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冒険のあゆみ  作者: 大和奏時
アレクサンドル子爵家
22/39

召喚士の価値

Ayumitales by Souji Yamato

 魔道まどうミトンの実家じっか『アレクサンドル子爵ししゃく屋敷やしき』での出来できごとです。



 結局けっきょく、あれから、2時間じかんは、応接おうせつしつたされています。

 ふと、召喚士しょうかんしアユミが、ミトンにいます。


「そう言えば、衛兵えいへい詰問きつもんされたとき‥‥

 冒険ぼうけんしゃカードを提示ていじすれば、かったんじゃないか?」


「冒険者カードは、あくまでも『冒険者ギルド窓口まどぐちカード』だから‥‥

 相手あいてに、失礼しつれいにしかならない」


「そっか‥‥」


 アユミは、納得なっとくしましたが、残念ざんねんそうな様子ようすです。

 そうして、あれこれはなしていると、アレクサンドル子爵ミトスがあらわれます。


 その子爵ミトスは、恰幅かっぷくの良い中年ちゅうねん男性だんせいです。

 子爵が、実娘じつじょうミトンをて、言います。


「おお、たしかに、わたしわいむすめだ」

「おとうさま、おひさしぶりです」


 再開さいかいした親子おやこは、なごんでいます。

 こうして、各自かくじ挨拶あいさつと、これまでの経緯けいいが話されました。



 しかしながら、ミトンが、アユミ(男子だんし)の従属じゅうぞくしゃになったことに、子爵ミトスは、冷静れいせい態度たいどのうえ、嫌悪けんおたぐいしめしていません。

 子爵が、アユミにげます。


「ミトンのことは、大事だいじにしてやってしい。

 これは、ちちとしてだけでなく、貴族きぞくとしてののぞみでもある」


「ミトンのことは、大事にしています」


「だったら、一向いっこうに、きにしてもらって、かまわない‥‥

 よるには、しっかりと、情事じょうじはげむが良い!」


 子爵は、至極しごく真面目まじめかたっています。

 やがて、食堂しょくどうほうで、夕食ゆうしょく準備じゅんびととのったことが告げられました。



 アレクサンドル子爵()の夕食は、オサーカのやかたのものよりも、残念ざんねんながら簡素かんそです。しかし、にく料理りょうり中心ちゅうしんのため、蛮族ばんぞく戦士せんしウルガが満足まんぞくしています。

 しばらく、アユミが、食事しょくじると、子爵ミトスが話しけてます。


「ところで、アユミ殿どの、私の長女ちょうじょ『ヘレン』にも、たねけしてくれないか?」

「え‥‥」


「ヘレンは、あとぎだ。優秀ゆうしゅう子孫しそんを、ませたい!」

「あの、おれなんかで?」


きみは、召喚士という貴重きちょうクラスの価値かちが、かっていないのか?

 それは、どうあれ、ヘレンは、処女しょじょだとおもうのだが。

 ‥‥君が望めば、どんな変態へんたいハレンチ行為こういをしても構わない。

 無論むろん今後こんごは、この屋敷をおとずれるたびに、ヘレンをはらませても良いのだ」


「‥‥」


 あまりのことに、アユミ(18さい)が沈黙ちんもくしました。見れば、子爵の令嬢れいじょう『ヘレン』(清楚せいそ美女びじょ22才)が、赤面せきめんしながら、じらいふるえています。

 子爵ミトスがつづけます。


「しかし、ヘレンは、6才ほど年下とししたの『伯爵はくしゃく家の5なん』と婚約こんやくしているが‥‥

 ――相手が、成人せいじんするまえで、良かった。

 そのはなしは、丁重ていちょうに‥‥金品きんぴんをもって、おことわりする。

 ただし、アユミ殿、ヘレンは跡継ぎだ。従属させないでいただきたい!」


「わかりました」


 アユミは、れながら、話を承諾しょうだくしました。

 一方いっぽうのヘレンは、恥じらいなみだぐみながら、うつむいてしまいます。



 こうして、召喚士アユミは、子爵令嬢ヘレンとづくりをする事となりました。

Ayumitales by Souji Yamato

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