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大宇宙時代☆ギャラクシーオンライン☆  作者: AN@RCHY


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148/175

148 楽しむぜ!

アクセスありがとうございます。

 通路の出入り口を狙えば、宙賊たちも到着するのに時間がかかるし、アステロイドベルト内で整備されていない場所を移動するのなら、俺の船の独壇場だ。


 船のサイズは小さいのにシールドは硬いし、同じサイズの船と比べても速度も速い。船の運転にもほどほど慣れてきたから、追いつかれることもまずないだろう。


 宙賊の送り出した戦力次第ではあるが、返り討ちだって問題なくできる気がする。


 進路のナビに関してはメイやセバスがしてくれるので、返り討ちはともかく逃げることは問題ないはずだ。



 早速行動を開始する。


 アステロイドベルトに直接向かっても良かったのだが、少し迂回することで軍から貰ったターゲットの情報が出現するポイントがあるので、そこに顔を出してからアステロイドベルトに向かうことにした。



「…………」


「ご主人様? どうなさいましたか?」


 俺は、現状を考えて黙り込んでしまった。


 ショートジャンプで移動していたところ、ターゲットの1つと出くわしてしまったのだ。


 お互いに不意の接触だったため、両者ともに対応に遅れてしまったことが、生死を分けた感じだな。


 対応に遅れたと言っても、俺はいつでも戦闘できる状態で移動していたので、戦闘があると考えていなかったターゲットに比べれば、持ち直す時間は圧倒的に早かった。


 その結果、ジャンプアウトしてから20秒もかからずに、ターゲットの船を無力化することに成功した。


 自爆されるのが一番面倒だったので、エンジンとエネルギーストレージを撃ち抜き、行動不能にしてから強制接舷を行い、セバスにターゲットの船を沈黙してもらったかたちだ。


 制圧の方法は、船内の生命維持システムを掌握した後に、全ての空気を抜いてスーツを着ていない敵を全て気絶させている。船内に残った数の少ないスーツを着ていた奴らは、安全な宙域に運んだ後に、強化外骨格を着た俺が制圧した。


 本当は、セバスにやってもらいたかったのだが、今回はゲームのシステムに阻まれて俺が直接制圧するしかなかったのだ。


 戦闘訓練を受けていてよかったと思えた瞬間だな。


 で、話は戻るが現状を見て黙ってしまって、メイにどうしたのか聞かれてしまったのだ。


 情報のサルベージは、メイとセバスでも問題なくすることができたので、セバスに頼みメイとどうするか考えているところだ。


 せっかく意気込んでチャプター5を始めたのに、すぐにターゲットの船を鹵獲できたので、おそらくこの情報を持ち帰ればこのチャプターが終了する……


 楽しむつもりだったのに、そりゃないぜ! って言いたくなる俺の気持ちも分かってほしい。


「そんなに悩まれる必要はないのでは?」


 メイがそんなことを言ってくる。


「持ち帰る情報は少ない分には困りますが、多い分には軍は歓迎すると思います。サルベージした情報で、敵の拠点としている場所も分かりますし、そこが判明してから色々考えてもよろしいかと思います」


 なるほど。情報を得たからといって、すぐに持ち帰る必要はないってことだな。メイは、実に今の俺好みの答えを示してくれた。相手が楽しませてくれないなら、自分勝手に楽しめばいいじゃん!


 その精神で行こう。


 セバスがセキュリティをあっさりと突破し、情報を引き出してくれた。


 セバスの能力を使えば、陽電子頭脳を積んでいない機械のセキュリティなど、あってないに等しいもんな。


 って思ってたけど、情報のサルベージの方法には制限がかかっていて、軍から渡されていた機材を使って情報を引き出したそうだ。


 船を制圧するのにはセバスの能力を使ってもいいのに、ブラックボックスのセキュリティ突破には能力を使えずに、今回は制限されてしまうのか……よく基準が分からないな。


 その引き出した情報から敵の拠点も割れたし、領主の一族が内通している情報も入手することができた。


 この情報の中で特筆するものは、本来連邦では治安維持のための戦力以外は、軍の戦力しかないはずなのだが、ここの領主は帝国から軍艦を入手しており、取り込まれた軍以外にも戦力がかなりあることが判明したことだ。


 事前の情報から、ここの領主に追従している可能性の高い軍人は、元々貴族出身だったが能力がなく一兵卒として、現場で働かされていた奴らだそうだ。


 そいつらが、どうやって艦長や基地の司令を取り込んだのかは分かっていないが、かなり面倒な状況だと軍の上層部と関係している貴族は考えている。


 取り込まれたのか、懐柔されたのか、脅されているのか……どうだったとしても、また貴族が関係しているのか。



 俺の主観では『また』という表現になるが、本当の初心者であれば貴族関係のトラブルは、ここで初めて遭遇する事件だと後で知った。



 予想していた通り、宙賊の拠点はアステロイドベルト内になるようだ。ただ俺が予想していたより、遥かに大きな拠点だったことに驚いている。


 帝国が本気で連合と戦争をするのであれば小さいものだが、一領主を反乱させ打撃を与えるにしては大きすぎる拠点だと、セバスが言っている。


 拠点は、クラス8の戦艦サイズが2つもあったのだ。片方は実際にクラス8の戦艦で、プレイヤーが入手できる船で戦うのは無謀が過ぎる相手だ。


 大きい理由は、プレイヤーのクラス8の船はアステロイドベルトに入るためには、物理シールドを張って強引に進むか、進路上の小惑星を全て破壊する以外の方法がないため、宙賊からの攻撃を後手に回った状態で対処しなければならないからだ。


 これで、落とせない理由が判明したな。


 そして、もう1つの拠点は、小惑星でも大きな物を改造して、そこに工廠のような施設を作り上げ、随時船を作っているのだとか。


 無駄に宙賊の船が強かった理由は、これが原因のようだな。


 宙賊なんてはいて捨てるほどいるので、使い捨てにしても問題ないランクの船を渡して、通商破壊を行っている感じだろうな。


 効果的ではあるが、大胆な行動だな。


 だけど俺は、ここで思わぬ発言を聞くことになる。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

ブクマや評価をしていただけると幸いです。

これからもよろしくお願いします。

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