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プール帰りのお客様
「こんにちはー!」
「いやー、外暑すぎ」
「店内めっちゃ涼しい~」
皆でわいわい言いながら、入ってこられたのは、
如何にも元気な女の子たちだった。
「いらっしゃいませ~」
従業員の一人が、皆様を席に案内すると、
大きな荷物たちを下ろして、ふーっと大きく息をついている。
「ねー、どれにする?」
「やっぱ、冷たいものは欲しいよね!」
「てか待って、まだ髪の毛乾いてないんだけど⁉」
「あー、プールにドライヤーとかないもんね(笑)」
なんて言いながら、わいわい賑やかに、おしゃべりをして楽しそうだ。
「あの方たち、プール帰りに寄ってくれたんですね。」
従業員が、マスターにそっと話しかけると、
マスターはまぶしそうに、お客様方を眺めていた。
「ああやって、些細なことで楽しく騒いで、
おしゃべりができるのは、若いうちだけの特権だよ。」
そう言って、マスターはお客様方の笑い声をBGM代わりに、
再び仕事を頑張り始めたのでした。




