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パンプスとレンガの小径
パンプスは思った以上に歩きにくかった
普段はスニーカーなのであまり気にしていなかったが
敷かれたレンガにかなり足を取られそうになる
それでもゆうは
はやる気持ちをおさえられず小走りになる
赤い屋根はもう目の前だ
カランカラン
ゆう
「おはよう、おじさん!」
パン屋
「いらっしゃい、きたね」
高瀬
「ゆうさん、おはようございます」
ゆう
「あ、お、おはようございます」
パン屋のおじさんは
最近すぐに厨房にもどる
ゆう
「メロンパン、メロンパンは…と
あ、あった
あれ?なんか今日こっちに置いてるんだ…」
パン屋
「ああ、この前の新作好評でね
ブラックペッパーのほう」
(あ、わたしが食べれないかもしれない方ね笑)
高瀬
「あれほんとおいしかったです…笑」
イタズラな目をゆうに向けた
でた…あの目笑
高瀬
「僕も今日はメロンパンだ」
ゆう
「高瀬さん、今日もですよね?」
高瀬
「まあそうだけどね
今日は絶対なんだ」
ゆう
「じゃあ一緒に食べましょう
いつものベンチで!」
高瀬の目的はわからないまま
二人でお店を出た
公園を歩く足はいつもよりゆっくりだ
レンガの小径もこの速度ならなんの問題もない
これを高瀬がわかって合わせてくれているとしたら…
やっぱりこの男は侮れない笑
高瀬
「あそこに座りましょう」
二人はいつもより少し公園の中央
噴水の目の前のベンチに座った




