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迎えること~帰還への祝祭~
反動が還ってくる
押し返す力もない
押し返すには気持ちが足りない
力も足りない
足りないだらけすぎて
腕は重たく持ち上げる方法もない
何よりも反動が還ることは知っていた
知っていても備えるものがなかった
備蓄も気力も削がれ
自身でも殺いでしまった
全て決断したのは自身
受け止めることは唯一の対処で
唯一出来ることだとった
一応の伸ばした腕は柔く
砕かれることを知りながら
差し出せる代償と贖罪
こんな荒廃した荒れ地にしか
道をしらない何かに
ごめん、と謝る
ありがとうと呟く
こんな場所でも還ることを選んでくれたことに
大いなる感謝を伝えたい




