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国王1族と食事会

食事会の日時となり、シンプルなドレスを

見に纏い、馬車の迎えがくる。

国王と面倒な食事会は憂鬱であり

楽しみでもある。

アンジェリクと馬車に乗り込み

片道...数時間を森の中を移動する。

砂利道でカタコトと車輪の音が。

舗装されてない道は心地が良い。

私の住んでいる、家は都内から

数百キロも離れた...俗世の場所だ。

執事が迎えに来ては、ペコリと頭を下げて

アンジェリクと共に城の中に入っていく。

コツコツとヒールの足音だけが響く。

「此処が食堂となっております。

それでは、陛下の家族と食事を

お楽しみください」

律儀な動作に感情の篭らない声。

執事としての仕事をしてるようにみえる。

憂鬱な溜息が出そうになるが、堪えては

執事の言葉と共に扉が開かれる。

広いダイニングテーブルにコース料理が

綺麗に華やかに並べられていた。

「直に会うのは、久しぶりだな。

とりあえず席に座って、リラックスしてくれ」

『分かりました、陛下』

淡々とセリフを言うようにして、応えては

客人用の椅子をメイドが引き、促される。

到底、自分はリラックスなど、できない。

「紹介しよう。

我が妻のグレース。

長男のレジス、次男のリシャール。

長女のユゲット、次女のオリアーヌだ」

「貴方の事は夫から聞いていたわ。

話に聞いていた通りだわ。

貴方、そろそろ席に客人用の椅子に」

「そうだな、アニエス嬢を席へ」

執事に案内され、陛下と真正面に向き合う

そんな体勢となった。

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