた派手な外装。
シーン⑫ チームメンバーとの出会い
工場の角で、一人の若いお姉さんが車のボンネットに上半身を預けたまま酔い潰れて寝ている。昨日の立ちんぼの一人、ピンク色の外ハネロングヘアに黒紫の2本の角の魔族のお姉さんだ。
そこに銀狐の青年が来る。自分より二つ上だろうが、同じ近獣種で、自分よりも背が高い。でも自分と同じ、いや下手したら自分よりも華奢で弱そうだった。
銀狐:「だめですよ、いくら改造費が欲しいからって、そんなに自分の身体を売って稼いだりしたら…。」
魔族お姉さん:「うるさい…これしかないの…だって私、可愛いんだもん…」
銀狐:「いいですよ、そしたら賞金入ったら先輩が欲しい部品奢るんで、いったん夜の公園で身体売るのやめてくださいよ…先輩がいないと、ただでさえ僕たちのチーム戦力不足なんすよ…しかもいつも3、4本の瓶を全部飲み干して朝方に酔って帰ってくるから、その日の真夜中まで運転できないし…。」
魔族お姉さん:「お前雑魚くて勝てないから賞金ないじゃん。」
銀狐:「最近、あの公園の立ちんぼ、結構補導されたり逮捕されてるじゃないですかぁ。もしも先輩が逮捕されたらこのチーム終わりですよぉ!?」
狼お姉さん:「ちょ!!ウチ!!ウチがいるでしょ!!」
銀狐:「先輩だけじゃ足りないんですよぉ!!」
その後も「僕が考えて製作したマシンなんですよ!?」「いやあれ私が金払って所有する車だし、所有権私にあるしー。」などの会話が続く。
そこへ後ろから主人公の肩を叩く者がいた。金髪の犬のお兄さん。背も高くて細身だが、銀狐の青年よりは強そうだった。「お!新しい子ですかぁ…って、女の子じゃん!!めずらしー!!やばっ!!」と一人で喜んで跳ね、主人公に「ちょ!!君!!どこ出身!!なんで来たの!?どうしてどうして!?」と話す。
狼のお姉さんはあきれて深いため息をつき、「はいはい、またあとでね。」と主人公の手を引っ張ってボスの部屋へ向かう。その最中も彼は後ろから「ねーねー!!マフラーは砲弾派?デュアル派?チタンテール好き!?嫌い!?」などと叫んでいた。
シーン⑬ ボスの部屋へ
狼のお姉さんに連れられて扉を開けると、ボスは青いデスクチェアに深く座って、カー雑誌を顔の前に広げていた。こちらを見もしない。雑誌をめくるページの音だけがする。
狼のお姉さん:「ボス,連れてきた。」
しばらくして、ボスは雑誌を閉じた。表紙を見せるように膝の上に置いて、初めてこちらを見る。主人公を、上から下まで、一秒ずつ確かめるように。
「座れ。」
※ここから先(ボスとの会話〜加入テスト〜スプリントレース)は要執筆。ボスとのスプリントレースはR2での一対一。主人公は様子を見ながら走り、恐怖と興奮が混在する内面描写。負けるがボスに合格と認められる。




