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1.像は像

初めて書く作品です。

面白くなかったら、ハズレ作品だったなーと思ってください。


園児の頃から遊ぶようになっていた彼女は目は大きく、まぶたもくっきり、まつ毛も長く、髪も綺麗に靡いた美しい容姿だ。そんな彼女は高校生になっても、その像が衰えることなく理想的に見える。4月の桜舞う入学式で新入生代表スピーチをする彼女、沢口かおりは新入生の中で高嶺の花となった。


牛田「やったな旭殿!沢口氏同じクラスでござるぞ、これは目の保養目の保養。」

この特徴的な瓶底メガネみたいなのをかけた変態が牛田正和。入学式後のクラス振り分けで席が隣だっただけかと思いきや、会話中に出た"今期アニメ"というワードからオタク同士意気投合した仲のクラスメイトである。


旭「お前って2次元だけじゃなく3次元でも興奮するタイプだったのかよ。」


牛田「そりゃあんな可愛ければ誰だってそうなるでござる。てか旭殿は沢口氏と幼馴染だったんだっけか?昔から目が保養できて羨ましい限りでござるよ。」


旭「お前は何も分かってない、たしかに高嶺の花としての像は確立しつつあるが、像は像なんだ。俺はもちろん彼女と交流はあるが、ぜったい的な理由から彼女には近寄りたくない。」


牛田「まぁ確かにキリッとしてて近寄りがたい面もあるけど、むしろご褒美でござらぬか?そんなぜったいだなんて酷いでござるよ。」


旭「そんなご褒美だなんて感じるのなら話しかけてみてこいよ。高嶺の花だからかまだ話しかけに行ってるやつ全然現れないから最初に話しかけに行った勇者になれよ。悪いやつではないから。」


牛田「拙者は勇者ではないが、旭殿の意見を汲み取って話しかけてみてもいいかもでござるな。」鼻を荒げながら、彼は彼女の元に向かった。


牛田「拙者の趣向の話で申し訳ないでござるが、沢口氏と一興をまみえ、お話ししたいでござる。」


かおり「ありがと、一旦廊下で話そっか//」

彼女はいざ話しかけられたらモジモジとしていた。


かおりと牛田は廊下に出たその数分後、廊下で爆音が聞こえた。


牛田「ブフォオォォォ!!!」

彼は勇者ではなく豚になった。荒げていた鼻が更に大きくなった。

それは彼女の小さな口から放たれる激臭が原因であろう。


旭「かおり、まだ治ってないのか?」


かおり「だって普通に歯を磨いてるはずなのに、解決してないって言われるから、私もどうしていいか分からないんだよ。」


そう、彼女は口が臭い。普段はマスクをつけて大量のミンティアを常備して誤魔化してはいるが、なんせ牛田だ。入学してから鼻息の荒さは既に俺の中での定番になっていた。


牛田「どういうことでござるか?ミントの中に紛れている強い臭いは沢口氏のモノでござるのか?」


かおり「っっっっ//////」

かおりは入学早々高校生活の終わりを迎える目をしていた。


旭「牛田、お前さ、この事は内緒にしような。お前はきっと人の数倍鼻が良いんだ。かおりだってせめてもの抵抗のエチケットはしている。正直俺はお前にもこの悩みを共有できて嬉しいと思っている。」


牛田「旭殿ってしれっと口が強いでござるな。臭くはないけど。」


旭(比較対象がおかしい、そもそも比較するな。)


かおり「チョッ!!ちょっと会話聞こえちゃうって、ホントに学園生活終わっちゃうって。周り少しこっち見てるじゃん!」


旭「まぁすまない。てか高校生活どう潜り抜けるんだお前?こんな注目を浴びながらその口臭とどう付き合ってくんだ?口臭が彼氏だから付き合ってるのか?」


牛田「別ベクトルの口撃力でござるな」


かおり「やかましいよ。てかそんな言いがかり付けるなら、治すの手伝ってよ!」


旭「そっか、クラスの人にかたっぱしから聞いて改善策を聞くか。」


かおり「ちがーう、そんなの鬼畜よ鬼畜。私の高校生活しっかりと終わらせにいきたいの?もっと別の案あるでしょ。」


牛田「まぁとりあえずお二方落ち着つくでござる。息が荒いでござるよ。」


旭(お前にだけは言われたくないわ。)


牛田「拙者に提案があるのだが、聞いてくれるでござるか?」

好評だったり、気が向いたら2話目を投稿します。

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