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一杯、いかが?  作者: 気まぐれメイ


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お母さんが休日出勤しちゃったお客様

本日のお客様は、足を宙でプラプラさせながら椅子に座って、

マスターや従業員の人たちと一緒に、お喋りを楽しまれていました。


「いつもはね、私が学校お休みの日には、

お母さんもお仕事がお休みだったの。

だけどね、今日はどうしてもお仕事に行かないといけないんだって。」

お客様は平然とそうおっしゃったけれど、

従業員の一人は気の毒に思って、お客様に声を掛ける。


「それは寂しいね。

きっとお母さんも、お仕事が今は忙しいんだね。」

恐る恐る、お客様の方を見てみると、

そこまで寂しそうにされている様子はなく、

むしろケロッとされていた。


従業員の一人が不思議に思っていると、

お客様が口を開かれた。

「でもね。

ここに来たら、いっぱいみんながおしゃべりをしてくれるから、

前みたいに寂しくはならないの!」

そう言ったお客様の表情は、とても活き活きとされていたのでした。

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