表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

第26回

この物語は、フィクションです。登場する団体や個人は、実在しません。

   また、登場する団体や個人は、実在の物と関係ありません。

この作品の著作権は、相良 凌が保有しており、このサイトの利用者に、何らの権利も与えるものでは、ありません。(要するに、読むだけにして!ということです)


第1回から、お読みになりたい方は、後書きより下にある〔闇探偵西園寺美園 第2シリーズ第1集【小説家になろうサイト内】〕と書いてあるリンクからアクセスできます(無料(通信費等除く)で、ご覧いただけます)。


  闇探偵 西園寺 美園2(26)  相良 凌      


   3 解けゆく謎(4)


「やはり、何かあると思ってましたが・・・そういうことですか・・・」

 西園寺が率直な感想を述べた。

「遺言書を見せる前に、条件が御座います。私と幸太郎様と、佳代様、それに小夜子様の四人で山分けという事で・・・お願いいたしたく存じます・・・」

 あくまでも、慇懃に述べた〔使用人〕富士田奈々子。

 小夜子が直ちに訊く。

「条件を拒否した場合は?」

「遺言書を、私の一存にて、燃やさせて頂きます・・・」

 との、慇懃であるが、強気の富士田奈々子に、

「分かりました・・・その条件を呑みましょう・・・」

 渋々応じた小夜子。

 富士田奈々子は、これまた、慇懃だが、強気に、

「確約を頂きたく存じます。有栖川家の顧問弁護士をお呼び下さい。法的に有効な書面の作成が成ったのち、遺言書をお見せいたします。」

「分かりました・・・」

 と、小夜子が言うと、小夜子は、西園寺と東山それに、幸太郎と佳代、富士田奈々子を連れ、邸内に入っていった。

 そして、小夜子は、皆を、西園寺と始めて会った、応接室に誘い、着席を促すと、自分の部屋へ向かった。

 自身の部屋へ入ると小夜子は、机の上にある電話へ向かった。

 小夜子の部屋にある電話は、古めかしいダイヤル式で、受話器の送話側と受話側が金色に光り、それをつなぐ柄は、白く輝いていた。

 さらに、付け加えるならば、電話の本体は白く輝き、ダイヤルが金色である。

 小夜子は、その電話の受話器を取り、ダイヤルした。

「プルルルル・プルルルル・プルルルル・・・」

 小夜子には、受話器の向こうから、呼び出し音だけが聞こえた。

 そんな状態しばらく続いたのち、

「ガチャ・もしもし!」

 受話器の向こうから、小夜子の耳に飛び込んで来たのは、若い女性の声であった。


第1回から、お読みになりたい方は、下の〔闇探偵西園寺美園 第2シリーズ第1集【小説家になろうサイト内】〕と書いてあるリンクからアクセスできます(無料(通信費等除く)で、ご覧いただけます)。


前作の 闇探偵 西園寺美園 第1シリーズをお読みになりたい方は、下の〔闇探偵西園寺美園 第1シリーズ第1集【小説家になろうサイト内】〕と書いてあるリンクからアクセスできます(無料(通信費等除く)で、ご覧いただけます)。


探偵の助手時代の西園寺美園も登場する、より、スケールの大きい、相良 凌 作品 特命探偵シリーズをよろしくお願いします。(下の〔【VictoryProjectWin☆特命探偵シリーズ☆】〕のリンクからアクセス出来ます)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

第1回から、ご覧になりたい方は、こちらから

闇探偵西園寺美園 第2シリーズ第1集【小説家になろうサイト内】(無料(通信費等除く)で、ご覧いただけます)


第31回以降を、ご覧になりたい方は、こちらから

闇探偵西園寺美園 第2シリーズ 第7集【小説家になろうサイト内】(無料(通信費等除く)で、ご覧いただけます)


闇探偵 西園寺美園 第1シリーズをご覧になりたい方は、こちらから

闇探偵西園寺美園 第1シリーズ第1集【小説家になろうサイト内】(無料(通信費等除く)で、ご覧いただけます)


より、スケールの大きい、相良 凌 作品

特命探偵シリーズ

をよろしくお願いします。


【VictoryProjectWin☆特命探偵シリーズ☆】←をクリックまたはタップ

(冒頭から途中までを無料(通信費等除く)で試し読み(サンプルを読む)が出来る場合もあります)
気に入ったら買ってね!


+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ