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タクシー運転手の夜話  作者: 華岡光
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70/155

case7

 「すっげぇ!ここが自殺の名所かよ。うわぁ、これ絶対撮れるよな。マジで撮ろうぜ。」


ちょうど樹海の中の国道へと入ったとたんに、後ろの若者達が騒ぎだしましてね。最初会った時には樹海の自然を見にいくとか言ってたんだけど、やっぱり違った・・と心の中で思いましたよ。彼等は流行りの心霊スポット巡りに行き、その様子を撮影して動画をそういう場所へと流すような今一つの社会問題になってるじゃないですか?不適切な動画を投稿して面白がるてやつです。私は彼等がそういう目的でここに来たんだなて思いました。


 「ねー運転手さん?ここら辺のはずなんだけど、赤い電話機がある公衆電話と、自殺者が思いとどまるための小屋一緒に探してよ?」


本当に非常識な子達だなて思って呆れましたよ。そんなの自分で歩いて探せよ・・て思いながらしぶしぶ私も車内から周りを見渡し一緒に探しました。

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