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そして私は~クラスメイトと~

まばらに席についている人の中に、先ほどのエルフと少年がいた。

少年はこちらに気がつかず、エルフの子は、こっちを向いて挨拶してきた。

入学式で他大陸との交流で、入学してくる子がいたって聞いてたけど。

そんな子見てないような・・・・・・寝てたか。

そんなことをぼんやりと考えながら、黒板の前に書かれている自分の席に座る。

何もすることがないので、周りの観察をしておこう。

席が埋まってきているのだが、心持ち少年の周りは、離れている。

少年は、積極的に周囲に話しかけているがあの力を見せつけた後では、脅しにしかならないだろう。

それに気づかず、まるでお前の物は俺の物のような笑顔を向けられたら、気後れしてしまうのは当たり前だ。こちらとしてもできればそんな人に関わりたくないのだが、無理子もしれないな。

そんなわけで転生後一発目のホームルームは普通に始まった。

このあと自己紹介もしていくのだが、あの少年はとんでもない爆弾だったことがわかった。

王族、つまり親戚。なんでなのかは後にしておくとしてどうやら私を探しに来たらしい。

言ってたのが同い年の姉を探しに来ただからね。

嫁にするとかなんとか言ってたけど、絶対にあれは無理だ。

俺様主義の傍若無人が何を持って、王になれるだのなんだのと考えているのだろうか?

明らかにクーデタ路線まっしぐらだろう。




そんなんつまらないこと考えながら、昼過ぎに解散となった。

私はまだ荷造解きを終えていないので、寮の方へ行こうとしたのだが、

「おい、聞こえているのか?僕に話しかけられることは名誉な事なんだぞ」

平和ボケさんが話しかけてきた。

「大変申し訳ありません、私は急いでいるので」

そう言ってさっさと逃げ出すことにした。

平和ボケが何か言っているが知らない。

そう思ったら追いつかれていた、

「僕は、この国の三男なんだぞ。貴様はわかっているのか?!」

目の前の人間が、王族なのだそうだ。

「申し訳ありません、私の家系は王族と関係を持つとロクなことにならないので」

そう言っても、

「僕の言うことが聞けないのか?!」

「そう言われましても、あなたはまだ王位継承権を持っているだけなのではないのですか?」

「そんなことはない僕が兄や姉上たちに負けていない。そう僕は王になるために生まれてきたんだ」

何やら自己完結しているので今度こそ無視して、寮へといそいだ。




寮の自分の部屋を開ける。

もう一人いた、この三つ指ついている人が私の同居人のようだ。

「おかえりなさい、同胞。いいえ屍人同士仲良くしましょうというべきかしら?」

何を言っているんだこの人は?

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