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タクシー運転手の夜話  作者: 華岡光
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case5

今から3年前の話しなんですが、あれは本当に参りましたね・・私もあの後、原因不明の高熱が3日続き本当に大変でした。その時乗ってたお客さんは知り合いの建設会社の方で私とは十年来の友人なんですけど、その方は後日、仕事中の事故で片腕がもげちゃいましてね・・


 その方の頭上で急に建設中の建物から鉄パイプが落下してきまして、右肩に直撃したらしいんですよ。で、ぐちゃぐちゃになって病院でももう片腕は手の施し用がなく、そのまま切断してしまったんです。事故現場には警察も入ったらしいんですがどうも原因がまったくわからなく。そもそも鉄パイプが落下なんかするような状況ではなかったらしいんですよ。しっかりと金具で止まってたらしいし、その周りに作業員もいなかった・・結局原因不明の事故として処理されたらしいです。会社からは見舞金は出たらしいですがね。

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