26話 変わりゆく者
説明回です、
前にわかりずらかった魔法の説明を簡略化したつもりです。
「そう言えば、
あんた木刀でエペタムの力使ってたけど、どうしたの?」
ふと、史が尋ねて来た
「自分でもわからない、
何故か出来ると確信していたんだ。」
「なるほどね、
アリス、あんたはエペタムじゃ無くても、さっきの力を使える?」
それにアリスが答える
「多分出来る……、
だけどそれはあたしの存在自体がエペタムと同一だからで、
エペタムを使うならまだしも、使った事があるだけでは出来ない筈だよ。」
「って事は……、
まさかあんたとエペタムの存在が混じって来ている?」
それに陽が質問する
「つまり、
私が妖魔化しているとの事か?」
史は答える
「仮説だけどね、
あんた自身にエペタムの力が宿っているなら、
その力を引き出せば、木刀でもエペタムの力を使う事が出来るかも知れないって事、
それにあんたの木刀は自作だし、神木を削って作ったなら魔力の変換効率も高い筈だからね。」
それにアリスが口を挟む
「魔力の変換効率って何?」
「あ~それね、
今は必要無いけど、追加で説明しとくよ。
まず魔法は人が使うのと、悪魔が使うのでは、
全然違うプロセスから出来ているの。
まず、
人が使う魔法は自分の体内や空気中にある魔力に術式や呪文で定義を与えて望む力に変換する、
ここまではわかった?」
それに陽が答える
「つまり魔力は純粋なエネルギーで、
それに火や水、温度などの概念を与える事で望んだ結果を得る訳だな。」
「その説明ならわかった。」
微妙な顔をしていたアリスが呟いた
「じゃあ次は悪魔が使う魔法だね、
悪魔が使う魔力は自分の体内から使うのと、
地中にある巨大な力の流れから魔力を取り出しているの。」
「地中に流れる膨大な力………、
[龍脈]の事か?」
「おや、
知ってたのか、
その説明は長くなるからまた今度ね。
それで、悪魔が魔法を使う時は詠唱や術式を使わない、
それでどのように魔法を使っているのかだけど、
悪魔は魔力に自分自身の存在で干渉して魔法を使っている事が分かっている。」
「つまり、
悪魔の存在自体が力の定義と言う事か?」
史が頷く
「簡単に言えばそう言う事だね、
最初に戻るけど、魔力の変換効率ってのは魔法を使う時に体内の魔力を力に変換する時の効率だよ。
それで結論を言うと
あんたらの使う魔法は悪魔と同じ物になる、
アリスは半妖だから分かるけど、
あんたは謎だね、
あまり力を使いすぎるとエペタムに侵食されるのか、アリスが近くにいてなおかつエペタムを持っているからか、
あたしはこれの可能性が高いと思うけど、
あんたが別の妖魔の力を既に宿しているかだね。」
「陽、どうなの。」
陽は答える
「分からない、何故だろうな。」
「うん、だけど鈴音みたいに片方の親が妖魔の事もあるからね。」
アリスが言った
「両親は既に死んでいるから、今となっては分からんな。
とりあえず今は秋田県の攻略に力を入れるとしよう。」
「そうだね、
分からないなら後で考えれば良いか。」
「今考えても無駄だね、
一緒に頑張ろう。」
そして歩きだし、史が少し離れた時にアリスが陽に言った
「あたしは貴方とずっと一緒いるからね。」
「分かっているよ、ありがとう。」
そして2人はまた歩き出した
次は戦いがあるかも知れません。




