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飽きない日々を求めて ~異世界で最強になってみた~  作者: 夢幻
6章 僕はもっと強くなる(アルカ~ノーゼン)
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魔法剣………え、剣じゃない?

結局7時超えました…。すみません。

 奴隷を買い奴隷の世話をさせるということに決まったが、そうなると教育場所、つまり拠点が必要となる。まあ、手狭になるから邪魔ということもあるけど。むしろそっちの方が大きいけど。

 僕は転移ができるし、レベルアップの効果でメンバー(最大10人)を指定して一緒に飛ぶことも出来るようになった。まだ行ったことない所へは飛べないけどインターバルもなくなっている。それでも、奴隷を一緒に連れて行くのはしんどいしめんどくさい。2、3回は繰り返さないといけないしな。


 ただ、拠点を作るならいい町に建てたいと思うのは常識である。不便な所で住むよりも快適な所で住みたいと考えるのは人間の性だろう。

 ならということで安着に思いつくのは王都であるトレイル。流石に王都が利便性に欠けたところだと魔界の感覚を伺いたくなるもんだ。


 ということで次にトレイルに行くことになったが、やりたいことが出来たので一日とどまることにした。


 やりたいことっていうのは魔道具製作である。前に魔導具云々のくだりはしたと思うが、今回は単なる魔道具だと思う。そして作るものだが、魔法剣である。


 ここで、魔剣と魔法剣の違いについて説明しよう。

 魔法剣とは、剣に魔法陣などの細工を施したもので、剣に様々な効果を載せることが出来る。今のところ主流は剣に火属性などの属性を持たせることや、1つの魔法陣を描くことでその魔法を無詠唱のように使う、といったものである。

 剣には細工の許容量があり、それを超えると剣が破損したり、効果が暴発したりとバッドステータスになってしまうのだ。なので、よい剣に施すが基本である。まあ、練習用で作ったものが町で売られてたりするので、珍しいものではあるがそれほどでもなかったりする。


 ちなみに僕が初期に作ったガンソードも魔法剣の一つである。商人に試しに見せたところ、2000くらいだなと言われた。なんでも、魔力消費量が釣り合わないらしい。…まあ、その、なんだ。次はいいのを作るよ。


 魔剣とは、簡単に言うと魔法剣の上位互換である。それ一本で戦争の局面を大きく変えかねないほど凄いものであり、人々に称えられたりする。基本は単に凄いだけなのだが、魔剣の中でも凄いものには人格が発生すると言われている。ノインのようなものである。人格はどうやってできるのかはわからないが、所持者以外には聞こえないように念話で話すのが基本だそうだ。…そりゃ、剣がしゃべったらびっくりするよな。カタカタ動くのかな? ガンダー○ヴ?

 ちなみに人化するという話は聞いたことがないらしい。…ノインは元が人だからできたのかな?


 あと、剣以外にもそういったものが存在し総称は魔武具らしい。…正直ださっと思った。なんだろな、魔剣とかはカッコいいのに魔法槍とか言われてもなんかなあ…。なので、僕は全部魔法剣と呼ぶことにした。


 さっき言った通りガンソードはあるが、折角だしヘレナに教わった技術も生かし新たな武器を作ろうと思ったのだ。…そんな簡単に出来るものじゃないとヘレナに言われたが知ったこっちゃない。出来ればこっちのもんさ。




 僕が作ろうと思ってるのは実は槍だったりする。…さっきと矛盾してるって? 強かったらなんでもいいのさ。名前なんて単なる飾りさ。

 魔法陣を描き無詠唱のように使うとさっき言ったが、オリジナルを施したものがまだ発見されてなかったりする。理由は単に許容量の問題だと思う。レアなわけだしやたらいるのだろう。ここまで言えばわかると思うが、僕は槍に転移魔法を施す予定だ。


 槍は突きと払いが最も使われるが、投げることも実はある。ただ、投げたら手元に槍がなくなるので取りに行かなくてはならない。その間、無防備になるのが投げにおいての最大の欠点だ。短剣なりを使って守るしかないのである。僕は、そんなことをせずとも、この魔法を使えば手元に戻ってくるのではないかと踏んでいる。てかそう作るのだ。

 イメージは魔法陣をグローブを装着し、そこに転移するといったものだ。そうすれば投げても手元にある状態が作れるだろう。


 とにかく作るわけだが、槍に関してはいいものを買っておいた。



龍骨槍

 龍をも穿つとされる槍

 〇特殊効果

   龍特攻

    龍に対して大きなダメージを与えることが出来る

   聖属性付与

    聖なる力を宿す(魔族特攻 付与)



 十分に反則じゃないだろうか。武器にはステータス上昇は表示されない。耐久値や切れやすさが威力などに反映しているという感じだ。

 なので、武器の判断材料としてよく見られるのが特殊効果だ。普通はついてないのだが、稀についているものが存在する。効果がついているものは価値が高いため、初期装備のショートソードでさえ通常の10倍の値はつくらしい。…まあ、所詮ショートソードだしそこまで強くはないけど。


 そして、こういった価値の高いものには許容量が多いとされている。ざっと4倍くらいはあるらしい。…個体によってバラバラらしいので完全にはわからないが。

 ただ、ここで登場、鑑定スキル。ステータスの把握が主な使い道だが、実は武器に使うと許容量がわかったりする。まじで鑑定様様だよ。

でだが、この龍骨槍、許容量は10万だったりする。…いや、単体じゃわかんないよね? 調べてみたが通常の龍骨槍はだいたい1万くらいだそうだ。およそ十倍である。うん、やばいね。


 そして転移魔法だが、ちょうど10万で施すことが出来るようだ。そしてだが、魔法陣をもうちょっといじくれば8万くらいまで削減できるらしい。

 なんでも、通常は魔力操作を持たない人がほとんどで、魔法を放つ際、念じることで自動で魔素が集まるように作られているらしい。そのシステムをなくすことで1、2万は節約が出来るとのことだ。僕にぴったしだと思う。


 残り二万か…。適当になんか詰め込めばいいや。残すのはもったいないしね。






「う、そっ…。まさかほんとにできてしまったの…」

「………そう、みたいだな」


 ヘレナに見てもらいながら作ってみたが、一発目でできてしまった。なんか、ここで失敗するのがネタとしてはよかったんだけどな…。まあ、出来たのはいいことだし気にしないでおこう!



魔槍 ドラリオン

 魔法陣が組み込まれ、魔槍となった龍骨槍

 〇特殊効果

  〈帰還する槍(我は何度も解き放つ)

    対になるグローブに転移する

    半径100メートル以内にないと反応しない

   魔力砲

    魔力を圧縮した球(無属性)を槍の先端から放出することが出来る

   龍特攻

    龍に対して大きなダメージを与えることが出来る

   聖属性付与

    聖なる力を宿す(魔族特攻 付与)






………………名称に厨二らしきものが浮かんでいるが気にしないことにした。

槍にした理由はとあるアニメの二期を見て、やっぱりかっけえなと思ったからです。

OVAじゃなくて、テレビでしてほしかったな…。まあ、サービスが多いから仕方ないのかな。

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