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二十話  そんな簡単な事でさえも経験しなければ分からない僕たちは

途中まで入力した文字を全部消した瞬間、結構多い


こんなことをいったら野暮かな 楽しくないかな


そうやって伝えられなかった言葉たちはどこへ行くのだろう


言わなくてよかったって思うことのほうがやっぱり多い


でも 本当はそんな話を聞いて欲しかったんだと思う


他の誰でもない 君に





選んだグループや クラン イベント 得てきた仲間 装備で


今のキャラが出来上がっている


だけど 何を選ばなかったか失ったかによって 個性が色めいているのだと思う


実らなかった夢 伝わらなかった想い 遠く離れてしまった人


今 手元にないものたちが影を濃くして


キャラを浮かび上がらせているんだ





「この人大切だな、仲良くしたいな」


ふと立ち止まり 心に響いた出会いは


何度あってもいいものです





強がった心 いろいろ邪魔して後悔する





気軽に入ったり抜けたり 転々とパーティやクランを渡り歩く僕たちは


離れた後で後悔する


離したくない仲間たちは一度でも離してはいけない


そんな簡単な事でさえも経験しなければ分からない僕たちは


沢山の不正解の末に幸せになれるのだろうか

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