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タクシー運転手の夜話  作者: 華岡光
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13/155

case3

で、しばらく流してたら路地裏に入って、小さい集合住宅が立ち並んでる場所の前にそんなに大きくない公園があってさ。周りも人がほとんどいないし、少しくらい停めてても大丈夫かなて思ってそこに停めたんだよ。


 公園の脇の道沿いに停め、俺は妻の愛妻弁当を鞄から取るとそこでエンジン停めて食べ始めた。コンビニの弁当やラーメン屋で食うと金なんかさ軽く千円は多分からね。だからこの女房の弁当は金浮くし助かるんだ。味のほうはちょいとあれだけどね笑


 「今日の弁当は白米の上に梅干しに、おかずはウィンナー、卵焼き、レタスだけか。手抜きすぎるだろ!」


俺は女房の手抜き弁当を見ては小言を添えて食べるのが好きでね。その日も蓋を開けて小言を添えてから食べたんだよ。

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