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飽きない日々を求めて ~異世界で最強になってみた~  作者: 夢幻
4章 僕は世界を知らない(?~アルデオ)
33/89

現実は時に残酷である

急いで書いたので、内容もだいぶ薄いです。…最近こんなんばっかですね、すみません。

厨二病の力(?)でなんとか勝つことが出来た。

思ってた以上にアギドさんが強かった。さすが、歴戦の戦士といったところか。


ただ、一つ疑問が残った。………うん、そうだよな。鑑定してもそうなる。ってことはこの人、


「男の()、だと…」

「!」

最初からステータス覗いているから知ってるはずなのに、それを今知った。…なんでだ?…わからん。


「な、なぜ、それを!男の()だと知って!」

「………なんか、会話が若干ズレてる気が…。」

…僕も思ったよ、ユウ。


「この世界には男の娘っていう概念はないのか?」

「…俺は日本で初めて知った。」

「じゃあ、行き違えるのにも納得だ…。」

「…どこで男の娘だと知った?」

「筋肉とかの体の作りから疑問には思ったんだ。ま、決定付けたのはスキルのおかげだな。」

「…鑑定スキル、か…。相当レベルが高いんだな。」

「ああ。だってMaxだもん。」

「………ほんと、メアのところで何を得たんだか。」

人外の力を得ました!


「そういや、どうして一人称が『自分』なんだ?『僕』は一応女性でも使うし、『私』を男性だって使うだろ。むしろ、『私』にしておけば特に気にすることがないのに。」

「………何言ってんの?そんな訳ないじゃん。」

「…この世界では『僕』は男性、『私』は女性が使う一人称なんだ。」

「へえー。…このことから、この世界ではオタク文化は広まってないものとみる。」

「………そりゃな。」

どうでもいいことをどんどん知っていくアキである。


「自分と一人称?、を言うのは、これだと男女の区別がつかない話し方だと、ある人から聞いたからだったんだけど。」

「その人は?」

「………この人です。」

そう言い、ユウを指差すアギドさん。


「おい、どういうことか説明しろ。」

「…昔のことだから俺は知らん。」

「…セコイ逃げ方だな。」

「…当たり前だろ。」

否定しないあたり、余計にむかつく。


「そんなことより、この秘密は他言無用にしておいてくれ!頼む!」

「………どういうことだ?別にバレても問題はなさそうなことだけど。」

「この世界では、日本よりも差別意識が強いのだよ。」

「…どれくらい?」

「よくわからんが、それだけはわかった。」

「そっか。」

「………あんたら、仲いいわね。」

「…その一言は言わないでくれ。仲良くなりたい、とアピールしているように聞こえる。」

「そうかな?」

「…お前、仲いいやつおるのか?」

「…それは言わないで!」

現実は時に残酷である。


「外には出ているのか?」

「どうして?」

「食料とかはどうしてんのかな、て。」

「大丈夫よ、生成できるし。」

この世界の人はみんなそんな感じなんだろうか…。メアもそんなこと言ってたし。


「…一応、外で日の光を浴びることは大切なことだから、たまには外に出るべきだよ。」

「…そうなの?」

「人間はそうすることで体の活力を得ることができるんだ。…それに、生きてるって実感できる。」

「へぇー。…でも、ただ出て帰るのって面倒よね。」

「そこは誰かと話してみろよ。」

「…知り合いがいないのよ。それに、見た目が全く変わらないのって明らかにおかしいことでしょ?」

「本性を明かせばいいんじゃないか?」

「それで済むならいいわね…。」

「…」

あー、めんどい!


「…逃げるなよ。」

「…どういうこと?」

「本当は新しいことに挑戦するのが怖いだけなんだろ?なんでそこで諦めるんだよ。どんなに頑張っても出来ないことは確かに存在する。でも、これは本当に無理なことなのか?一人でいるのがいいっていう人もいる。ただ、どんな人でもそれは寂しく感じるものなんだ。近くに誰かいるから寂しくないんだ。たとえ嫌われても白い目を向けられても、それは人との繋がりを感じることができる。無関心、ていうのはやっぱり辛いんじゃないのか?ここに誰か来たことがあんのか?役人は誰が何処にいるか知っているんだろ?なら、バレてもいいじゃないか。存在していないわけじゃないんだ。…あまり、自分を過小評価するんじゃない。」

「…」

アギドさんは黙ってしまった。


…珍しくカッとなって言っちまった。自分が言ってて嫌になるよ。それに…

「…お前が言うなよ。」

「思ってたことを言うな。」

盛大なブーメランなのである。なんか、昔の自分を見ているようでイライラしたのだ。こういうことって言われないと気づかないからな。…僕もそうだったし。


「…わかった。」

ん?

「…言われた通り、頑張ってみるよ。」

「そうか、頑張れよ。」

言った甲斐があったな。


「え、何言ってんの?」

「ん?」

「あんたも手伝ってくれるんでしょ。」



………は?

もうちょい良いのを書けるように頑張ります!

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