表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔神になった少年  作者: キタビ
第二章 墓荒らし達
PR
22/132

 10

 番人達が姿を現した道を進むと、うっすらとした光に照らされた部屋に出た。天井を突きやぶってびた太い木の根を見上げると、この上に神殿の北側を覆う森林があるのだと理解できた。壁を伝う太い木の根の陰には、掠れた壁画があった。

 太陽を背に開かれた本、それを守る六人の騎士、祈りをささげる人々の姿。


「見て、さっきの門番たち、あそこからきたんだ」


 スコットが部屋の両側の壁に交互に目をやった。

 左右の壁際に三つずつ、太陽の彫刻ちょうこくほどこされた台座があった。シンはそれを一瞥いちべつし、壁に描かれた六人の騎士を見つめた。人々にあがめられる六人の騎士が、太陽と魔法書を守る番人のように思えた。


「シン、ここここ! 鍵、早くっ!」


 ケイティが壁画の中心に鍵穴を見つけ、嬉しそうにシンを呼んだ。

 シンはポケットにしまっていた金の鍵を取り出して、慎重に鍵穴へ差し込んだ。

 鍵が吸い込まれるように鍵穴に納まると、じょうかれる音がした。

 すると、壁に一本の光の筋が走った。

 壁は重たくゆっくりと、しかし音を立てることなく、両引き扉のように開かれていった。

 三人は扉の向こうから差し込んだまばゆい光に思わず手で影を作り、まぶたを閉じた。


「・・・・・・」


 三人は壁の向こうに広がった光景に、言葉をなくした。

2016/12/22 改稿。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ