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街の本屋の泥棒猫  作者: 蒼碧
Side:人

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41/141

Dream:人&泥棒猫3

原案:クズハ  見守り:蒼風 雨静  文;碧 銀魚

 気が付くと、久々にアパートのベッドにいた。

 もう3度目なので、これが夢だとすぐに気付いた。

 実際、部屋を埋め尽くしているはずの本が一冊もない。

 そして、あの座布団の上に、黒装束の少女が座っていた。

「あっ、クロ。」

「えっ!?」

 クロが、物凄いオーバーリアクションで驚いた。

「どうしたの?」

「いや、どうしたじゃねぇよ!よりよって、なんでこの夜にここに来てんだよ!」

「いや、俺もどういう基準でここに来るか、わかってないんだけど……」

「ちっ、そっちもそうなのかよ。」

 どうやら、クロも自分の意志でどうにか出来るわけではないらしい。

「でも、久しぶりに話せてよかった。」

 修一は朗らかに笑った。

「なにが?」

 一方のクロは、微妙に不機嫌だ。

「クロのおかげで、御船書房は軌道に乗りつつあるし、結花さんと結婚することが決まったよ。本当に感謝してる。」

 修一がそう言うと、クロはちょっとだけ視線を落とした。

「それはリーンが頑張ったからだよ。あたしはただ飯食って、寝て、たまに客に愛想を振り撒いてただけ。あとはまぁ、リアが強引に引っ張ったのはあるだろうけど。」

「確かに、莉愛の力は凄かったな。」

 修一は苦笑いした。

「まぁ、あたしはそれが役目だったんだとよ。役目というか、罪滅ぼしか。」

「罪滅ぼし?」

 クロの言葉に、修一は首を傾げた。

「ああ。“幸せという贖罪”なんだとさ。」

「幸せという、贖罪……?」

 クロの言っている意味が、修一にはわからなかった。

「そういうわけだから、しっかりやれよ。」

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