いつか秘密に変わるまで
Ayumitales by Souji Yamato
西暦2020年4月1日(水)夢幻世界のシステム空間――
召喚士アユミの想い人『江戸前優香(故人)』の実母‥‥彩香(年増美女、50才、弩貧乳)が、気付くと、そこは、白い空間でした。
アユミの個人システムの擬人体『シス子さん(絶対美女)』が告げます。
「貴女は、わたしの主が『性欲を満たすのに相応しい相手』として‥‥
異世界拉致されました」
「そうなんだ‥‥」
「驚きませんね?」
「驚いたら、状況が変わる?」
「変わりません」
彩香は、現状に対して、余りにも平然としています。
シス子さんは、続けます。
「これから、貴女の肉体を、魔改造します。
――わたしの『主の願望』を可能な限り【貴女の肉体】に実装します。
その代わり『貴女の願望』を可能な限り【貴女の能力】として実装します。
了承しますか?」
「断っても、結果は、同じでしょ?」
「はい」
「じゃあ、了解!」
「えっ‥‥」
なんだか、シス子さんの方が、怖気付いています。
ですが、シス子さんは、気を取り直して、彩香の全身を、光で包みました。
程なくして、彩香の全身から、光が消えたとき、彩香の姿は、生前の江戸前優香に変わっています。長い髪や服装(学生服)まで、同じです。
いまや、彩香の外見は、18才で、いかにも大和撫子な絶対美少女(ただし貧乳)になりました。シス子さんが告げます。
「貴女の肉体は、外見が『貴女の実娘』に変わりました。
――ただし、遺伝子とやらは、ほとんど、拉致前の貴女です。
服装は、八幡高校とやらの女子制服ですね。
どうですか?」
「自分の姿が見たい」
「どうぞ」
シス子さんは、今の彩香の姿を、空中にウインドウ表示しました。
彩香が、落涙しながら言います。
「ありがとう‥‥」
「これで、良かったのですか?」
「‥‥はい」
彩香は、涙ながらに、感動しています。
さらに、シス子さんが、告げます。
「それで、今後の貴女の主人ですが‥‥」
「逢坂歩くんでしょ? なんとなく、分かります」
「そうです」
「じゃあ、私を、歩くんに、もらって頂きます!」
彩香は、涙目のまま、微笑みながら応えました。
また、知っての通り、逢坂歩とは、召喚士アユミ・オサーカの本名です。
その後、彩香は、自身の個人システムを、駆使しはじめました。
彩香が呟きます。
「まるで、自分に、スパコンが実装されてるみたい‥‥
‥‥ん?
優香ちゃんは、どこかの世界に、転生済みか‥‥可愛い赤ちゃんね♡
こちらから、話し掛けるのは、無理か‥‥
それで、歩くんの方は‥‥
‥‥あ、イケメン化してる。
地球の様子は‥‥
アメリカの技術開発‥‥目から鱗のAI理論ね♪」
なんだか、彩香は、楽しそうです。
それを見て、シス子さんが、安堵しています。
密かに、理学博士『江戸前彩香』が、召喚士アユミに従属しました。
Ayumitales by Souji Yamato




