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緑中の光  作者: いとい・ひだまり
第一章 君と共に

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第六話 なつき

「なつき」

「ん?」

 無邪気に私を振り返る彼。


「なつき」

「なにー?」

 眠そうに机に突っ伏したまま顔をこちらに向ける彼。


「なーつき」

「なんだよ、きみつき」

 笑って、じゃれてくる彼。


 いつも、少し嬉しそうに彼の周りの景色が跳ねた。可愛くて、愛しくて。私も嬉しかった。

 ただそれだけだった。本当ならそれだけでいい筈なんだ。それだけで、ありがとうと思えるのに。


 どうしたらいい。

 私に纏わり付くこの狐を。どう払い除けたら……。


 あぁ駄目だ、悩んでいては。狐の美味しい餌になってはやらない。べったりと憑いているこの狐を祓う方法を、考えなくては。

 もっと気をしっかり持たなくてはならない。私がワタシにならないように。


 ……ただ、きっと狐を祓ってしまえば私は正気を取り戻して、なつきの側にいられなくなる。それでもいいんだろうか。彼と別れて、その後どうする? なつきは……悲しむだろうか。

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