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おこぼれに預かります  作者: すみ 小桜


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12/101

―12―危機回避

 まずは自己紹介から。


 『僕はレイスの聖史まさしだよ。……たぶん』


 様子を伺っていると、眉間にしわを作っちゃったよ。


 「たぶんって何よ……」


 『ちょっと前に少し戻った記憶だから……』


 でも自信がなくなっちゃたよ!


 それもお姉さんのせいだからね!


 『お姉さんの言う通り、転生の記憶もあるんだけど……』


 それを言ったらお姉さん、目を大きく開いたよ。


 やばいかな? 奥の手くるかな?


 「ではあなた様は……」


 うん? 様?


 「勇者様ですね!」


 うん? 勇者? えー! なんでそうなるの?


 転生者だと襲っておいて……。


 もしかしてこのお姉さん、思い込みが激しい方なのでは……。


 ま、いいか。これ以上襲ってこないようだし。


 危機回避できたいみたい!

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