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実力主義への道  作者: 酒呑童児
第八章 新たなる戦いへ
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45話 再会

「どうして貴女達がここに?」


「それは私のセリフだ。」


宇迦之御魂の言葉に陽は返して、簡単にこれまでの事を説明した


「そうですか、ところで酒呑童子はどこに?」


「領域の壁にぶつかって入ってこれないだろうな。」


「……先へ行きましょうか。」


歩き出した宇迦之御魂を陽は止める


「お前達は戦えなかったのでは?」


宇迦之御魂は薄く笑う


「私達も今まで訓練しましたから少しは戦えます。」


「具体的に武器は何だ?」


「私は弓です、

行事で使うので腕には自信があります。」


「鈴音はこれなのです。」


そう言って鈴音が見せたのは普通より一回り程小さい片手用の戦斧(バトルアックス)だった


「兄様、これ10キロはありますよ。」


鈴音に見せてもらった陰が言う、それを鈴音は片手で扱っている


「何故これを?」


宇迦之御魂に問いただすと


「鈴音が使いたいと言ったし、鈴音は体力も腕力も高いから問題ありませんよ。」


「兄様も身長より大きい大鎌を“片手で”振るうのですから大丈夫だと思いますよ。」


「そうだな、行こうか。」


そう言って4人は歩き出す





「兄様、おかしいです、いつまで経っても大内裏に着きません。」


「ああ、同じ場所を廻らされているな、

宇迦之御魂、ここがどこだか解るか?」


「ここは…朱雀大路の端です、ここから真っ直ぐ行けば大内裏に着く筈です。」


「そうだ、それでは宇迦之御魂、“お前が最後に”ここに来たのは何時だ?」


「それは鈴音を拾った時だから……あれ?」


宇迦之御魂の疑問を指摘する


「そうだ、この風景は“約1200年前”の物だ。」


「どうするのですか兄様?」


「これは過去の記憶を概念化して投影しているだけだ、幻術と同じだな、

よく見ろ、現実はこんな風景ではない。」


すると風景が変わり、目の前に門が現れる


「既についていたようだな、妖魔の力で再生された大内裏に。」


陽は女神の姿に変化する


「魅了の力を持つ可能性があるからな、この姿で行こう。」


そうして門を開けて入ると目を疑う光景が広がっていた

そこでは大きな9本の尾を持つ狐が2本の刀を持った美しい女性に踏みつけられていた


「お前は!」


陽の呟きに女性が答える


「今の私はアフロディーテの力を継ぐ者、貴女達の敵ですね。

それにしても久しぶりですね、陽。」


「生きて居たとはな、妖魔人として…。

ああ久しぶりだな“照”。」


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