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綺麗な帽子のお客様
まだまだ暑くて、外を歩くと全身が溶けてしまいそうになるけれど、
そんな日でも、お客様はこのお店に足を運んでくださいます。
「こんにちは~。」
本日のお客様は、大きくて綺麗に編まれた麦わら帽子を被られていて、
涼し気で、暑い太陽の光から身を守ってくれそうな、
頼りがいのあるもののようでした。
お客様に気がついたきいちゃんが、明るく声を掛けられる。
「あら、お客様!
そのお帽子、とっても美しい作りですね。
それに、こんな夏の日に超ぴったりですね!」
声を掛けてもらって、お客様はパッと元気な笑顔になられた。
「あの、これ。友人が職人志望で。
練習がてら、作った帽子をくれたんです。」
「え、すごい!もう、売り物じゃないですか。
私、手先が器用じゃないから、こんなの出来ちゃうなんて羨ましすぎます!」
その話を聞いたお客様は、友人を褒めてもらって、
自身が褒められたわけではないにもかかわらず、嬉しそうにされたのでした。




