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思ってたのとなんか違う!

なんやかんやで今月中に2回目更新ですよ( ॑꒳ ॑ )デスヨ



今回は新スキル習得回ですよ( ॑꒳ ॑ )デスヨ



それでは本文どうぞー( ॑꒳ ॑ )デスヨー




依頼報酬を受け取った冬歌は早速アイテムボックスから『ランダムボックス』を取り出した。



「結構軽い?」

取り出した『ランダムボックス』を軽く振ってみても中に何かが入ってるような感じはしなかった。

くるくると箱を回してみてもそれは同じで中に何が入ってるのかさっぱり分からなかった。



「んー?とりあえず開けてみますね」

すると御者さんとフルプレートさん、あとフルプレートさんのパーティの人達も何が出るのか気になった様でこっちに来て何が出るかな?と覗き込んできた。



包装紙をなるべくキレイに剥がしてから蓋を開けると箱の中から目が眩むような光が溢れ出した。

その光を見て咄嗟に「目が、目がー!?」ってやろうとしたらフルプレートさんのパーティメンバーの男の子達が先に


「「目が、目がー!?」」


(あー!?先越されたー!?)




せっかくのネタを横取り?されてちょっと残念な気持ちで光の収まった箱の中を見る。



「巻物?もしくはスクロール?」

箱の中にあったのは毒々しい色をした、イメージとしては羊皮紙の巻物って感じのアイテムだった。



「これはまた珍しいモノを引いたねー」

御者さんが巻物を見てあまりに楽しそうに言うのでコレが何か気になり確認の為にその巻物を手に取り見てみると



▽モンスタースキルスクロール

▽スキル『魔蜘蛛の糸』

魔力の通る糸が生成可能になる

MPを5消費する事で糸の『粘着力・耐久力・伸縮力』どれかの調整が1段階可能(初期値 5 最大値10)



と書かれていた。

モンスタースキルスクロールってなんだろう?とも思ったけどそんな事よりもコレがあればアレができるかも知れない!!



「コレはアレだよな」


「俺も同じこと考えてる自信あるわ」


「じゃあせーの、で」


「「せーの、スパ○ダーマン!!」」


(だよね!君達もそれ考えるよね!)


ちなみに私は地獄からの使者とどっちにするか少し悩んだ。



目に見えてテンションの上がる男の子二人と内心ハイテンションな私の頭の中にはビルのジャングルを飛び回る全身赤タイツの姿があった。





ーーーーーーーーーーーーー



早速スクロールを使ってみた。


▽スキル『魔蜘蛛の糸』を習得しました



メッセージも出てきて無事スキルを習得できた事を確認するとメニューのヘルプにモンスタースキルスクロールの項目が出てきたからそっちも確認してみた。



▽『モンスタースキルスクロール』

使用する事でモンスターの使うスキルが 習得/習得可能 になる


又、必要ステータス値を満たしていないとスキルが習得出来ない場合もあり、足りなかった場合は何も起きずにスクロールは消滅します


必要ステータス値はスキル『中級アイテム鑑定』で確認する事が出来ます


使用する際は注意して使用しましょう!




(いや、注意しましょうって注意しようが無くない!?ヘルプ出てくるタイミング絶対間違えてるからね!?)


(あ、もしかして普通のスキルスクロールも必要ステータス値ってのがある感じなのかな?だとしたらちょっとめんどくさいかなぁ)



ヘルプを見ながら考え込んでると「どうかしましたか?」と聞かれたので他の皆にも見えるようにヘルプを見せてあげると


「え!?」


「そんな仕様があったのか!」


びっくりしたりなるほど〜と(うなず)いたりと反応はそれぞれで、多分NPCの御者さん(クエスト出したり出来てたし?)だけは特に気にした様子もなくニコニコしてるだけだった。



それから何かに気付いた様に男の子達がハッと顔を上げた。


私は何に気づいたのかなんとなく分かったので「スキルはちゃんと取れたよ」と言ってあげるとよっしゃ!と嬉しそうに笑った。


無邪気に笑う男の子達可愛いなぁーと見てると次いで期待するような視線を向けてきた。


(よろしいならば実演だ!)



「それじゃあ試しに1回使ってみますね」


私がそう言うと男の子二人はキラキラと目を輝かせ、その後ろでフルプレートさんと女の子二人がご迷惑おかけしますって感じで頭を少し下げてきたので大丈夫ですよという意味を込めて微笑んでおいた。



「『魔蜘蛛の糸』!」

どんなふうに出るか分かんないから誰もいない方に手を向けてスキルを発動。

手のひらからは太さ1ミリくらいの糸が飛び出した。



「「おぉ!」」



男の子達が歓声をあげる。

そして飛び出した糸は孤を描くように宙を舞う



「「おぉぅ?」」



こと無く私の足元に落っこちた。



「「「ええぇぇぇ………」」」





(思ってたのとなんか違う!)

一度スキルを切って再度スキルを発動させてみても糸は飛んで行かずただ足元に溜まっていくだけだった。


「あー…、えーと…、こんな感じです……」


期待してた分だけガッカリ感も大きくてしょぼんな私と男の子達。


(まぁ、一応飛ばなくても使い道はありそうなんだけどねー。でもやっぱり○パイダーマンやってみたかったなぁ……)







その後、御者さんがそろそろ出ないと時間に遅れるという事を言ってきたのでフルプレートさん達は護衛に戻る事に。

その際に5人からフレンド申請を送られたのでそれを受け「じゃあまた何処かで」と別れの挨拶を交わし馬車の方に戻っていった。





「じゃあこっちも行こっか、いろいろやってて遅れてるからちょっと走ってくよー?目標リュキの森!」


そして冬歌達は馬車の列から別れ、本来の目的地[リュキの森]を目指して走っていった。




▽『マルクス』とフレンドになりました(フルプレートさん)

▽『アーク』とフレンドになりました(男の子A)

▽『越後』とフレンドになりました(男の子B)

▽『カノン』とフレンドになりました(魔法使い女の子)

▽『コノハ』とフレンドになりました(弓女の子)



ここまで読んでいただきありがとうございました!


次回はついに第1のボス出現(予定)です!

ボスさんの名前は最初の頃に一度出ているあの方です!


それではまた次の更新で!(* ̄▽ ̄)ノ~~マタネー♪


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