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冒険のあゆみ  作者: 大和奏時
闇の錬金術

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独りよがりと異変

Ayumitales by Souji Yamato

 夏《なつ》が終《お》わり、秋《あき》が深《ふか》まりますが‥‥相《あい》も変《か》わらず、召喚士《しょうかんし》アユミは、肉人形《アニマイド》の玩弄《がんろう》に耽《ふけ》っています。



 その肉《にく》人形《にんぎょう》とは、本物《ほんもの》の女性《じょせい》を、生《い》き人形に変《か》えた『風俗《ポルノ》ドール』で、アユミが、気《き》に入《い》ったのは『オナ子《こ》』と名《な》付《づ》けられた逸品《いっぴん》です。

 それも、オナ子は、豊満《グラマー》な絶対《ぜったい》美少女《びしょうじょ》で、至福《しふく》の名器《めいき》でもありました。


 ところが、アユミは、道具《どうぐ》でしかないオナ子を、召喚士の能力《のうりょく》で従属《じゅうぞく》させます。すると、オナ子に、異変《いへん》が起《お》きました。

 なんと、オナ子に、自律《じりつ》人格《じんかく》が芽《め》生《ば》え、動《うご》き出《だ》したのです。



 そして、アユミは、オナ子から、身《み》の上《うえ》話《ばなし》を聞《き》き出《だ》します。


 何《なん》でも、オナ子は、数《すう》百《ひゃく》年《ねん》前《まえ》の侯爵《こうしゃく》令嬢《れいじょう》で、侍女《メイド》によって、金銭《きんせん》目的《もくてき》で誘拐《ゆうかい》され、さらに、監禁《かんきん》先《さき》のダンジョンでは、悪魔《デビル》に捕獲《ほかく》されて、侍女《じじょ》(後《のち》のビチ子)と共《とも》に、肉人形へと変えられてしまったそうです。

 それで、オナ子が懇願《こんがん》します。


「わたしの仕組《システム》によれば、わたしの新《あたら》しい人格は、男性《だんせい》にとって具合《ぐあい》が良《よ》い構造《こうぞう》をしている上《うえ》に、わたしの魂《たましい》を、淫虐《いんぎゃく》するための『責《せ》め具《ぐ》』なのです。

 それと、わたしは、道具なので、不《ふ》都合《つごう》な感情《かんじょう》に欠《か》けています。

 ‥‥ですから、風俗《ふうぞく》アイテムとしては、アユミ様《さま》の御《お》役《やく》に立《た》てるはずです。

 わたしの使用《しよう》を、続《つづ》けて頂《いただ》けますか?」


「よく分《わ》からないけど‥‥オナ子という名前《なまえ》のままで良《い》いの?」


「もちろんです。この名《な》は、風俗ドールとしての証《あかし》ですから。

 それと、わたしを、あくまで道具として、活用《かつよう》してください‥‥そう扱《あつか》って頂ければ、如何《いか》なるサービスでも、ご提供《ていきょう》できますから」


「じゃあ、俺《おれ》のことを、愛《あい》してくれる?」


「それは、わたしの基本《きほん》スペックです。

 命令《めいれい》として、成立《せいりつ》しません」


「そっか‥‥愛してる!」

「わたしも、アユミ様を、愛しています」


 オナ子は、言葉《ことば》で悦《よろこ》びながらも、魂からの『哀《かな》しい涙《なみだ》』を流《なが》しました。しかし、アユミは、その涙を、恥《は》じらいからだと勘《かん》違《ちが》いしてしまいます。

 そのため、アユミは、寝室《しんしつ》で、またしても、オナ子を使用しました。平《ひら》たく言《い》えば、オナ子と合体《ドスケベ》行為《こうい》です。


 こうして、風俗アイテムこと、肉人形のオナ子が、仲間《なかま》となりました。



 それと、その日《ひ》の昼《ひる》下《さ》がり、町営《ちょうえい》娼館《しょうかん》のラウンジで、アユミは、極上美女《ごくじょうびじょ》アユマ(ハイエルフ)に、キャラクターチェンジしました。

 ほどなく、娼婦《しょうふ》のアユマが、上流娼婦《クルチザン》ユノに聞《き》きます。


「ところで、要《い》らないビチ子は、どうしようかな?」

「う~ん、売《う》るのもアリだけど‥‥町営娼館の備品《びひん》にしない?」


「じゃあ、そうしようか~☆」

「そうしましょう♪」


 斯《か》くして、ビチ子の方《ほう》は、町営娼館で、備品扱いされる事《こと》になりました。

 また、無《む》感情のビチ子は、利用客《りようきゃく》から『お手軽《てがる》で格安《かくやす》』と評判《ひょうばん》になります。



 やがて、半年《はんとし》ほどの月日《つきひ》が、流《なが》れました。

Ayumitales by Souji Yamato

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