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実力主義への道  作者: 酒呑童児
第五章 東北戦開始
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25話 関所を越えて

久しぶりの対人戦です。



「あたしが調べた所、

関所があるのは怒ヶ(いかりがせき)だね、

矢立峠の前にあるから突破するよ~。」


2人は史から説明を聞いている


「森を通って迂回する方法も考えたけど、

その間に青森が攻められたら大変だからね、

あ、そうそう、関所は反対側からしか開かないようにされてるからまるごと爆破するよ~。」


史が軽い調子で物騒な事を言った


「方法は?」


「あたしの銃で炸裂弾を撃って駄目だったら、

この前のキマイラを持ってくる予定だよ。」


「ミサイルポットだな。」


「いやぁ、

実はあれ、対戦車用ミサイルを搭載してるから。」


「史、戦う前に言ってくれ。」


「これから気を付けるよ、

それよりさっさと行くよ。」


そして3人は怒ヶ関に来た

そこの警備は人のみで、太刀や薙刀など古風な武器を持っていた


「動きに無駄が無い、

なかなかの相手だよ。」


遠くから警備兵を見たアリスが言った


「史は下がっていろ、

私とアリスで倒してくる。」


「ん、あたしは?」


「危険だ。」


「はいはい、わかったよ。」


史を残して2人は関所に近づいた


「来たぞ、夕月陽とアリスだ、

ここは死守するぞ。」


20人ほどが2人の前に立ち塞がった


「邪魔だ、どけ!」


陽は言った


「退くわけ無いだろう、

ここを守りきれば俺達は国に存在を認められ、金が貰えるんだよ。」

「なるほど、

極道の集まりか、

なら私の事は知っているな?」


陽は嘲るように言った


「当然よ、

数多の極道を壊滅させた化物のような小僧、

極道潰しの夕月陽を倒せば、俺達の格も上がるわ。」


それを聞いて陽は仕草でアリスを下がらせる


「なら私が1人で相手しよう、

纏めてかかってこい。」


そう言うと刀ではなく、木刀を抜き放った


「自分で作った物だからな、

人に使うなら丁度良い。」


そして戦いが始まった


(流石、

常人とは鍛え方が違うな。)


3方から来た最初の三人をなぎはらって倒す


「はぁ!」その後ろに隠れていた一人を蹴り飛ばし、

背後に忍びよって来た奴を柄の後ろで腕の骨を打ち砕く


「数が多いな、

アリスが言っていたあれを使うか。」


陽は空中をなぎはらった


「腐敗しろ。」


すると戦っていた男達の武器が腐敗し、崩れていく


「なんだこれは!」


「北海道の蛇神、

ホヤウカムイの力だ、殺した者の魂まで喰らい尽くすエペタムならではの能力だ。」


「ちっ、

お前ら!

そこの女2人を捕まえろ。」


すると残って5人の男達が2人に向かう


(わざわざ自滅するとはな。)


「うぎゃゃゃゃゃゃゃゃゃ」


男達の断末魔が聞こえる

アリスは男達の手足の骨を砕き、

いつの間にか近くに来ていた史はためらいなく銃を撃っている


5分後、

動けない仲間を担いで男達は逃げて行った


「史、

殺して無いみたいだが何を撃っていた?」


「殺すなってあんたが言ったんじゃん、

撃ってたのは筋弛緩剤、

どこに当たっても無力化出来るから便利だよ。」


陽は関所を見て言った


「わかった、さっさと破壊するぞ。」


「はいよ、

下がってて。」


そして史は銃を取り出して門に向かって撃った


「ドゴォォォ」


轟音を立てて爆発したが、門には傷一つ無い


「おかしいな、火薬の量を間違えた?」


ぶつぶつ言っている史に陽が言った


「悪魔の力を応用してあるのでは無いか?」


「あ、そうか、

じゃあ重火器は効かないね。」


「アリス、アバドンの力を門に向けて使えるか?」


「そっか、あの門は木製みたいだしね、やってみる。」


そしてアリスが門に向けて刀を振ると門は虫に食い尽くされた様に崩れ落ちた


「なるほどね、

木々を喰らい尽くすアバドンの魔力なら破壊可能なのか。」


考えている史に陽が言った


「余計な時間を使ったな

早く秋田県に行くぞ。」


「はいはい。」


「これが魔物の力なのね……

わかった、今行くわ。」


そして3人は秋田県に向かって歩き出した

対人戦の方が難しいです。

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