Whiteout Heaven —強制終了のプロトコル— 追加資料A・B・C 統合版
マップ設計 / バトル設計修正 / セリフ・台本(第3・15・25章)
※制作用メイン資料・別冊補足資料・章構成設計資料と併用すること
追加資料A
マップ設計資料
26章構成対応版 全22本+サブ4本
章構成設計資料(v1.0)の26章構成に合わせてマップを再設計した。旧設計(5章構成・16本)は全面改訂。各マップは独立して設計し、複数章で使い回す場合は「再訪」として明記する。
A-1. 設計方針
マップ設計の基本ルール
【本数】メインマップ22本+サブエリア4本。計26本。
【再訪マップ】革命アジト・バーデ区獣人街区など、複数章で登場するマップは「再訪」として管理する。
【敵側視点章のマップ】第7・8・11・12・19章は敵側または群像視点。プレイヤー操作なしのカットシーン専用として扱う。マップは存在するが「歩き回れない」実装。
【フィラ単独章(第24章)】プレイヤーがフィラを操作する。専用マップ(MAP-21)を用意。
【ランダムエンカウント】ワールドマップのみ。各エリアマップはシンボルエンカウントまたは固定戦闘のみ。
【BGM】各マップに指定BGM方針を付記する(詳細はメイン資料8章参照)。
A-2. マップ一覧
MAP ID
マップ名
章
形式
主なイベント・ボス・備考
WM-01
ラーヴェン平野
全章
移動
ランダムエンカウント(政府哨戒兵・機械系)。章が進むと哨戒密度が上がる
MAP-01
コルテ区・住宅街
第1章
探索多め
ゲーム開幕。ルカの家・学校・広場のアルセリア像・配給所。NPC多数。電波停止前後で台詞分岐
MAP-02
コルテ区・夜の路地
第3章
一本道
父ジョシュの連行シーン。BGM無音演出。逃走チュートリアル
MAP-03
コルテ区・学校
第2章
探索あり
愛国テスト実施場所。フィラ視点挿入。NPC:教師ガン・生徒イレン
MAP-04
コルテ区・商業地区
第4〜5章・再訪多数
探索あり
居酒屋バシル・情報屋の隠れ家(SUB-02)への入口。第8章群像章の一舞台
MAP-05
バーデ区・獣人街区
第1章・再訪
探索多め
差別描写の主舞台。工場・煉瓦建築。ガルツの隠れ家。双翼種少女エットが常に壁の前にいる
MAP-06
バーデ区・工場地帯
第8章(群像)・第21章(群像)
探索あり
カットシーン専用章あり。電波停止前後でNPC台詞・行動が一変する舞台
MAP-07
旧市街・入口区域
第5章
探索あり
廃ビルの屋上(ミラの隠れ場所)へのルート。隠し通路の入口が複数
MAP-08
革命アジト(旧市街地下)
第6章〜第22章(拠点)
探索あり
拠点。情報収集・クラフト・スキル習得ハブ。章ごとに会話イベントが変わる。第16章で拠点壊滅演出
MAP-09
政府庁舎・外観〜エントランス
第2・7章
一本道
第2章:愛国テスト後のルカ視点で外観のみ。第7章:フィラ視点カットシーン専用
MAP-10
政府庁舎・フィラ執務室
第7章・第18章
カットシーン専用
フィラ視点の2章で使用。プレイヤー操作なし。粛清リスト・降格処分のシーン
MAP-11
市街地・廃倉庫街
第11章(ハクア視点)
カットシーン専用
ハクア単独任務。鋼線で敵を無力化するシーンをカットシーンで演出。プレイヤー操作なし
MAP-12
政府指定・消去作戦エリア
第12章(イヴ視点)
カットシーン専用
イヴ単独任務。超高圧水流で壁を切り開く。子供の落書きを見つけるシーン。プレイヤー操作なし
MAP-13
郊外・補助電波塔
第9章
一本道
ボス:エレノア+ニア(同時戦・敗走)。電波塔破壊は失敗する演出
MAP-14
コルテ区・輸送ルート裏路地
第4章
一本道
ボス:思想調査員コンビ(逃走戦チュートリアル)。第4章の初バトル
MAP-15
旧市街・遺跡層深部
第13・14章
探索あり
ガルツ登場。電波三層構造の全貌解明。魔法時代の石造遺跡
MAP-16
首都中心部・アルセリア像広場
第15章
一本道(夜)
最大の暴露シーン。深夜。プレイヤーはアルセリア像を見上げる演出のみ。カットシーン多め
MAP-17
革命アジト・廃屋の隠れ家
第16・17章
探索あり
拠点壊滅後の仮拠点。第17章:最も静かな章の舞台。ガルツとルカの夜明けのシーン
MAP-18
コルテ区・革命組織拠点制圧エリア
第19章(アイリス視点)
カットシーン専用
アイリス単独任務。氷魔術で制圧するシーンをカットシーン演出。プレイヤー操作なし
MAP-19
第七施設(政府秘密研究施設)
第22章
探索あり
父ジョシュ・ミラの母との再会。強制被験者リスト入手。ボス:施設長(警備部隊)
MAP-20
中央タワー・迷宮結界
第23章
探索(迷宮型)
ルシェの結界迷宮。チーム分断演出。ボス:ルシェ+ネフェリシェ。なぜか通れる場所がある
MAP-21
中央タワー・外部増援ルート
第24章
一本道(フィラ操作)
フィラ単独プレイアブル。プレイヤーがフィラを操作して増援を制圧する
MAP-22
中央タワー・最上層 玉座の間
第25章
一本道
ラスボス:マサト戦。電波停止装置起動(プレイヤー操作スイッチ)。エンディング直前
SUB-01
バーデ区・闇市場
第6章〜
素材購入
精製化学物質〈クロロゲン〉など。サブクエスト起点
SUB-02
クロン区・情報屋の隠れ家
ミラのコネ経由
情報入手
サブクエスト・隠し情報。MAP-04から入る
SUB-03
旧市街・地上の隠し礼拝堂
特定イベント後
レアアイテム
魔法時代の遺跡。キャラ深掘りイベント
SUB-04
エピローグエリア(首都各所)
第26章
エピローグ
電波停止後の各地のNPC反応群像。各キャラ後日談
A-3. 章×マップ対応表
章
メインマップ
備考・実装注意
第1章
MAP-01 → MAP-05
MAP-01でゲーム開幕。終盤にMAP-05(バーデ区)へ
第2章
MAP-03 → MAP-09(外観のみ)
MAP-03で愛国テスト。MAP-09はフィラ視点カットシーン挿入
第3章
MAP-01 → MAP-02
父ジョシュの連行はMAP-01。逃走チュートリアルはMAP-02
第4章
MAP-14
思想調査員コンビとの逃走戦チュートリアル
第5章
MAP-07
廃ビル屋上。ミラ合流。「消えた人リスト」入手
第6章
MAP-08(初訪問)
革命アジト初訪問。セオ接触。以降ここが拠点
第7章
MAP-10(カットシーン専用)
フィラ視点のみ。プレイヤー操作なし
第8章
MAP-04・MAP-06(カットシーン)
群像章。複数エリアを短いカットで繋ぐ
第9章
MAP-13
補助電波塔。エレノア+ニア同時戦(敗走)
第10章
MAP-08(再訪)
ゼフ視点回想章。アジト内のゼフの独白シーン
第11章
MAP-11(カットシーン専用)
ハクア視点。プレイヤー操作なし
第12章
MAP-12(カットシーン専用)
イヴ視点。プレイヤー操作なし
第13章
MAP-15
ガルツ登場。遺跡層
第14章
MAP-15(継続)
電波三層構造の全貌解明。ノア(研究員)合流
第15章
MAP-16(夜)
アルセリア像広場。最大の暴露シーン
第16章
MAP-08(拠点壊滅)→MAP-05
シャル戦。ゼフ重傷。拠点壊滅演出
第17章
MAP-17
廃屋の隠れ家。最も静かな章
第18章
MAP-10(カットシーン専用)
フィラの降格処分。プレイヤー操作なし
第19章
MAP-18(カットシーン専用)
アイリス視点。プレイヤー操作なし
第20章
MAP-08(再訪・仮拠点)
セオの告白。深夜のアジト内
第21章
MAP-04・MAP-05・MAP-06(群像)
民衆覚醒の群像章。各エリアのNPC変化
第22章
MAP-19
第七施設突入。父ジョシュ・ミラの母との再会
第23章
MAP-20
中央タワー迷宮結界。チーム分断
第24章
MAP-21(フィラ操作)
フィラ単独バトル。プレイヤーがフィラを操作
第25章
MAP-22
ラスボス:マサト戦。電波停止
第26章
SUB-04(エピローグ)
首都各所のエピローグ群像
A-4. 各マップ詳細設計
MAP-01:コルテ区・住宅街
【広さ】大型。探索要素多め。
【構成エリア】ルカの家(内部)/学校(外観)/中心広場(アルセリア像)/配給所/居酒屋(外観)
【重要オブジェクト】
・アルセリア像:広場の中心。調べると「シンセシアの英雄。人間。名は歴史に刻まれている」とだけ表示。第15章で意味が変わる。
・配給所のNPC:神経安定剤〈ネロシン〉を配布している。受け取ることもできる(ストーリー上の意味なし)。
・薬を飲み忘れた市民:第1章で通り過ぎざまに「目に力がある」演出。クリック不可。
【電波停止フラグ連動】全NPCの台詞が変数001で切り替わる(メイン資料8章・実装メモ参照)。
【BGM】整然とした近未来的BGM。「調律されすぎた」不自然さを忍ばせる。
MAP-02:コルテ区・夜の路地
【広さ】小〜中。一本道に近いが、逃走ルートに分岐あり。
【第3章の使用】父ジョシュの連行後、ルカとゼフが路地を逃げる。BGMがここで無音になる。
【第4章の使用】思想調査員コンビとの逃走戦チュートリアル(→MAP-14と組み合わせ)。
【実装注意】逃走チュートリアルは「逃走コマンドを使う」ではなく、マップ上のイベントで追跡・回避を演出する方式が望ましい。
【BGM】無音→効果音のみ→緊張BGMへの移行演出を設計すること。
MAP-05:バーデ区・獣人街区
【広さ】大型。複数の路地・横丁が入り組む。
【差別描写の実装】説明せず描写のみ。以下を配置する:
・入口付近の店に「ご遠慮ください」の貼り紙(種族名は書かない。獣人NPCが足を止めるだけ)
・壁に落書きで消された獣人の名前(読めない)
・双翼種少女エット(12歳):「双翼種お断り」の張り紙の前に常に立っている。話しかけると一歩退く。電波停止後「……ここ、いていいの?」
【ガルツの隠れ家】第13章以降に開放。それ以前は「廃屋」として閉じている。
【BGM】重めのアンビエント。遠くで工場の機械音。温かみと暗さの混在。
MAP-08:革命アジト(旧市街地下)
【広さ】中型。拠点として繰り返し訪れる。
【構成エリア】メインルーム(会議・会話)/クラフトテーブル(セオ担当)/仮眠スペース/隠し書架(情報整理)
【章ごとの変化】
・第6章:初訪問。人数が少ない。
・第13〜15章:ガルツ・ノア合流で人が増える。
・第16章(拠点壊滅):シャル戦の後、アジトに戻ると荒らされた演出。以降MAP-17に移行。
・第20章:仮拠点として再利用(別マップとして管理してもよい)。
【スキル習得ハブ】特定のイベント会話で仲間スキルが解放される(メイン資料3章参照)。
【BGM】緊張感のある低音ベース。「準備中」の雰囲気。
MAP-19:第七施設(政府秘密研究施設)
【広さ】大型。探索ありの複合施設。
【構成エリア】受付・監視室(入口)/収容棟(父ジョシュがいる)/研究棟(強制被験者リスト)/地下実験室(ボス戦)
【重要オブジェクト】
・強制被験者リスト:研究棟の書架にある。調べるとイヴの名前が記載されている。
・父ジョシュの収容室:収容棟の一室。会話イベント発生。
・ミラの母の収容室:別室。ミラが初めて崩れるイベント発生。
【ガルツの施設内部図の活用】施設内の「換気ダクト」を通る隠しルートが存在。ガルツが案内する。
【ボス】施設長(警備部隊)。固有技なし。政府ロボット部隊と合わせた複数体バトル。
【BGM】無機質で低温のBGM。研究施設の冷たさ。
MAP-20:中央タワー・迷宮結界
【広さ】大型迷宮。探索型。
【ルシェの結界の実装】
・見た目は通常の廊下だが、扉の開閉がランダムに変化するシンプルな仕組みで実装する。
・「なぜか通れる場所」:特定の扉が常に開いている。ルシェが意図的に設けたもの。説明はしない。演出だけ。
【チーム分断演出】マップ入口でイベント発動。ルカ・ゼフ・ミラ・ガルツ・セオが各方向に散る。以降それぞれのカットが入る。
【ボス:ルシェ+ネフェリシェ】別々の場所で戦闘。どちらかを先に倒すともう片方に合流するフラグあり。
【エレノアの「道を開ける」演出】ルシェ・ネフェリシェ撃破後、エレノアが一度だけ出口を示す。台詞あり(C資料参照)。
【BGM】迷宮型。不安を煽るアンビエント。ルシェのラスト技発動時にBGMが変わる。
MAP-21:中央タワー・外部増援ルート
【広さ】中型。一本道に近いが、要所に広場(増援が待ち構えるスペース)を配置。
【フィラ操作の実装】
・第24章専用。プレイヤーはフィラ1人を操作する。
・フィラの使用スキルは「紅鳴斬」「ブレードストーム」「クリムゾンエッジ」「サイレントキル」の4種。
・通常攻撃は削除し、上記4スキルで代替。MPは無限(この章のみ)。
【制圧バトルの設計】→バトル設計資料B-4を参照。
【BGM】フィラ専用テーマ。アイスブルーのイメージ。静かで研ぎ澄まされた曲。
MAP-22:中央タワー・最上層 玉座の間
【広さ】中型。一本道。
【演出設計】窓の外に首都ラーヴェンの夜景が見える。マサトが玉座ではなく窓際に立っている。
【電波停止装置の配置】玉座の隣に大型の機械装置。マサト撃破後にプレイヤーが「スイッチを押す」選択肢が出る(RPGツクールMZのスイッチ機能で実装)。
【BGM】マサト戦専用テーマ。撃破後に無音→完全無音数秒→新しいBGMが始まる(メイン資料8章の方針通り)。
【電波停止フラグ】装置起動でスイッチON → 変数001が1に切り替わり全NPCの台詞が自動変化。
追加資料B
バトル設計の修正資料
26章構成対応 撃破不可廃止・各ボス設計
章構成設計資料(v1.0)の方針「撃破不可設定は原則廃止」を全ボスに適用した修正版。各ボスのフィニッシュ条件・撃破後演出・MZ実装方法を整理する。
B-1. 撃破不可廃止の方針
基本方針
【原則】全ての戦闘はHPを0にすることで決着をつける。撃破不可フラグは廃止。
【逃走・撤退の処理】HPを0にして撃破した後、「ストーリー上の退場演出」で去る。例:撃破後の会話で自らその場を離れる。
【例外】思想調査員コンビ(第4章)のみ「逃走戦チュートリアル」として敗走設計を維持。ただし「勝利不可」ではなく、プレイヤーが逃走成功を目標とするチュートリアルとして実装する。
B-2. 各ボス・フィニッシュ条件一覧
ボス名
登場章
フィニッシュ条件
撃破後の演出・備考
思想調査員コンビ
第4章
逃走成功
勝利条件は「3回の逃走成功」。倒すことはできない設計。MZ実装:逃走カウンタ変数で管理
エレノア+ニア(同時)
第9章
HPを0にして撃破
撃破後「敗走」演出。エレノアが「雑魂を追う趣味はないわ」と言って去る。ニアはエレノアの後を追う
ハクア
第11章
カットシーン(操作なし)
バトルはカットシーン演出のみ。プレイヤーはバトルに参加しない
イヴ
第22章
HPを0にして撃破
撃破後も倒れない演出(MZ:戦闘不能アニメをキャンセルし、マップ上を歩いて去るスクリプト)。「御主人様はもういない」と呟く
施設長(警備部隊)
第22章
HPを0にして撃破
固有技なし。政府ロボット複数体との連戦。撃破でクリア
ルシェ
第23章
HPを0にして撃破
撃破後「なぜか通れる場所があった」という演出のみ。ルシェは倒れてその場に残る
ネフェリシェ
第23章
HPを0にして撃破
撃破後「出し切っても……消えなかった」と呟く。フラグ回収。倒れたまま
シャル
第16章
HPを0にして撃破
撃破後に「また泣くかもしれない」の台詞。飛び去って姿を消す。ゼフ重傷イベントに続く
アイリス
第19章
カットシーン(操作なし)
バトルはカットシーン演出のみ。制圧任務の勝利として処理
ヴェロニカ
第23章前後
HPを0にして撃破
撃破後、余裕のまま去る。懐中時計だけ残される。クロノリバース封じは「懐中時計を先に破壊するとスイッチOFFになり使用不可」で実装(MZの通常機能で対応可能)
ラズワード
第23章
HPを0にして撃破
撃破後、第25章MAP-15分岐イベントへ接続。倒した後もストーリーに残る
マサト(ラスボス)
第25章
HPを0にして撃破(2フェーズ)
撃破後の演出→B-5参照
B-3. エレノア+ニア 同時戦設計(第9章)
同時戦の設計詳細
【戦闘開始時の状況】エレノアとニアが同時に出現する1回の戦闘。連戦ではない。
【エレノアの行動】毒霧・腐食・ガス中心。生体系スキルのみ(機械系に無効技多い)。
【ニアのパッシブ】スペースリード(プレイヤーの回避率30%ダウン)がエレノアとの同時戦時に発動。
【戦闘の結末】プレイヤーが勝利することはできない設計(HPが一定以下になるとイベント戦闘終了)。敗走演出が自動発動。
→ MZ実装:エレノアまたはニアのHPが10%以下になった時点で「敗走」フラグをONにして戦闘を終了させる。
【エレノアの台詞】「雑魚を追う趣味はないわ」——追わなかった理由はこの時点では明かさない(第23章で回収)。
B-4. フィラ単独バトル(第24章)の設計
制圧バトルの詳細設計
【旧設計からの変更点】「HP1残しの制圧コマンド」は廃止。代わりに以下の設計に変更する。
【新設計:制圧バトル】
・増援30人を「10人×3グループ」に分けた3連戦として実装する。
・各グループの敵のHPは低めに設定(通常ザコの50〜60%)。
・フィラは全スキルのMPを消費しない(この章のみMP無限)。
・各グループ撃破後に短いカットシーン挿入(増援が次々と現れる演出)。
・3連戦クリアでイベント終了。「最後の命令は、自分で決める」の台詞。
【使用スキルセット(第24章フィラ)】
・紅鳴斬:単体大ダメージ+治癒封印2ターン
・ブレードストーム:全体中ダメージ×2回
・クリムゾンエッジ:単体大ダメージ+出血付与
・サイレントキル:バフ中の対象に2倍ダメージ
(通常攻撃は削除。4スキルで代替。MPは無限)
【難易度調整の目安】3連戦合計でルカ側パーティの通常ボス戦1回分の消耗量になるよう調整する。
B-5. マサト戦(第25章)の詳細設計
フェーズ構成
【フェーズ1】HP100%〜50%
使用スキル:エレメントリード(パッシブ)・モレキュラーブラスト・シンセシスキャノン・プロパガンダフィールド
エレメントリード:プレイヤーが同じ属性スキルを2回使うとマサトがその属性への耐性を1段階上げる。変数で属性使用回数を管理。
【フェーズ2】HP50%以下(移行時に台詞挿入)
追加スキル:ゼロソース・クロノリセット(1回のみ)
クロノリセット:HP20%回復+プレイヤーが与えた全バフ・デバフをリセット。この演出前に短いカットシーンを挿入。
【電波停止装置の起動タイミング】マサト撃破後にプレイヤー操作が戻る。
→ MAP-22の装置の前に「スイッチを押しますか? はい/いいえ」の選択肢。
→「はい」で変数001を1に変更 → 全NPCの台詞が自動切り替え。
→ BGMが止まる → 完全無音数秒 → 新BGM開始。
マサト戦後の演出フロー
①マサト撃破 → マサトが膝をつく
②ルカとマサトの最後の会話(台詞→追加資料C参照)
③プレイヤーが電波停止装置のスイッチを押す
④BGM無音 → 完全無音(数秒) → 新BGM
⑤エンディングフラグ起動 → 第26章へ
【マサトのその後】
・戦闘不能で倒れた後、当初は収監が検討される。
・しかし「他の受刑者への悪影響を考慮し、国外収監が決定」という処分になる。
・国外輸送中に消息を絶つ。生死不明。(第26章のエピローグで「消息不明」として言及される)
・MZ実装:エンディング後のNPC台詞またはテキストログで「輸送中に消息不明」と伝える。
B-6. ヴェロニカ戦 懐中時計ギミックの実装
MZ実装方法(プラグイン不要)
【懐中時計の扱い】ヴェロニカ戦のマップに「懐中時計オブジェクト」を配置する。戦闘前にオブジェクトを調べると選択肢「時計を壊す / 無視する」が出る。
【スイッチ管理】「時計破壊フラグ」スイッチを用意(例:スイッチID002)。
【ヴェロニカのクロノリバース】スキル発動条件に「スイッチ002がOFFの時のみ」を設定する。
→ 時計を先に壊していればクロノリバースが使用不可になる。プラグイン不要で対応可能。
【懐中時計のドロップ】撃破後に「懐中時計〈ポケットウォッチ〉」をアイテムとして入手。第26章エンディングで「どこかに残されている」演出に使用。
B-7. 敵側視点バトルの実装方針まとめ
章・キャラ
実装方針
具体的な実装方法
第11章 ハクア
カットシーン演出
マップ上でハクアのグラフィックが移動→効果音→敵が倒れる演出をイベントで組む。バトル画面には入らない
第12章 イヴ
カットシーン演出
同上。超高圧水流の効果音と壁が崩れる演出を組み合わせる
第19章 アイリス
カットシーン演出
同上。氷の魔法エフェクト+効果音で制圧を演出する
第24章 フィラ
プレイヤー操作(フィラを操作)
パーティをフィラ1人に変更。3連戦(10人×3グループ)。終了後パーティを元に戻す
追加資料C
セリフ・台本資料
第3章「父の連行」/ 第15章「アルセリア像の下で」/ 第25章「マサト戦」
RPGツクールMZのイベントに直接流用できるレベルで記述する。ト書きは[ ]で表示。台詞はキャラ名と発言を分けて記載。
C-1. 第3章「消えた夜」——父の連行
シーン概要
【舞台】MAP-01(コルテ区・住宅街)→ MAP-02(夜の路地)
【時刻】深夜
【登場人物】ルカ・ゼフ・父ジョシュ・政府職員(台詞なし)
【BGM】直前まで通常BGM → 政府車両の効果音とともに無音へ
【前提】第2章終了後。ルカとゼフがルカの家で過ごしている夜。
Scene 3-1:夜の静寂
[ルカの家・室内。夜。テレビがついている。ルカがソファに座ってぼんやりしている。ゼフが横で壁にもたれている。]
テレビ(音声)
——本日より、神経安定剤〈ネロシン〉の配布量が増強されます。市民の皆様の心身の安定のため、必ず服用してください——
ルカ
……最近また増えたな
ゼフ
まあ
ルカ
なんで増えるんだろうな。別に不安定な時期でもないのに
ゼフ
……そういうもんじゃないか
[ゼフは窓の外を一瞬見る。何も言わない。]
[廊下から足音。父ジョシュが帰ってくる。]
ジョシュ
ただいま
ルカ
おかえり。遅かったな
ジョシュ
ああ。……少し話があってな
[ジョシュは上着を脱ぎながら、言いかけて——止まる。]
ルカ
話?
ジョシュ
……いや。なんでもない。疲れただけだ
[ゼフがジョシュを見る。ジョシュは目を合わさない。]
[沈黙。テレビだけが喋り続けている。]
Scene 3-2:連行
[深夜。玄関の外で音がする。エンジン音。複数の足音。]
[ルカが目を覚ます。ゼフはすでに起きている。]
ゼフ
……ルカ
[ドアが開く。政府職員が二人、無言で入ってくる。ジョシュはすでに玄関に立っていた。]
[ルカが飛び起きる。]
ルカ
何——待て、父さん——!
[ゼフがルカを後ろから羽交い締めにする。無言で。力強く。]
ルカ
放せ! ゼフ、放せよ!
ゼフ
(低く)動くな
[ジョシュが外に連れ出される。玄関の外で、一度だけ振り返る。]
[【演出】BGMが完全に止まる。]
[ジョシュの目がルカを見る。言葉にならない目。怖れではない。謝罪でもない——「行け」という目だった。]
ジョシュ
(かすれた声で)……お前は、正しい
[それだけだった。扉が閉まる。エンジン音が遠ざかる。]
[ルカの肩からゼフの手が離れる。]
[テレビがまだ喋っている。]
テレビ(音声)
——反政府活動家の一斉検挙を実施しました。治安維持のための必要な措置です——
[ルカが初めてテレビを「見る」。]
Scene 3-3:夜の路地
[MAP-02・夜の路地。ルカとゼフが走っている。]
ルカ
どこだ。どこに連れていった——
ゼフ
落ち着け
ルカ
落ち着けって言うな! 父さんが——
ゼフ
怒鳴っても方向は決まらない。どこに向かう?
[ルカが足を止める。息が荒い。手が震えている。]
ルカ
……わからない
ゼフ
なら、今夜は動くな。追跡されてる可能性がある
ルカ
でも——
ゼフ
ルカ。父さんが言ったこと、聞いたか
[ルカが黙る。]
ゼフ
「お前は、正しい」。……それだけ言って行ったんだ。だったら、お前が捕まったら意味がない
[沈黙。路地の奥で、猫が一匹横切る。]
ルカ
……ああ
[ルカが歩き出す。走らない。歩く。前を向いて。]
[ゼフがその隣に並ぶ。何も言わない。]
[【第3章 終了。第4章へ続く。】]
C-2. 第15章「アルセリア像の下で」
シーン概要
【舞台】MAP-16(首都中心部・アルセリア像広場)
【時刻】深夜
【登場人物】ルカ・ゼフ・ミラ・ガルツ・セオ(5人全員)
【BGM】なし。完全無音でシーンが始まる。
【前提】第14章で電波三層構造の全貌が判明し、第七施設の歴史書が入手された直後。
【アルセリア像の設定】人間の英雄。200年前に魔王を倒したとされる。差別の根源となった「魔王の血脈」という歴史的分類を作った人物——ではなく、その後の支配者がアルセリアの名を使って神話を作り上げた。アルセリア自身は意図していない。
Scene 15-1:像の前に立つ
[深夜の広場。誰もいない。月だけが照らしている。]
[ルカ・ゼフ・ミラ・ガルツ・セオが、アルセリア像の前に立っている。]
[5人、しばらく誰も喋らない。]
セオ
……200年前の記録文書には、こう書いてある。『魔王討伐後、諸侯は民衆統治のため、魔王の血を引く種族という概念を設けた。英雄アルセリアの名はその正当化に用いられた』
[沈黙。]
ルカ
つまり
セオ
アルセリアは実在した。人間の英雄だった。ただし——差別の制度は、アルセリアが作ったものじゃない。後の支配者が、アルセリアの名前を借りて作り上げた
ミラ
……200年間
セオ
ああ
ミラ
200年間、この像の下で。この像の名前を使った「物語」のせいで——
[ミラが言葉を止める。続かない。]
Scene 15-2:ガルツの一言
[ガルツが像を見上げる。長い間、見上げている。]
ガルツ
英雄が悪かったわけじゃない
ルカ
……そうだな
ガルツ
使った連中が悪かった。それだけのことだ
[それだけのことだ——その言葉が、広場に落ちる。重い。]
ゼフ
じゃあマサトは知ってたのか。この歴史を
セオ
知ってたと思う。知った上で、電波を使って記憶を消した。差別の根源が「作られた嘘」だと気づかれないために
ルカ
……それが、感情調整電波の本当の目的か
セオ
一つの目的、だな。民衆が疑問を持たないよう管理するためのシステムの、一部だ
[ルカが像を見上げる。アルセリアの顔は月の光の中で白く浮かんでいる。]
ルカ
第1章のあの朝——俺はここでこの像を見た。名前だけ知ってて、意味はわかってなかった
ゼフ
俺もだ
ルカ
今もわかってるわけじゃないけど。……でも、知った
[沈黙。]
ミラ
知ったからには、使う側にはなれない
[ミラが初めて像を正面から見る。]
ルカ
ああ
[5人、像の前に立ったまま。答えは出ない。答えを出す場所でもない。ただ知って、立っている。]
[【第15章 終了。第16章へ続く。】]
C-3. 第25章「中央タワー、強制終了」——マサト戦
シーン概要
【舞台】MAP-22(中央タワー最上層・玉座の間)
【時刻】夜。窓の外に首都ラーヴェンの夜景が広がる。
【登場人物】ルカ・ゼフ・ミラ・ガルツ・セオ・マサト
【BGM】マサト戦専用テーマ → 撃破後に無音 → 完全無音(数秒)→ 新BGM
【前提】第24章でフィラが増援を単独制圧。第23章で迷宮を突破し、ここまで来た。
【電波停止装置】玉座の隣に大型機械装置。マサト撃破後にプレイヤーが操作する。
Scene 25-1:対峙
Scene 25-1:対峙
[中央タワー最上層。窓の外に首都が見える。マサトが窓際に立っている。玉座には座っていない。]
[ルカたちが入ってくる。マサトはこちらに背を向けたまま、窓の外を見ている。]
マサト
来たか
[振り返らない。]
ルカ
マサト
マサト
護衛は全て片付けたか。フィラも動いていないようだな
ルカ
……ああ
マサト
そうか
[マサトがゆっくりと振り返る。整った顔。静かな目。28歳とは思えない威圧感——ではなく、疲れた目だ、とルカは思う。]
マサト
電波を止めに来たのか
ルカ
止める。そして終わりにする
マサト
終わりにする。……簡単に言う
ルカ
簡単じゃない。でも、やる
マサト
やれると思っているのか
ルカ
思ってない。でも、やる
[マサトが少し笑う。笑顔ではない。自嘲に近い何かだ。]
Scene 25-2:言葉のぶつかり合い(バトル前)
マサト
私も同じだ。奪われた。だから、奪い返した。それだけだ
ルカ
……わかる
マサト
わかるか
ルカ
わかる。俺も父さんを奪われた。取り返したいと思った
マサト
ならば——
ルカ
でも俺は、奪い返したいわけじゃない
[マサトが止まる。]
ルカ
俺が欲しいのは、誰も奪われない場所だ。父さんを取り返しても、また誰かが奪われるなら——意味がない
マサト
……それは綺麗事だ
ルカ
そうかもしれない。でも俺はそっちを選ぶ
[沈黙。マサトが窓の外を一瞬見る。]
マサト
……私の両親が処刑された夜。誰も何も言わなかった。正しいか間違いかも、誰も言わなかった
ルカ
……
マサト
お前のような人間が、そこにいたら——どうだったかな
ルカ
わからない。でも、お前の話は聞いた
マサト
(静かに)それで十分だ。——来い
[【バトル開始:マサト(フェーズ1)】]
Scene 25-3:バトル後
[【バトル終了。マサトが膝をつく。】]
[窓の外で、首都の灯りが揺れている。マサトは倒れない。膝をついたまま、窓の外を見ている。]
マサト
……負けたか
[ルカが近づく。距離を保ちながら。]
ルカ
電波を止める。お前を終わりにするために来た——でも、殺しには来ていない
マサト
……そうか
ルカ
お前は間違ってた。でも、お前が何を奪われたかは——俺には関係ない話じゃなかった
[マサトが初めてルカを正面から見る。]
マサト
……誰かがそれを言ってくれたら——よかったな、昔
[それだけだった。マサトが目を閉じる。]
[ルカが立ち上がり、振り返る。仲間の顔を見る。ゼフが頷く。]
[電波停止装置の前に立つ。]
[【プレイヤー操作:「スイッチを押しますか?」→「はい」を選択】]
[【BGMが止まる。完全無音。数秒間。】]
[首都中心部。中央タワーから、光が消える。]
[街が、一瞬だけ、静かになる。]
[そして——新しいBGMが始まる。]
[【第25章 終了。第26章へ続く。】]
マサトのその後(第26章エピローグ内のテキストログ)
国王マサトは、戦闘後に拘束された。
評議会の協議の結果、他の受刑者への影響を考慮し、国外収監が決定された。
しかし——輸送中に消息を絶った。
生死は、不明のままである。
設計メモ——残課題と次の作業
本資料(A・B・C統合版)で確定したこと
【A:マップ】全22本+サブ4本。26章構成に完全対応。章×マップ対応表を確定。
【A:敵側視点章】第7・8・11・12・18・19章はカットシーン専用(プレイヤー操作なし)。
【A:フィラ章】第24章のみプレイヤーがフィラを操作する。
【B:撃破不可廃止】全ボスでHPを0にして決着。ストーリー演出で退場。
【B:エレノア+ニア】同時戦(連戦ではない)。一定ダメージで敗走演出が自動発動。
【B:フィラ単独バトル】3連戦(10人×3グループ)。MP無限・HPは低め設定。
【B:マサト戦後】国外収監→輸送中に消息不明(生死不明のまま)。
【B:ヴェロニカ懐中時計】スイッチで実装。プラグイン不要。
【C:父ジョシュ】最後の一言「お前は、正しい」を確定。
【C:アルセリア像】英雄は人間・実在した。差別制度を作ったのは後の支配者。
【C:マサト戦】ルカの返し「誰も奪われない場所を作りたい」を確定。
次に作るべき資料の候補
【追加資料D】セリフ・台本資料(続き)
→ 優先度高:第3章・第16章(シャル戦+ゼフ重傷)・第17章(ガルツとルカの夜明け)・第22章(父ジョシュとの再会、ミラの母との再会、ゼフの告白完成)
【追加資料E】NPC台詞の完全版
→ 電波停止前後の台詞分岐を全NPCで確定する。補足資料の設計を元に整理。
【追加資料F】スキル・バランス調整メモ
→ 各ボスの具体的なHP・ATK数値の目安。MZのデータベース入力用。




