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冒険のあゆみ  作者: 大和奏時
夢のマイホーム

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システムという祝福

Ayumitales by Souji Yamato

 あれから、五日《いつか》間《かん》‥‥



 新《あら》たな従属《じゅうぞく》者《しゃ》『戦士《せんし》グロリア(処女《しょじょ》38才《さい》)と盗賊《とうぞく》キャロル(元《もと》娼婦《しょうふ》41才)』が仲間《なかま》になってから、召喚士《しょうかんし》アユミ(美《び》男子《だんし》18才)は、職能《クラス》(召喚士)の特典《とくてん》(合体《エッチ》による才能《さいのう》継承《けいしょう》)を目当《めあて》に、ひたすら子《こ》作《づく》りに励《はげ》んでいます。


 しかも、アユミは、妊活《にんかつ》(親子《おやこ》ほど年《とし》が離《はな》れた年上《としうえ》相手《あいて》)を堪能《たんのう》しました。そのため、回復《かいふく》手段《しゅだん》『スキルと魔法《まほう》やポーション』を駆使《くし》しまくります。

 おかげで、初心《うぶ》なグロリアにとっては、恥《は》じらい阿鼻《あび》叫喚《きょうかん》の日々(ひび)でした。


 ですが、アユミは、武術《ぶじゅつ》の実力《じつりょく》が、準《じゅん》『剣聖《けんせい》』級《きゅう》にまで上達《じょうたつ》します。また、盗賊の技量《ぎりょう》も、上級《じょうきゅう》にまで上《あ》がりました。

 おまけに、元娼婦キャロルの影響《えいきょう》で、性技《エロ》系《けい》スキルが充実《じゅうじつ》しました。


 それと、恥ずかしながら、年増《としま》の二人《ふたり》‥‥もとい、グロリアも、キャロルも、第《だい》1週目《しゅうめ》ですが『予《かね》てからの希望《きぼう》』通《どお》り、アユミの子供《こども》を妊娠《にんしん》しています。



 西暦《せいれき》2020年《ねん》3月《がつ》28日《にち》(土《ど》)異《い》世界《せかい》『カレイドの町《まち》』早朝《そうちょう》――


 アユミが目《め》覚《ざ》めると、そこは、謎《なぞ》の白《しろ》い空間《くうかん》です。

 突然《とつぜん》、システム音声《おんせい》(シス子《こ》さん)が告《つ》げます。


『召喚士アユミが、ホーム「オサーカの館《やかた》」の所有《しょゆう》者になりました。

 ――立地《りっち》は、モルフィン神殿《しんでん》の跡地《あとち》です。

 尚《なお》、従属者たち女性《じょせい》5名《めい》は、現在《げんざい》、待機《スタンバイ》スロットでカード状態《じょうたい》です。

 それでは、移動《いどう》します』


 アユミが気《き》付《づ》けば‥‥見《み》知《し》らぬ豪邸《ごうてい》の前庭《ぜんてい》に居《い》ます。

 見《み》渡《わた》せば、この豪邸は、100メートル四方《しほう》の塀《へい》に囲《かこ》まれていました。


『このホームは、存在《そんざい》自体《じたい》がシステムです。

 ――従属者か、許可《きょか》された者《もの》しか、入場《にゅうじょう》できません。

 また、大型《おおがた》収納《ストレージ》である倉庫《コンテナ》スペースを有《ゆう》します。

 尚、畑《はたけ》などは、設置《せっち》物《ぶつ》扱《あつか》いです』


「設置物って、ゲームでも無《な》いのに‥‥?」


『そもそも、アユミの個人《こじん》システムは、祝福《しゅくふく》が形式《けいしき》を得《え》たものです。

 ――このホームも、その一環《いっかん》です。

 難《むずか》しく、考《かんが》える必要《ひつよう》はありません。

 しかも、この祝福は、アユミが成長《せいちょう》すれば、増加《ぞうか》します』


「そうなんだ‥‥」


 アユミが、感嘆《かんたん》しました。

 ともあれ、彼《かれ》は、ホームの彼方《あち》此方《こち》を、興味《きょうみ》津々(しんしん)で、見《み》て回《まわ》ります。



 やがて、朝《あさ》7時《じ》になると、アユミは、食事《しょくじ》を摂《と》ることにします。それなので、女性従属者たち全員《ぜんいん》を、喚起《かんき》‥‥待機《たいき》スロットから実体《じったい》化《か》しました。

 また、朝食《ちょうしょく》は、ベンダーシステムで、簡単《かんたん》に購入《こうにゅう》できます。


 取《とり》敢《あ》えず、全員分(ぶん)『6人《にん》前《まえ》』を購入します。すると、食堂《しょくどう》のテーブルに、自動《じどう》で、食事が並《なら》びました。

 魔道《まどう》士《し》ミトンが、感嘆しながら、意見《いけん》を述《の》べます。


「これで、並《なみ》‥‥上物《じょうもの》の間《ま》違《ちが》いじゃないの?」

「そうですよね」


 治癒《ちゆ》士《し》セシルが、満足《まんぞく》そうにしながら、その意見に同意《どうい》しました。

 蛮族《ばんぞく》戦士ウルガが、食《た》べながら言《い》い放《はな》ちます。


「うまいぞ!」

「美《お》味《い》しい!」


 見れば、グロリアも、料理《りょうり》を食べ始《はじ》めています。

 キャロルが、悪戯《いたずら》っぽく呟《つぶや》きます。


「ワインの御《お》替《かわ》りは、有料《ゆうりょう》だけどね」

「ボトルを追加《ついか》します」


 アユミが、そうキャロルを気《き》づかい、ワインを注文《ちゅうもん》しました。

 それと、ウルガとグロリアが、食欲《しょくよく》旺盛《おうせい》に、料理を追加しています。



 斯《か》くして、召喚士アユミは、住居《じゅうきょ》拠点《きょてん》を手《て》に入《い》れました。

Ayumitales by Souji Yamato

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