ならず者の来訪
Ayumitales by Souji Yamato
オサーカの町が完成した翌朝‥‥町に、ならず者が涌きました。
ならず者どもは、町の広場で、屯しています。それも、どいつも、こいつも、凶悪な人相に、物騒な身なりです。
やがて、奴らが、町の代表を出せと、騒ぎ始めたので、仕方なく、召喚士アユミ(男子)が、対応します。
「何か、ご用ですか?」
「まずは、金を、よこせ!」
いきなり、中の一人、見た目が犯罪者らしきが、そう応えました。
アユミが、返答します。
「嫌です。何故ですか?」
「金が、欲しいからだよ!」
「ここに、住むのは構いませんが、お金は、自分で稼いでください」
「まじか、お前が、困るだろうが?」
「いえ、ここは、冒険者向けの住宅地ですから‥‥
皆さんが居た方が、都合が良いです」
「ん‥‥なんでだ?」
「一番、質が悪いのは、宗教権威だからです!」
「ははっ、良い町じゃねえか!」
「ありがとう」
見れば、連中の態度が、和らいでいます。
そこで、アユミは、連中との対話を始めました。
しばらく、話をすると、連中は、単なる金目当てだったようです。しかし、アユミの話で、ここに、住んでみると言います。
しかし、話が、まとまり掛けたところで、ケバケバしい化粧の『如何にもアバズレ』女が、アユミの邪魔をします。
「アタイは、お前みたいな奴、嫌いだね!」
「じゃあ、合体させて欲しい、惚れさせてみせるから」
「‥‥殺されたいのか?」
「5千コインで、どうかな?」
そう言って、アユミは、絶妙のタイミングで、アバズレ女を、優しく抱き締めました。すると、アバズレ女が、恥じらいました。
さらには、アユミが、機を逃さず、アバズレ女を、近くの空き家に連れ込みます。また、屋外では、ならず者たちが、にやにやと、ご機嫌な様子でした。
数十分後、アユミと、アバズレ女の『ジャネット』が、空き家から出て来ました。ジャネットは、ウットリとしています。
アユミが、ジャネットに、お金を渡します。
「俺の子供を、産んで欲しいから、倍の1万コインをあげる!」
アユミの言葉で、ジャネットが、赤面しながら座り込んでしまいました。
それを見て、ならず者のリーダーらしき男が言います。
「気に入った、オレの妹を、落とすなんてな!」
「だったら、盗賊ギルド長を、やってくれる?」
「良いのか?」
「よろこんで!」
「オレの名は、ジャン、よろしくな!」
斯くして、オサーカの町に、盗賊ギルドが出来ました。
しかも、いつの間にか、ジャネットが、アユミに従属していました。
ちなみに、ジャンとジャネットは、スラムの孤児で、二人が物心ついた頃から、兄妹同然に育ちました。
尚、二人には、血縁関係がありませんが、時には、肉体関係がありました。
こうして、無法者ジャネットが、仲間となりました。
Ayumitales by Souji Yamato




