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タクシー運転手の夜話  作者: 華岡光
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60/155

case6

「変ですね?地震ですかね??」


フロントの若いやつはその奇怪な音を何かのせいに無理やりしてた感があったな。実際その時そいつの足は震えてたし。


 「ちょっとお風呂場の中から音が聞こえてますね・・」


次に支配人がそう言うと、俺ははっきりと支配人に言ってやった。


 「こんな気持ち悪い部屋に泊めて少しでも悪いと感じるなら、その風呂場の中を確認してくれ。」


俺がそう言うと支配人の生唾をゴクリと飲む音が聞こえた。やっこさんもビビってたんだろうな。きっと・・今だからお前に話せるけどよ、あの出来事の翌週にどういう事が起きたか知ってるか?まあ、その話はまた後でするか。で、話しの続きだが、支配人は俺が言った通り、その音がするバスルームのほうへ歩いていき、扉の前に立つと無言になって、俺とフロントの若いやつがいる方向を見て手招きをしだした。

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