後書き〈読者の皆さまへの感謝!〉
蛍の姫君の物語は、以上となります。
彼女はこれからもさまざま悩みながら、恋に政治に活躍して行くのだと思います。
在原中将も変わることができるのかな……? そこはどうにか期待したいですね。
井筒の姫君は、どんな生き方を選ぶのでしょうか? これからのことは、すでに作者の知るところではないと思います。
数ヶ月にわたって、蛍の姫君の葛藤や決断、そこからの成長を見守ってくださった読者の皆様、本当にありがとうございました!
皆様のおかげで、作者もまた成長できたのだと感じております。
現代の流行にそぐわないようなゆっくりとした物語の展開に、古めかしい言葉遣い、それに複雑な人物関係もあって、お読みいただくのに、かなりの労力をおかけすることになりました。
ですが、本作は熱心な読者の方々に支えて頂いたことで、最終回を迎えられました。
何よりも感謝申し上げます。
皆様は、誰か好きな登場人物と出会えましたか?
二条の方のような女性とは、ぜひ一度会ってみたいですよね。
源左大臣と陸奥の方は、どんな関係になって行くのでしょうか?
三芳野の姫君は、誰よりも友人にしたい女性だと思います。
友人としてなら、桜花の方や菊花の方も魅力的でしょうか。笑いが絶えないお喋りができそうです。
けれども、実は作者は、和琴の方がほんのりお気に入りです。
複雑な悩みを解決するために勉学に励むも、型にはまりすぎて、現実と理想との断絶を深くし、新たな葛藤を生み出してしまう――
そんな自分とは、どこか無関係ではないような和琴の方には、つい愛着を持ってしまいました。
"敗者の生き方を考える"という本作の隠れたテーマとも、とても関係の深い人物なんですよね。
読者の皆様とは、また別の機会に必ずお会いしたいと思います。
次回の物語も楽しみにお待ち頂ければ幸いです。それではまた!
川合かな




