46話 美の女神
「お前が妖魔人に成るとはな、その意味は知っているだろう。」
「ええ、だけど私は生かされた、その者に従う代わりに。
ですから陽、今度は私の願いを叶えて下さい。」
「………仕方ない。
照今度はお前の願いは必ず叶える。」
「お願いね、私は死んだ、
神に頼まれても生き延びたくはない、例え貴方の頼みでも。
だけど私は戦わないといけない、今の私は母なるものに神格を与えられた12人の一人ですから。」
照がそこまで話すと彼女の後ろから声がかかる
「話し過ぎですよアフロディーテ、それと帰還命令が出ています。」
彼女の後ろから出てきたのは陽より2歳程年上に見える弓を持った銀髪金目の女性だった
「私はアルテミス、今回は下がりますが次は敵ですからね。」
そう言うと2人は消え去った
「逃げられたか。
今回は挨拶のようだな。」
陽が言うと陰が口を開く
「彼女らはまさか………」
「それは後だ、大和に連絡しろ、鬼灯が動き出したと言えば伝わる筈だ。」
「私達はどうすれば?」
「宇迦之御魂は神域に居る神使達全てに警戒命令を出せ、もしかすると“デメテル”が狙ってくる可能性がある。」
「承知致しました。」
「今大和に連絡したよ。」
陰に質問する
「大和は何と言っていた?」
「直ぐに全員を連れて大阪に戻るようにと。」
そこに梟が舞い降りてアリスがその背から降りる
「あたしを忘れてない?」
「アリス、さっきから見ていた事は知っていた。
何故早く出てこない。」
「あたしは馬に蹴られたくはないから。」
「………どこがそう見えたんだ。
まあいい、さっさと帰還するぞ。」
そこに酒呑童子が走ってくる
「絶対俺を忘れてただろ。」
それに正直に陽は答える
「………そう言えば居たなお前。」
「マジで忘れてたのかよ。」
「全神域への警告が終わりました。」
「解った、
説明は大和達を含め帰還してからする。
今は撤収だ。」
陽は暗闇から梟を6羽召喚する
「乗ったらしっかり捕まれ。
全力で行く。」
陽達は梟に乗ると猛スピードで飛び立った




