初めてのじゅぎょう
済みません、手を怪我してしまい、昨日は更新できませんでした。
暫くは、月、水、金の三日更新になります
ただ、出来れば火、木も投稿します
時間はすべて同じ六時になります
感想、評価、辛口でも受け付けております
キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン。
授業開始のチャイムが鳴った。
そうすると、号令をかけ、授業始まりの挨拶をし、それに習い、生徒たちも一斉に頭を下げた。
しかし、初めて授業を受ける交のみ、知らなかったので、一拍おいた後、頭を下げる形になった。
耶麻村は、生徒たちが号令を終え席に着いたのを確認すると、授業を始めた。
「今日は本来なら普通に数学やるところなんだがな、呑土がいる。こいつは今日がここで受ける初めての授業だからな、復習がてら基礎すんぞ」
そう耶麻村が言うと、クラスほんの一部からただの悲鳴が、大半の生徒からは嬉しい悲鳴があがった。
どうやらこのクラスの大半は普通科の授業が苦手らしい。
まあ戦闘一課なので当たり前といえば当たり前な反応ではあるのだが。
ただ、彼らは気付いていないようだが、このような場面では大抵話すのは教師ではなく生徒になることがあるのだ。
そして、耶麻村も例に漏れず、生徒たちに話を振った。
「んじゃあ、鷹匠、よろしくな」
そう言うと耶麻村は、さっさと教卓から離れて教室の隅へと移動した。
一方、いきなり話を振られた鷹匠は、ぶーたれながらも大人しく話し始めた。
「もー、何で私なのよー!というよりそもそも何話せばいいのよ!」
「ああ、言ってなかったな。とりあえず鷹匠は学校の科について話してもうわ。んじゃあよろしく頼むな」
「はーい、わかりました。それじゃあまずは私たちのいる戦闘科から話すわよ。戦闘科っていうのは、直接戦闘に関わる人のがあつまってるの。それで、一課から三課まであって数が少ないほど能力がたかいの。その中のトップが一課。そしてその中でも近距離最強の私!そう、私はスーパーエリートなのだよ!・・・・・うん、ごめん、今のは私が悪かった。だから出来れば無言で蔑みの視線を向けるのはやめてほしいかな!?」
途中から無い胸を張って自慢を始めた鷹匠であったが、クラスメイト達の、
『お前、座学学年最低だろ。どの口がエリートなんて言ったんだよ、エリート(笑)の間違いだろ』
という無言の視線にすぐさまくっするのだった。
つまるところ、鷹匠はいわゆる脳筋という、交の父と同じ人種であるのだった。
話の腰を折られた鷹匠であったが、気を取り直すと、また話を始めた。
「さ、さて!次に行くわよ!」
「次は支援科について、よね。支援科も、というより技術科もだけど一課と二課があってこれも数が少ないほど優秀な人がいるわよ。基本的にしてくれてることは、私たちが戦う場所までの誘導と被災者の人たちの保護とかよ。これは技術科の人に対しても言えるけどバカにしたりするのはなしよ。そっぽ向かれると本当にやばいから!」
そういう鷹匠に、クラスにいる生徒たちの全員が激しくうなずいていた。
明らかに経験があったようで、交はかなり鬼気迫るものを感じることができた。
何事も、縁の下の力持ちを無碍にするのはよろしくないようだった。
そうして若干引いている交を置いて、鷹匠は三度話し始めた。
隅から見ていた耶麻村としては、交のためにさせたはずが、交を置いて行っている現状に物申したくなっていたのだが、思っていたよりもはきはき話すことができるようになっていた鷹匠の姿に感動し、いうのをやめるのだった。
「最後に話すのは、|技術科≪マッドサイエンティスト≫について、だね。あそこも支援科とおなじで一課と二課でできてるよ。ただ、あいつらは、頭がおかしいからできるだけかかわっちゃダメなのよ。といってもあいつら、私たちや支援科の道具のメンテとか製作してるから完全に交流はたてないのよね。それじゃ、この程度でいいかしら」
「おう、思ってたよりすらすら話せてて驚いたぞ!頑張ったかいがあったよ、ほんと」
そうして、鷹匠の頑張りによって予定よりだいぶ早く終わったのだった。
そうしてあいた時間で授業をすることはなく、なぜか交への質問タイムへと変わってしまい、襲い掛かってくるクラスメイトたちの波にのまれてしまうのだった。




