第176話 カーストンとの繋がり
ザンクに一泊していたクォートとパドロン小隊が合流すると、すぐに野営地は西部派遣団を迎えるべく整えられる。
レスティオはザンクで纏ったスーツに着替え、ジャケットだけロングジャケットを選び直した。
ロングジャケットは赤を基調に赤を帯びた金や白が使われている。スーツは黒に限りなく近い赤なだけに、白を基調とすることの多い聖騎士の衣装としては珍しい色調。
ラハトはこういう色合いの衣装も似合うのですねと楽しげで、レスティオは今後の衣装の雰囲気が少し変わるかなと期待した。
ロングジャケットの上に、ほんのり赤みを帯びた白いマントを羽織って外に出ると、丁度フランドール隊に誘導されて西部派遣団が野営地に展開し終えたところだった。
「レスティオ様」
「マリティア様。今日はドレスにされたのですね」
「聖騎士と言えど場は弁えますとも」
ずっとパンツスタイルだったマリティアは、外出用の大人しいドレス姿でレスティオの隣に並んだ。
淡い青を基調としたドレスは以前に見た衣装よりも大人っぽく、マリティアの美しさを引き立てていた。
しかし、その後ろには緊張した面持ちの聖ゾフィー帝国の護衛たちが立っていて苦笑する。
レスティオの視線の向き先に気づいて、マリティアも困った表情で肩を竦めた。
「お知らせしておきますと、西部のセルヴィア・オリヴィエール殿下には先日聖ゾフィー帝国へ来訪頂きまして、ご挨拶しました。なので紹介は不要です」
港の建設は着々と進んでおり、航路を使ってセルヴィアは直接ゾフィー帝国を訪れていた。
皇族なのに行動力溢れるセルヴィアにゾフィー帝国の皇族たちは驚きながらも歓迎し、親睦を深めていた。
「レスティオ様、マリティア様。準備が終わったようですので、参りましょう」
連絡係を担っていたルーフに促され、レスティオはマリティアにエスコートの手を差し出す。
笑みを交わしてゆっくり歩き出したところで、慌てた顔をしたソリッズが駆け寄ってきた。
「レスティオ様。カーストン総帥が近づいてきております。1時間もせず到着するかと思われます」
「おや。なら、ロゼアンの元にもイグニスが戻ったかな。セルヴィアに挨拶を済ませたら話がしたいとエルリックとロゼアンに伝えておいてくれ」
「かしこまりました」
総帥と聞いて目を瞬かせるマリティアはロゼアンが火の病を発症した時のことを知らない様子だった。
早めに休んでいたし、あえて教える者もいなかったのだろうが、後で紹介と共に説明する約束をして天幕へと移動した。
「セルヴィア。久しぶりだな」
天幕に入ると、セルヴィアは椅子に腰かけて扇を手に一息ついているところだった。
2人に気づくと、すぐに立ち上がり笑顔で会釈する。
「あぁ、レスティオ。冬の大陸会議以来ね。随分兵がいるようだけれど、魔物討伐かしら?」
「えぇ、ノースヴェン森林の方に魔物が発生していると報告がありまして。今回は、聖ゾフィー帝国の聖騎士であるマリティア様にもご協力いただいたので迅速に事を鎮めることが出来ました」
共に入ってきたマリティアに前へと促すとレスティオは一歩横にずれる。
マリティアは良家のご令嬢らしく綺麗な所作でお辞儀した。
「ご無沙汰しております、セルヴィア殿下。先日は悪路の中、聖ゾフィー帝国へご来訪賜り誠に有難うございました。聖オリヴィエール帝国の皆様の温かい厚意の数々には感謝の念が堪えません」
「ご丁寧に恐縮でございますわ、マリティア様。先日も申し上げました通り、この世界において、聖なる御方以上の方はおりません。どうぞ気楽になさって?こちらこそ、新たに聖の名を冠したゾフィー帝国との貴重な縁を大事に、今後も手を取り合えたらと願っております」
セルヴィアは柔らかな笑顔で和やかな雰囲気を作りながら、皇族らしく挨拶を済ませる。
丁度奥で側仕えがお茶の準備を終えたようでレスティオとマリティアは促されるまま席に着く。
「今回は、マリティア様とドグマ殿下が婚姻の儀に参列されると聞いておりましたから、お二人とお会いできるのをとても楽しみにしていたのですよ」
「それはドグマ殿下もきっと喜ばれますわ。セルヴィア殿下との会談はとても為になると良く仰っていましたから」
マリティアの言葉にセルヴィアは嬉しそうに頬を赤らめて笑んだ。
その様子にセルヴィアの男性側近たちの表情が歪む。
聖を冠したばかりのゾフィー帝国の第二皇子であり、これから国益を踏まえて諸外国との縁を考えるだろうドグマ・ゾフィー。セルヴィアは非公式に子供も産んでいる身であることも考えれば、ドグマとセルヴィアが縁を結ぶ可能性はほぼない。両国の関係を深めることを考えれば、クラディナやミルネアの方がよっぽど可能性が高い。
レスティオは、そんなことを考えながら嫉妬深い側近たちに呆れた。
「本日のレスティオの衣装は新たに仕立てさせたもの?いつもと雰囲気が違うわよね。討伐に来たというのに、用意周到ですこと」
「実は色々ありまして。詳細は後ほど別の席で語らせてください」
別の席と言われてセルヴィアはきょとんと首を傾げた。
「時に、西部派遣団にエメラルナ・カーストンは同行しているかな?」
「あら、エメラルナならここにいるわよ?」
用意されたお茶に手を伸ばしながら何気なく訊ねると、セルヴィアは自身のすぐ後ろに立つ青いワンピースに白いローブを羽織った女性を手で示した。
レスティオは思いがけず目の前にいたエメラルナに驚いて顔を上げる。
「お初お目にかかります、西部帝国軍魔術師団顧問を務めておりますエメラルナ・カーストンと申します。この度、兄である帝国軍総帥エルリックより、聖騎士様の教えを学ぶべく帝都へ参るように進言を受け、僭越ながらセルヴィア殿下の護衛として参上した次第にございます」
エルリックやロゼアンと同じ鮮やかな紅い髪と瞳。
微笑み方がレディ・レッドそっくりで、レスティオはこぼれる笑みを堪えながら立ち上がった。
「お会いできて光栄です。レディ・レッド」
「その呼び名をご存じでしたか。恐悦至極に御座います、聖騎士様」
セルヴィアとマリティアは、レスティオの声音にいつにない喜びが込められている様子を感じ取って顔を見合わせた。
しかし、そんな二人に気づかず、レスティオは表情を柔らかくして微笑む。
「貴女に、どうしてもお話ししなければならないことがあります。後ほど、エルリックが合流するようですので、その際にお時間を頂けますでしょうか」
「私に、ですか?それは勿論。聖騎士様のお望みとあらば、私の都合など些末なことでございます」
「そう恐縮することはない。いや、話は少しばかり重たいかもしれないが、なるべくならば気楽に話をしたいんだ」
エメラルナが緊張気味に承諾してくれたことに安堵して、レスティオは座り直した。
そして、レディ・レッドの話をしなければな、とわずかに表情を陰らせると、その頬に手が伸びてきた。
「あら、私たちを放って、妬けてしまうわね」
セルヴィアの悪戯な笑みにレスティオは苦笑した。
「カーストン家に纏わる、大事な話があるのです」
「そう……まぁ、いいわ。お茶が冷めてしまうわ。頂きましょう」
和やかに笑んで、セルヴィアは頬を撫でた手を引っ込めた。
香りも味も薄く少しばかり残念に思いながらレスティオは促されるままお茶を口にした。
「失礼致します。ロデリオ殿下がお見えになりました。間もなくこちらにいらっしゃるかと思われます」
天幕に入ってきた側仕えからの耳打ちを受けて、セルヴィアの側仕えであるオルージェはあえて耳打ちではなくはっきりと周知した。
すぐに控えていた側仕えが追加の茶器を用意し始め、港建設の話で盛り上がっていたセルヴィアとマリティアはロデリオの話に切り替える。
「ロデリオとはお会いしたことはありまして?」
「えぇ、大陸会議場で一度ご挨拶の機会を賜りました。その際に、こちらの遠征への同行を志願致しましたの」
二人が話す様子を横目にレスティオはオルージェを振り返った。
「来たのはロデリオだけ?」
「はい。そのように報告を受けております」
ユリウスやレナルドも大陸会議に訪れているはずなのに、ロデリオの名前だけが挙げられたことに首を傾げる。
彼の行動力を思えば、ない話ではないかなと納得している間にロデリオが天幕に入ってきた。
「失礼致します。ご歓談中でしたか」
「丁度今お茶のおかわりを頂くところだったのよ。すぐに貴方の分も用意させるから座りなさいな」
「有難うございます。マリティア様、この度は我が国の魔物討伐にご支援賜りまして誠に有難うございました。野営地での生活ではご不便をおかけしておりませんでしょうか」
「えぇ、とても良くして頂いておりますわ。聖騎士として育てて下さった恩に少しでも報いれたならば幸いと思っております」
セルヴィア、マリティアと挨拶を交わして、ロデリオはアズルに引かれた椅子に腰かける。
後回しにされたレスティオは、怒っている風ではないかなと顔色を窺って声を掛けた。
「先日は重ね重ね心配をかけてしまって済まなかった。ユリウスたちは?」
「元気そうで何よりだ。父上たちは明日こちらに向けて移動を開始する。魔物討伐が終わり、西部からの派遣団が今日にも合流すると聞いて、先に俺だけ移動してきたんだ」
先ほどまでの丁寧な態度はどこへやら。じっとりと睨まれて、レスティオは肩を竦めた。
レスティオの横にラハトが立ち、そっと耳元に寄る。
「アスキーからの報告です。先程、カーストン総帥が到着。ロゼアンの母君であるネージュ・カーストンを連れており、火の病を緩和させるべくロゼアンが持っていたペンダントに魔力を注がせたそうです」
「え?」
「その場で騎士団よりロデリオ殿下へ、レスティオ様がカーストン家の当主の証たるペンダントをロゼアンに授け、カーストン総帥をこちらへ招いたことが報告されました」
ロデリオの不機嫌の理由を理解して思案する。
今は慰労のお茶会の最中。この場を中断する選択肢はなく、かといってなにも弁解無しではいられない。
とはいえ、カーストンの話しの場にマリティアを巻き込むのも筋違いというもの。そう考えるとこの場でロデリオとセルヴィアをお茶会に誘うのも違う。
「そうだ、ロデリオ。諸々保留にしていた件について、後で時間を貰えるかな。護衛騎士の選定とか、報告事項とか」
「むしろ、その為に先行して来たようなものだ。本当ならばマリティア様との親睦も深めたいところなのですが」
「あら、じゃあ、私はマリティア様との時間を楽しませてもらおうかしら。レスティオがいるからドレスの話とか遠慮していたのだけど、マリティア様はいかが?」
「そういうことでしたら、喜んで」
ならばとロデリオは座ったばかりの席から立ち上がる。
レスティオは思っていた以上に早い展開に相当焦れていたらしいと苦笑しながら立ち上がり、エメラルナへと目を留めた。
「セルヴィア。エメラルナを借りてもいいかな?」
「構わないわよぉ」
「有難う。ラハト、例のモノを用意して。それから、エルリックとロゼアンにも声を掛けてもらえるかな」
「畏まりました」
ロデリオに先導されて天幕から会議用の馬車へと移動する。
増えている馬車の列に目を向けると、大陸会議場で寝台用の馬車を一台調達したから馬車は返さなくていいと言われて、レスティオはすぐに礼を言った。
突然の帰還で相当苦労を掛けただろうなと申し訳なく思いながら、これから話すことを考えて表情を引き締める。
「ロデリオ。先に、呼びつけてしまったエルリックとエメラルナに話をしてもいいかな。特待生のロゼアンの処遇にも関わることなんだ」
「なら、お前は俺の隣に座れ」
「有難う。お詫びに今晩はとっておきのお酒を用意するから」
「酒より先に聞きたい話しが山ほどあるんだがな」
まったく、と呆れられて肩を竦める。
馬車の中に入り椅子に座ると、程なくしてエルリックとロゼアンも合流し、エルリック、エメラルナ、ロゼアンの順に向かいの席に腰を下ろした。
ティーセットを手に馬車に入ってきたラハトは、既に香っている華やかな香りに満足そうな笑みを浮かべながらアズルと共に給仕の準備を進める。
「レスティオ様。イグニスより継承者選定に際して至急参られよと言葉を受け、馳せ参じました」
「急に呼び立てて申し訳ない。本当は状況が落ち着いた頃合いに、と思っていたのだけれども、ロゼアンの火の病の進行やイグニスの先走りもあって急かす結果になってしまった」
頭を下げたレスティオにエルリックは立ち上がって慌てる。
「いえ、私が意を汲み取り違えていないかと確認した次第でして!レスティオ様のお元気そうな姿を一早く目に掛けられて嬉しく思っております故、顔を上げてください」
「有難う。イグニスの事を話す前に、エルリックとエメラルナに大事な話があるんだ。少し長くなるかもしれないけど、付き合ってもらえるかな?」
「勿論です」
お茶の用意が整う前だけど、と前置きしてレスティオは姿勢を正した。
セルヴィアの様子を見る限り西部の方では事情を把握していないらしいと察していたレスティオは、ゾフィー帝国派遣団の帰還の途中でユリウスから勅命状を受けた話まで遡った。
ヴィアンナ聖王国から呼び出しを受け、聖王フォルクス・ヴィアンナとの謁見の後、この世界の創世神であるスヴァーンと邂逅すべくヴィアンナ神殿へと訪れた。
そこで、アイオロスへと強制送還され、祖国への帰還を果たした。そこまで語ったところで、お茶とお茶菓子がテーブルの上に配られた。
「先に紹介しようか。用意したお茶と菓子はエリィとエメに是非に、と預かったものなんだ。茶葉はこの世界でいうロジエをベースにエリシオール合衆国産の果実を含めたベリーローズティー。お茶菓子には同じくロジエと果実を練り込んだマカロンとクッキーだ」
お茶もお茶菓子も鮮やかな赤。
ティーセットもザンクで赤い紋様が描かれた物を用意してもらってきた。
もてなしよりも、突然の愛称にエルリックとエメラルナは戸惑いの表情を見せた。
用意されたお茶を興味深そうに見つめていたロデリオも思わず顔を顰めた。
「向こうでは俺は死んだことになっていてね。途方に暮れていた俺を導いてくれたのは、お前たちの姉ロジエーナ・カーストンの生まれ変わりである俺の従兄弟ルーニル・ドーンだった」
「生まれ、変わり……?」
「世界を跨ぐことを転移というなら、生を跨ぐことを転生という。ロジエーナは死して尚、レディ・レッドとして生きるべく俺の従兄弟として生を受けたんだよ。俺も今回帰還して初めて知ったのだけど、エリィとエメの話を聞かせてくれと強請られてはよく一緒にお茶をした」
ベリーローズティーを一口飲むと、以前飲んだ時と遜色ない出来に満足する。
ロジエーナが好きだったお茶と菓子だからと後押しすると各々ティーカップや菓子に手を伸ばした。
「ルーニルは生まれ変わって暫くしてから、ロジエーナとしての記憶を取り戻したらしい。それからは、男に生まれたのに女性の格好ばかりするようになって、レドランドの一族でありながら表舞台には立たずにレディ・レッドと名乗って裏社会を通じて暗躍していた」
「姉様が、男性に……?けど、レディ・レッドを……」
「混乱するよね。また後日にでも時間は作るから、ゆっくり呑み込んでくれたらいいよ」
頬に手を当てて、静かに目を瞬かせるばかりのエメラルナにレスティオは優しく笑んだ。
「直接血のつながりはないけれど、俺の従兄弟の弟妹と思えば、エルリックとエメラルナとは親戚のようなものかなと思っていて。良かったらこれからは個人的にも親睦を深められたらと思っていたんだ」
「そ、そんな恐れ多いこと……」
「カーストン家がレスティオの後見人となる。それを認めさせるために俺が同席する場で語ったか」
エメラルナが遠慮しようとする中、ずっと黙って聞いていたロデリオが口を開いた。
エルリックはその言葉を神妙な表情で受け止めた。
「レスティオ様がカーストン家を親類と認め、望んでいただけるならばこれ以上に栄誉なことはございません」
「あぁ……そういう政治的な話は今でなくてもよいのだけど。多分、そのあたりはもう少しややこしいことになるから」
「ほぉ……?」
ロデリオの視線が突き刺さるように痛い。
レスティオは短く呻いて、一旦切り替えるべくマカロンをひとつ摘まんだ。
「後でちゃんと話すけど、直接血が繋がっている親戚が他にいることが分かっている。カーストンも後見に付いてくれるのはとても心強いし是非にと言いたいけれど、軋轢を生む原因にはしたくないから公表の仕方なんかも含めて相談させて欲しい」
「それは、プレア・レドランドに纏わる縁ではなく、か?」
「その表現も間違ってはいないけれど……」
今話してしまった方がいいのかな、と考えて、レスティオは場の雰囲気を窺う。
秘書官として控えているニルカとアスキー・アッドワンは記録の準備をして発言を待っている。
ロデリオは悩まし気だが遅かれ早かれ聞くことになるのだから好きにしたらいいという姿勢だ。
となれば、落ち着かない様子のエルリックとエメラルナに目を向ける。
「先の召喚の儀の際、ロジエーナの魂が俺の世界へと渡り転生を果たした。その時に、他にもその身のまま転移した者と、ロジエーナのように魂だけ渡り転生した者がいる」
「まさか、転移した者がレスティオ様を産んだと?」
「俺の御祖母様がね。名前は、ヴィヴィアン・ドーベル。ヴェンジャミン・ドーベルの妹で、ロジエーナの親友であったと聞いている」
真っ先に声を上げたのはロデリオだった。
以前、ヴィヴィアンの名前を出した場にロデリオも同席していた。
「実は以前からそうではないかな、と思っていたのだけど。ドーベル家との関係が微妙だったからあえて黙っていたんだ」
「それを、今あえて公表するつもりか?嫌な顔はされないだろうが、カーストン家と同時に公表すると権力闘争の火種になりかねないぞ」
恐らくドーベル家は聖騎士とより血が近いのは自分たちだと主張してカーストン家に不要な牽制を仕掛けるだろう。
ロデリオの懸念に、エルリックも渋い表情で頷いた。
「これまでは、本家を西部に構えていることもあり直接的な衝突も、縁を結ぶこともありませんでしたが、付き合い方は考えねばならないでしょうな」
「すまない。俺も元々は公表するつもりはなかったんだが……ただ、御祖母様から手紙や土産の品々を預かった以上、無下には出来ない。御祖母様は、いずれ俺をこの世界に導くつもりだったとはいえ、親族の誰より俺のことを家族として面倒見てくれた人だから。今も存命で、家族を想って、国の平和を願っていることを伝えられたらと思っている」
「あー、わかった。お前が納得しているならそれでいい。望む形になるよう、父上たちとも相談して事を進めよう」
先走るなよと遠回しに釘を刺される。
それは素直に受け止めて、レスティオはロデリオによろしく頼むと告げた。
5万PV有難うございます!
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