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師弟復活

過去は変えられないが未来は変えられる!!


よく自己啓発やメンタルセミナーや精神論の 場にいくと聞かれる言い回しである!


過去は変えられない!


確かに起きた出来事は変えられない!


未来は変えられる!!


だが未来はまだ来ていない出来事であって変えようがない!


出来事が変わっているのかもわからないのが事実である!


過去は変えられない!

未来はわからない!


出来ることは今現在!目の前のこと!


今現在!目の前のことの連続の先が未来である!


今現在!目の前のことの連続してきた出来事が過去である!


未来も過去もこの今現在をうまく使うことでどうにでもなる!


苦手なことがあるとする!


苦手なことが起きるたびに「ついてる!」「絶好調」など肯定的な言葉を言う!


苦手なことを思い出すたびに同じように肯定的な言葉を言う!


過去から苦手な思い出が心に降りてきたときに脳の潜在意識に入っているデータを入れ替える!


泥水が入っている器もキレイな水を一滴ずつ入れていけばいつかキレイな水になる!


泥水のように濁っている潜在意識の苦手な意識をキレイな水を一滴ずつ入れて、いつか泥水がキレイな水に入れ替わるように肯定的な言葉を入れていく!!


苦手な出来事が起きているときや思い出している時は器から泥水が流れ出ているように潜在意識から実在意識に映し出されている!


器から泥水が流れ出ている時にキレイな水を入れてあげれば器の泥水はキレイになるのも早い!


潜在意識から実在意識に映し出されている時に肯定的な言葉を入れてあげれば潜在意識のデータは良い思い出に変換されていく!


あの苦手な出来事のお陰で同じような出来事が起きても凹まなくなった!


あの苦手な出来事のお陰で人として成長できた!


苦手な出来事が起きそうな時に事前に対処できるようになった!


今現在を活きる!


男は脊髄の病気で入院している時に潜在意識のデータを変換する術を身につけた!


この術を身に付けると気づくことは回りの人間が自分の人生を自分の言葉で創造していることを見ることができる!


良いことも悪いことも全て自分で創造している!


みんなが自分の人生をいろんな修行をしながら生きている!


自分が創造している人生とは知らずに!!


術後から3年ほどたった頃あの都心へとプロになるために出て行った拓也は相変わらず勝ったり負けたりを繰り返し、それでも地方の団体のランキングに入るくらいになっていた!


その拓也から近々試合があるので見に来てくださいと試合観戦の招待が来た。


男と塾長とその他何人かで見に行った!


拓也の試合はスピードにのった良い試合だった!が前半優勢に進めた攻撃力が最後までもたず最後は攻めこまれドロー!!


ただ拓也には試合中もその前もサポートしてくれるサポート陣がいなかった!


高校生の練習生みたいな少年たちがただ回りにいるだけでアドバイスもなく激励もなく拓也は一人で戦っているように見えた!


帰りに拓也に会うと勝てなかったことを謝罪していた!


男は勝てなかったことより練習はちゃんと誰かに指導を受けているのか聞いた!


拓也は苦笑いをしながら少し頭を下げて何も言わずに帰っていった!


拓也は毎日一人で練習していた!


有名な元チャンピオンが指導しているジムと紹介されて行った!


だが事実はほとんど関東の方に住んでいてこちらには滅多に来なかった!


みんなに大見得をきって出て行った反面こんなはずではなかった!などと言えなかったのかもしれない!


そんな拓也にも一つだけ心の支えが一緒に同棲していてくれた彼女だった!


後々拓也はその彼女には不平不満!愚痴泣き言を散々聞かせたと反省していた!


拓也は不平不満!愚痴泣き言を言っていた!

これを言っていて溜まりに溜まるとお知らせがやって来る!


彼女から別れと部屋からの追放を言い渡された!


次の日から拓也はジムの事務所に寝泊まりするようになった!


そして試合が行われた!


結果は判定負け!


試合観戦に行った男は帰りに拓也のジムに寄り少し話をした。


男はよく拓也に言っていた!


「25歳まではがむしゃらにやっても体は大丈夫だから一生懸命やらんとね」


拓也は25歳になっていた。

体もかなり痛めていた!

体も心も限界が来ていた!!


男から見て捨てられた子犬のように拓也は打ち砕かれていた!


彼女に捨てられ試合に負け!


見るも無惨だった!


今まで諦めるな!後悔だけはするな!と言ってきた男も違うことを言った!!


「もうこの辺でいいやろ!やるだけやったやろ!」


拓也から帰ってきた言葉は


「今は何も考えられません!」


それから数日後、拓也は試合観戦のお礼を言いに地元に帰ってきた!


まだ迷っている拓也に男は会わないようにした。


ほんとに自分で選んだ道を進んでほしかったから今回は助言は避けた。


拓也は塾長や男と塾長の恩師にあたる師匠にお礼と今後の相談をした!


塾長と師匠も今後の生活を考えたら引退を進めた!


人は面白いもので、あれだけ諦めるな!もっとがんばれ!などと叱咤激励しているときは泣き言を言っていたのに回りからもう諦めたら!と言われたら奮起することもある!


拓也は迷いながらも現役続行を選んだ!



男は拓也の現役続行を塾長から聞いた!


その時、男はあることを拓也に言う決心をしていた!


その後、男はトレーニングのセミナーで拓也のジムの近くに行くことがあり帰りに拓也のジムに寄った!


最近の調子や雑談をしながら夕食を一緒に食べた!


そして男は決心していたことを拓也に言った!!


「もう一度やると決めたんなら初めから体を作り直そう!

そして日本一という目標を掲げよう!」


今まで何度もどうせやるなら日本一やろ!!と言ってきたが拓也からの返事はなかった!

体ももう限界が来ていた!


拓也は


「お願いします!」


と言ってかつての師弟関係がまた復活した!

言った男も日本一とは想像もつかなかった!

想像もつかないが始めに言葉ありき!


言葉から変えていこう!


そう拓也に伝えて新たな二人三脚での戦いが始まった!


まだ男もトレーニング指導は駆け出し!


いろんな経験!敗北!勝利と乗り越えて行き無明の世界から光を見いだす二人であった!!




つづく!




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