ギルドランク
めっちゃ久しぶりです。
よろしくお願いしますね。
「それでは、今よりランク発表を行う」
指定された部屋にはカイトを含めて五人の人物がいた。いずれも、昨日のギルド審査合格者だ。カイト達が席についてから、暫くして部屋に入って来た審査員が言葉を発する。あ、もう審査員ではないのか。ギルドの先輩だな、先輩。
「ランクって何かな?」
「得意の質問をしろよ」
話しかけてきたレイナを、カイトは軽くあしらう。むぅ、と言ってレイナが口を開こうとするより先に先輩が説明を続けた。
「このランクは審査時の君達を総合的に審査して決まったランクだ。基本的には新人はB2から始まるが、その後の評価如何でこの先昇格降格かあることを忘れないように」
「質問!」
「なんだ?」
「教官のランクは何ですか?」
……なんか慣れてきたな。
もっとぶっこめー。カイトはレイナを応援する。
「M4だ。ランクは全部で10階級ある。上からM1、M2、S1、S2、M3、M4、R1、R2、B1、B2となる」
「覚えにくい……」
「単純に呼称の頭文字からとっているたけだ。マスター、スペシャリスト、メジャー、レギュラー、ビギナーで覚えろ」
「なるほどね」
なるほどね、……じゃねーよ。
「それから、先に言っておくが私は別に君達の教官ではない。ギルドに教官はいないからな。教わりたいことは全て自分で学ぶんだ」
基本的には個人主義、そういう組織か……。
まぁ、別に一から十まで手取り足取り教えて貰えるとは思っていなかったけど。
「カイト・ヤマモト!」
「はい!」
「お前は特別にR2だ」
「えっ……?」
「残りの者はB2からだ!」
「はいっ!!」
返事をしながらも、焦るカイト。さすがにこれは質問しなければ……。
「先輩!」
「ハーケンだ」
「……ハーケンさん、私だけR2なのは光栄ですが、ギルドの基本的なことは何も知りません!」
「だからなんだ?」
「B2から始める者とR2から始める者の違いは有りますか?」
いきなり自分だけスタートラインが違うと言われても、立ち位置が分からないのでは話にならない。カイトにとっては当然の質問だった。ハーケンが応える。
「受けられる依頼のレベルだな」
「依頼のレベル……?」
「そうだ。後は自分で学べ」
「……はっ!」
「話は以上だ!各自ギルド員としての誇りを忘れないように!」
「はい!」
ハーケンの話が終わり各自部屋を出る。銃ギルドは石造の歴史を感じさせる建物だった。階数は四階建てだが、容積が大きい。上から見ると正方形で、中心が空いていて庭になっている。
各階の内側が廊下になっていて、四辺の廊下の中央に広いバルコニーが設置してあった。ここからスカイウォークで他の場所に移るようだ。
「おい」
「?」
声のした方へカイトが振り替えると、そこにはナジム・カーンが立っていた。
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