↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冒険のあゆみ  作者: 大和奏時
女性の過去

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/39

本物の気持ちと本当の身体

Ayumitales by Souji Yamato

 午後《ごご》3時《じ》になると、寝室《しんしつ》で全裸《ぜんら》気絶《きぜつ》していた理学《りがく》博士《はくし》『江戸前《えどまえ》彩香《あやか》』が、高校《こうこう》制服《せいふく》を着《き》てから、リビングを訪《おとず》れました。



 リビングでは、召喚士《しょうかんし》アユミ(男子《だんし》)と、仲間《なかま》たち(全員《ぜんいん》女性《じょせい》)が、お茶《ちゃ》とスウィーツをしています。

 もちろん、彩香の分《ぶん》のスウィーツも、用意《ようい》されていました。早速《さっそく》、彩香が、アユミに問《と》います。


「アユミ君《くん》、私《わたし》が、悶絶《もんぜつ》失神《しっしん》した後《あと》も‥‥合体《エロ》した?」

「してませんよ」


「変《へん》ね、夢《ゆめ》にまで見《み》るなんて、初《はじ》めてだったからかな?」

「そうですね」


 アユミは、自分《じぶん》のことを、彩香が、夢にまで見たことを、喜《よろこ》んでいます。

 彩香は、続《つづ》けざまに、告知《こくち》します。


「命中《めいちゅう》してたわよ」

「え‥‥命中って?」


「私、アユミ君との初めてで、妊娠《にんしん》したから」

「‥‥ありがとう!」


 そう言《い》って、アユミは、彩香を抱《だ》き締《し》めました。彩香は、柄《がら》にもなく、無言《むごん》のまま、赤面《せきめん》しています。

 周囲《しゅうい》では、仲間たちが、素敵《スケベ》な笑顔《スマイル》で、拍手《はくしゅ》喝采《かっさい》です。



 数分《すうふん》後《ご》、やっと、アユミの抱擁《ほうよう》から解放《かいほう》されても‥‥彩香は、照《て》れています。

 やがて、彩香は、呼吸《こきゅう》を整《ととの》えてから、説明《せつめい》をします。


「アユミ君との受精《じゅせい》卵《らん》は、システム領域《りょういき》『副《ふく》子宮《しきゅう》』に移《うつ》したから。

 ――副子宮は、255個《こ》ほど準備《じゅんび》してある。

 皆《みんな》も、副子宮を、255個まで実装《じっそう》できるからね。

 もちろん、男《おとこ》のアユミ君は、無理《むり》だけど」


「副子宮を使《つか》うと、なにか、良《い》いことがあるの?」


 戦士《せんし》グロリア(妊娠2週目《しゅうめ》)が、そう問《と》いました。

 彩香が、それに答《こた》えます。


「お腹《なか》が、大《おお》きくならない事《こと》と、妊娠中(ちゅう)でも、戦闘《せんとう》参加《さんか》できる。

 ――安全《あんぜん》に、妊娠を、維持《いじ》できるわけ。

 無論《むろん》、胎児《たいじ》を、お腹に戻《もど》して、お腹を大きくしてみることも出来《でき》る。

 そのうえ、同時《どうじ》に、複数《ふくすう》回《かい》の妊娠が可能《かのう》になる」


「この能力《のうりょく》、商売《しょうばい》で使ったら、ぼろ儲《もう》けね♡」


 盗賊《とうぞく》キャロル(元《もと》娼婦《しょうふ》、同《おな》じく妊娠2週目)が、そう呟《つぶや》きました。

 一方《いっぽう》で、グロリアが、まだ戦《たたか》えると、歓喜《かんき》しています。



 程《ほど》なくして、彩香は、システムを操作《そうさ》し始《はじ》めます。すると、彩香の髪《かみ》が、ロングから、肩《かた》までのミディアムヘアに変《か》わりました。それに、バストが‥‥貧乳(Aカップ)から、弩貧乳《まったいら》に変わっています。もちろん、肉体《にくたい》年齢《ねんれい》は、18才《さい》のままです。

 彩香が、恥《は》ずかしそうに、アユミに言います。


「私‥‥自分の身体《からだ》でも、アユミ君の子供《こども》が欲《ほ》しい‥‥」

「良いですよ」


 アユミは、彩香の髪を撫《な》でながら、そう答えました。彩香が、微《かす》かに恥じらいながら、うっとりとしています。

 やがて、二人《ふたり》は、寝室へと向《む》かいました。



 ところが、数十分(じゅっぷん)後《ご》、またも‥‥アユミだけが、戻《もど》って来《き》ました。

 治癒《ちゆ》士《し》ミトンが聞《き》きます。


「もしかして、またですか‥‥?」

「彩香さんの方《ほう》が、前《まえ》の身体『優香《ゆうか》さん』より名器《めいき》で、今回《こんかい》も気絶した」


「妊活《エッチ》の方は?」

「完了《フィニッシュ》できた」


 そう答えながら、アユミは、何《なに》やら、幸《しあわ》せそうです。

 ミトンは、呆《あき》れながらも、アユミの幸せを、嬉《うれ》しそうにしています。



 おかげ様《さま》で、彩香は、夕食《ゆうしょく》を2時間《じかん》遅《おく》れで、摂《と》ることになりました。

Ayumitales by Souji Yamato

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。