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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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155/201

155 そろそろ大詰め

アクセスありがとうございます。

 現状であれば、工廠の攻略……制圧は問題ないと判断しているが、クラス5の船をどうするかだよな。


 セバスとメイに現状確認をしてもらい、俺の意見を聞いてもらった。


 返ってきた返答は、


「工廠を素早く制圧し、クラス5の船を迎え討てば問題ないかと」


 だからさ、その制圧に時間がかかったら、クラス5の船と工廠の挟撃を受けることになるんですけど!


「港区画は爆破の影響で制圧には向いていませんが、工場区画であれば主砲でゲートをこじ開けて、中を制圧すれば大して時間はかかりません。工場区画にはメンテナンス用のボットもいますので、クラッキングしてこちらの戦力にすれば、数的にもこちらが有利になります」


 他にも、メンテナンスだけではなく開発製造もしているので、システムが工廠の中枢と直結しているため、工場区画からの侵攻が一番楽なんだとか。


 戦闘用ボットに関しては、スタンドアローン……独立したシステムで運用されているため、システムのある場所まで移動しないといけないが、メンテナンス用ボットを中継してクラッキングできるので、船に乗り込んだまま対処が可能なようだ。


 そして、戦闘用ボットが起動されなかった理由が、システムがスタンドアローンだったため、起動させられる人間が移動するまでに殺されてしまったため、使われることなく粗大ゴミ扱いな状態なのだとか。


 宙賊に1人でも機械に強い人間がいたら、俺たちが乗り込むという選択は出来なかっただろう。


 セバスとメイの話を聞き、クラス5の船が戻ってくる前に行動に移す。


 工場区画の入り口はちょうど拠点船のあった側なので、突入するには持って来いの位置だ。


 砲台の大半は壊れているけど、まだ少しは残っているので、戦術データリンクを介してその情報を入手し、セバスにマーキングしてもらう。


 シールドもなく砲台がむき出しな上に、主砲の威力を多少拡散させた状態でも破壊できる程度なので、射撃訓練より圧倒的に楽な状況だ。


 そもそもの距離が3分の1以下で、主砲がかすれば壊れる動かない砲台が相手だ。外す方が難しいくらいには、俺の腕も上がっている。


 100機近い砲台があったが、拠点船の爆発で7機以外は使えなくなっている。


 マーキングされた場所に向かって主砲を撃ち込んでいく。エネルギー量も低く拡散した状態でも壊せる砲台を、20秒も経たずに撃ち壊した。外す方が難しいとは言ったが、慌てて外すくらいなら丁寧に撃った方がいいと言われたので、助言通りにした。


 よし、7機の砲台は沈黙した。


 移動しながら主砲のエネルギーを貯める。


 工場区画のゲートを壊すのは正面からではなく、角度を付けた位置からの砲撃となる。これは、中にいる船からミサイルが飛んできた際に、ロックオンされない位置取りをしているためだ。


 例え軍用の高性能なAIを積んだミサイルが発射されても、こちらを捕捉するのにはかなりの時間を必要とする位置取りだ。


 完全にターゲットにされないことは難しいが、こっちがロックオンされていない状態なら、簡単にミサイルを迎撃できる戦法だな。


 戦術データリンクで中の船の状態を確認してはいるが、実のところ魚雷は発射管があれば船なんて無くても、簡単に発射ができる。砲台に関しては占拠している宙賊が操作することは出来るが、基地などに備え付けられているミサイルに関しては知識がないと発射できないらしい。


 戦闘用ボットと同じ理由で、かなりの長距離を狙える高性能超長距離ミサイルは、簡単に使われると困るので、システムをスタンドアローンにしているようだ。


 それらが使えなくとも、発射管自体は工廠にいくらでもあるだろうから、船用のミサイルは簡単に撃つことが可能なのだ。


 それをセバスに教えてもらい、今回の砲撃位置を取ったわけだ。


 予想していた反応とは違い、ゲートを壊された工場区画は大混乱に陥っていた。


 悪戦苦闘して修理をしようとしていたところに砲撃が撃ち込まれ、作業していた宙賊の半数がゲートを壊した砲撃の余波で死んだようだ。


 セバスがすぐに戦闘用強化外骨格を操作して、メンテナンスボットをクラッキングして制御を奪い取る。


 メンテナンス用とはいえ、ボットであることには変わりない。そして、工具は武器にもなり得る物だ。有名な宇宙船舶のエンジニアも使っていた。宙賊の戦闘用武器には劣るが、数が多く重力も空気も影響しないで行動できるため、急襲された宙賊にあらがう術はなかった。


 セバスは、戦闘用の強化外骨格をを回収し、メンテナンスボットを中心に操作して工場区画の宙賊を排除している。


 強化外骨格を戻した理由は、工廠の外に出るためだ。


 中にいると思わぬ反撃をくらってしまう可能性があるので、通信が確保できる外装付近に出て対処するのだとか。


 随時、メイから情報が伝えられるが、俺の頭はそこまで良くない。正確に言えば、伝えられた情報を頭の中で整理するだけの知識がないのだ。メイが分かりやすく、映像も準備してくれているので、何とかくらいつけている感じだな。


 工場区画の制圧が終わり、戦闘用ボットをクラッキングしたことにより、戦力差は一気にひらいた。


 スタンドアローンな状況なのに、戦闘用ボットのクラッキングができる理由は、メンテナンスボットを介してのクラッキングなので、独立していようがいまいが、現場に通信の中継地点があるので可能な力技だな。


 セバスが戦闘用ボットを味方につけている間に、メイは中枢システムを乗っ取り、完全掌握を行っていた。


 専用のAIを積んでいれば比較的簡単にできることとは言え、指示はプレイヤーが出す必要があるので、独自の判断で行動してくれるメイとセバスって本当にインチキくさい性能だな。


 1時間もかからずに完全掌握が終わったころ、問題のクラス5の船が工廠の管制圏内に突入してきた。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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