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タクシー運転手の夜話  作者: 華岡光
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45/155

case6

腹いっぱいたらふく食べてもうお腹が苦しくなるくらいに食べたな。でさ、俺は部屋の窓側に置いてあるテーブルと椅子の方向へ行き、煙草に火を点火てぷわーと!気持ち良い食後の一服を楽しんでたんだ。


 しばらくすると妙な音が聞こえてきた。


「なんだ?話し声がするぞ?へー女性が隣に泊まってるんだな。若そうな声じゃねーか。」


すぐ隣りの部屋で声が聞こえてきて、明らかに隣てわかるんだよ。上の階の部屋もあるけど、こんな近くで声がするなんて隣の部屋しかないからな。下の部屋にしてもこんなにはっきりと聞こえないはずだから、そうこうしてるうちに部屋のインターホンが鳴ったんだ、食事の後片付けにホテルの人が来てくれてね、俺はそのスタッフに尋ねた。


 「ねーねーここの部屋の壁て薄くないか?隣の客の声が筒抜けだよ?」


そう言った瞬間、そのスタッフの顔色が変わったのを覚えている。

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