表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
センエース  作者: 閃幽零×祝百万部
第A章 この絶望的な地獄をタイムリープで乗り越える!!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/20

4話 宝くじで楽に稼ごう!!


 4話 宝くじで楽に稼ごう!!


 手にした馬券が、ひらひらと風に揺れる。

 無価値な紙切れを見つめながら、

 俺はゆっくりとしゃがみ込み、頭を抱えた。


「くそが……マジかよ……なんでだ……第二レースの一着はシカダアークで間違っていないはずなのに……」


 しばらくうずくまったまま、俺は考え続けた。

 そこで、ふと気づく。


「――これは……もしかして、『バタフライエフェクト』ってやつか?」


 タイムリープやタイムスリップをすると、なんか色々あって過去が狂う現象。


「俺が過去に記憶を持ち込んだことで……結果が変わった?」


 もしそうなら、うざすぎる。

 競馬じゃ稼げねぇってことじゃねぇか……


「くそが……」



 ★



 所持金が0になっちまった……

 そのせいで、今回は100万円をまるまる借りなければならなくなっている。



「……めんどくせぇ」



 俺は重い足取りで、見慣れた路地裏へ入り、闇金のドアを開く。


「どうも、はじめまして。うちの利用は初めてですね」


 カウンターの向こうから、聞き覚えのある声。

 はじめましてじゃないが……と、心の中で思いつつ、


「……5万でいいんで貸してください。なるべくすぐに」


 タイムリープしているので、当然、俺の借金履歴はリセットされている。

 これほど都合のいい話があるだろうか。


 勢いのまま、前回よりも多くの店を巡り、

 最終的に101万円をかき集めることに成功する。


「……よし、これで足りる。問題はタイムリープして何をするか……」


 競馬はダメだ。

 それ以外。


 ……しばらく考えて、俺は一つの答えに行き着いた。


 ――ナンバーズ4。


 四つの数字を当てるだけの、宝くじ。

 これなら、いけるんじゃないか?

 競馬よりだいぶシンプルだし。


「1756……」


 発表されたばかりの当選番号を確認し、しっかりと頭に叩き込む。


「ストレートで118万円……」


 ――当選金額を確認しているところで、

 ふと、俺は思いつく。


「タイムリープして……そこからまたタイムリープしたら……一昨日おとといに戻れる……で、それを繰り返したら……10日前でも、1年前でもいけるんじゃ……」


 試そうと裏面へ向かい、

 ATMに金を入れようとした……が、


『一昨日へのタイムリープは不可能です』


 画面に、無機質な文字が表示される。


 どうやら、この機械じゃ、前日にしかタイムリープできないらしい。


「細かいルール、ウゼェ……」



 ★



 一晩明けてから、俺は改めて裏面にいく。

 ATMは普通に使えるようになっていた。


 そのまま101万円を入金し、確認画面の『はい』に触れる。

 視界が白く染まり――


 気づけば、俺は自分の部屋に戻っていた。

 スマホの日付は、確かに昨日を示している。

 昨日ってか……もう今日だけど。


「よし……今度こそ」


 俺は迷わず、宝くじ売り場へと足を運んだ。

 タイムリープ直後に記した手元のメモを何度も確認しながら、慎重に数字を選んでいく。


 購入を終え、あとは発表を待つだけだ。


 ★


 ――発表の瞬間。

 俺はドキドキしながら確認する。


「いけるだろ……これなら……さすがに……」


 1桁目、合っている。

 2桁目、合っている。

 3桁目――


 違う。


「……もぉ……くそがぁ……」


 スマホに表示された当選番号を何度も確認する。

 数字は間違いなく不一致。


 競馬に続いて、これも外れた。


「俺が過去にきたからって、抽選に影響って出るもんか? バタフライエフェクト、えぐすぎだろ……どういう理屈なんだよ……」


 競馬もダメ、宝くじもダメ。


 これまでの人生、色々と、ダメなことばっかりだったが、

 『タイムリープでもダメなのかよ』と、げんなりする。


「……株……いや、FXなら、どうかな……」


 円高か円安か、その二択くらいなら――


「いや……一緒か……」


 結局のところ、俺が過去に紛れ込んだ時点で、

 あらゆる未来が少しずつ書きかわってしまうんだろう。


「……ん!」


 そこでふと思いつく。


「タイムリープを『セーブ』として考えるか? 勝った時だけタイムリープせずに次の日にいって……負けたらタイムリープ……これなら、確実に稼げるんじゃね?」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
宝くじの番号まで変わるとは タイムリープ出来ても、宝くじ無理だったら、 何も出来ないな
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ