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実力主義への道  作者: 酒呑童児
第八章 新たなる戦いへ
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59 へパイトスの先兵

「さあ、やるよ。」


史とアリスの二人は陰の操作する馬車から後ろに迫って来る黒い影に同時に矢を放ち、そしてはじかれた


「不味いですね、あれはへパイトスの自動走行式戦車です。

プログラムされた目標に向かって攻撃します、その上、自爆機能まであります。」


それを聞いた史が銃で戦車を撃つが効果はない


「対戦車用の徹甲爆破弾も効かないか、どうしようかね。」


陰が骨の砲弾を作り出し、放つがそれも数秒動きを止めただけだった


そしてアリスが先ほど出した血の刀を全力で投げると傷はついたものの、すぐに砕けてしまった


「硬いですね、どうやら私が知っているものより強化されているようです。」


そこに戦車から馬車の中に緑の煙を上げる発煙筒の様な物が投げ込まれる


「それは危険です、外に捨ててください。」


慌てた様子の陰の言葉にアリスがそれを投げ返すとそれは空中で大爆発を起こした


「へパイトスの火薬です、危なかったですね。」


爆発で戦車が見失っている隙に逃げるが直ぐに追いつかれる


「プログラムならあたしがハッキングしようか?」


史に対し、陰は首を振る


「無駄です、施設攻撃用にあの戦車自体がジャミング装置にもなっているので効果ありません。」


そういう間に馬車は谷底を走っていく


「ならこうしようか。」


そう言って史は懐から取り出した銃に弾を込め、左右の崖へと放つ。


その弾は崖に当たると爆発し、崩れた土砂が戦車を飲み込んだ


「助かったの?」


そうして馬車は広くて開けた場所に着く


「申し訳ありません、増援に囲まれました。」


陰に言われて二人が辺りを見回すと、あちこちに戦車がいることが見て取れた


「どういたしましょうか?」


陰がそういった時、空から黒い柱の様な物が穿たれて一つの戦車が砕け散る


「何が起こってるの?」


「ま、悪い事じゃなさそうだね。」


そう言っている間にも次々と降り注ぐ黒い柱に戦車はなすすべなく破壊されていく


「兄様ににた気配、でも違う、これは何?」


そして陰は空に一つの人影を見つけた

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