本物の気持ちと本当の身体
Ayumitales by Souji Yamato
午後3時になると、寝室で全裸気絶していた理学博士『江戸前彩香』が、高校制服を着てから、リビングを訪れました。
リビングでは、召喚士アユミ(男子)と、仲間たち(全員女性)が、お茶とスウィーツをしています。
もちろん、彩香の分のスウィーツも、用意されていました。早速、彩香が、アユミに問います。
「アユミ君、私が、悶絶失神した後も‥‥合体した?」
「してませんよ」
「変ね、夢にまで見るなんて、初めてだったからかな?」
「そうですね」
アユミは、自分のことを、彩香が、夢にまで見たことを、喜んでいます。
彩香は、続けざまに、告知します。
「命中してたわよ」
「え‥‥命中って?」
「私、アユミ君との初めてで、妊娠したから」
「‥‥ありがとう!」
そう言って、アユミは、彩香を抱き締めました。彩香は、柄にもなく、無言のまま、赤面しています。
周囲では、仲間たちが、素敵な笑顔で、拍手喝采です。
数分後、やっと、アユミの抱擁から解放されても‥‥彩香は、照れています。
やがて、彩香は、呼吸を整えてから、説明をします。
「アユミ君との受精卵は、システム領域『副子宮』に移したから。
――副子宮は、255個ほど準備してある。
皆も、副子宮を、255個まで実装できるからね。
もちろん、男のアユミ君は、無理だけど」
「副子宮を使うと、なにか、良いことがあるの?」
戦士グロリア(妊娠2週目)が、そう問いました。
彩香が、それに答えます。
「お腹が、大きくならない事と、妊娠中でも、戦闘参加できる。
――安全に、妊娠を、維持できるわけ。
無論、胎児を、お腹に戻して、お腹を大きくしてみることも出来る。
そのうえ、同時に、複数回の妊娠が可能になる」
「この能力、商売で使ったら、ぼろ儲けね♡」
盗賊キャロル(元娼婦、同じく妊娠2週目)が、そう呟きました。
一方で、グロリアが、まだ戦えると、歓喜しています。
程なくして、彩香は、システムを操作し始めます。すると、彩香の髪が、ロングから、肩までのミディアムヘアに変わりました。それに、バストが‥‥貧乳から、弩貧乳に変わっています。もちろん、肉体年齢は、18才のままです。
彩香が、恥ずかしそうに、アユミに言います。
「私‥‥自分の身体でも、アユミ君の子供が欲しい‥‥」
「良いですよ」
アユミは、彩香の髪を撫でながら、そう答えました。彩香が、微かに恥じらいながら、うっとりとしています。
やがて、二人は、寝室へと向かいました。
ところが、数十分後、またも‥‥アユミだけが、戻って来ました。
治癒士ミトンが聞きます。
「もしかして、またですか‥‥?」
「彩香さんの方が、前の身体『優香さん』より名器で、今回も気絶した」
「妊活の方は?」
「完了できた」
そう答えながら、アユミは、何やら、幸せそうです。
ミトンは、呆れながらも、アユミの幸せを、嬉しそうにしています。
おかげ様で、彩香は、夕食を2時間遅れで、摂ることになりました。
Ayumitales by Souji Yamato




