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6話 スイとワザト
人外、妖狐と呼ばれたり、天狐と称する集団は問題児が収容される四室を監視する。
全くこちらを怖がらず、サボタージュをするか行き過ぎた刑罰を加える――「祟」。憑坐として設定した餓鬼にしては異質すぎた。
封じた悪神を食い、我がものとしてしまったからだ。
しばし周りにも悪影響を与え、帰って来る。そうして悪びれずに嗤う。
同じ牢獄にいる従順な機械のように任務を遂行しつつ、悪神と密接化した「態」。
何を考えているのか、分からないが……多少感情はあるようだ。たまに減らず口を叩くだけだ。それ以外は喋らない。
その問題児、二人は会話はするが喧嘩もしない。ある意味平和ではあるが、施設最大の危険因子であった。
悪るさをした神も強力で、他の餓鬼は受け入れただけで崩壊したのだから。
狐たちは暇を持て余しながら、彼らを見やる。
お上は全く何を考えているのやら。
「ねえ、ワザト。獣どもを食べたらどんな味がすると思う」
「さあ、まずそうだ」
「私は美味しいと思うけど。きっと君のお友達もそう言うよ」
「スイは悪食だな」
「ははは! 光栄に預かり! ってやつだね」




