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トリー

みんなさん、ご機嫌よう。


私はトリーと言います。今は綾崎家と言う大きな名家に住んでいますが、正直まだ慣れていません。


私がいた家は普通の一般家庭でした。だから多数のペットを飼うには無力でした。


私は兄弟との争いに負けてしまいましたから、その家から追放されました。


最初は神さまの酷さを怨みましたけど、今は感謝しています。だってその追放のお陰で、私は「彼」と出会いました。


そう、私の助けを求める声を聞こえた彼は、私と同じポメラニアンでしたけど、その勇敢な姿は今でも私がしっかり見えています。


「ヴィク先輩、本当に私はここに住んでもいいのですか?」


「先輩は不要だと言ったと思ったけど、なんてそんな考えをしたの?」


「だっていろいろ高級すぎて、私は相応しくないと思います」


本当にこの贅沢な環境を恐れていました。お嬢様とそのデゥカラガン様が構わないと言われましたけど、私にはまた時間かかりそうです。


「大丈夫だ、僕も少し時間かかったからようやく慣れた」


「そうでしたか?」


「僕を拾いだのはシン、彼はお嬢様の護衛を担当したが、今はある組織で世界のために頑張っている」


過去式を聞きましたからてっきり…しかしあの組織はなに?


「教えられる時機が来たら教えるよ、今は目の前の事を慣れて」


「あ、はい、そうですね」


名家だから、いろんな秘密があるのも怪しくありません、昔の主が読んでくれた本もよく書いていました。


「ヴィク、トリー、私は帰ってきたよ」


その声の主は、クロエと言う綺麗な女性です。お嬢様は多忙ですから、私とヴィク先輩の世話はこの人に任せました。


ヴィク先輩とクロエさんは親近していますから、きっといい人です。


「クロエさんはシンの妻だよ」


え?全く外国人っぽい見えますけど。それに妻を一人ここに残すなんて…


「それは少し内情があって…」


どうやらこれも以後教えてくれる事のようです。


「ヴィク、聞いて、明日、シンは戻ってくる予定だよ」


クロエさんは私たちの晩ご飯を準備しながら、ヴィク先輩のご主人が帰ってくる事を教えてくれました。


それを聞いたヴィク先輩は興奮すぎて、ちょっと燥ぐすぎると思いますが、それもそれほどヴィク先輩が喜んでいる故ですね。


「クロエさん、本当にシン兄が帰ってくるの?」


お嬢様まで…そのシンと言う人は一体…?


「少し心の準備せよ、明日はあなたに全ての事を教えるかもしれん」


お嬢様の隣りにいるジャーマンシェーパードドッグのデゥカラガン様には今でも恐る感じられます。しかしヴィク先輩はこのデゥカラガン様にとても尊敬していますから、きっと悪い犬ではないと思います。


ぶっちゃっけですけど、時々デゥカラガン様から神聖な雰囲気は一体…?


「はい、お嬢様、ついさっきシンの通信をもらいました」


「では厨房に伝えなければ」


お嬢様は急いで行った。時日浅い私でもお嬢様がそのシンへの感情を理解できました。


翌日、沢山の人が来た。そして私の気のせいでしたっけ?何か変な感じがしています。


「当主様、お嬢様、お邪魔になります」


「ここもお主の家だぞ」


「はい、失礼しました」


当主様が話した相手はそのシンですよね。しかしちょっと筋肉がありすぎません?それに隣りにいる女性は一体…?クロエさんこそ妻ですよね、その女性とシンさんは親密すぎませんか?


「それはシンの二人目の妻の理江さん」


ええ?妻が二人がいますの?確かに人類は一夫一妻ですよね。


「この子はトリーか?」


当主様と話し終わったシンさんは私の前にやって来ました。


顔は少し固そうですが、目は優しそうな感じしながら強い意志を感じられます。


どっちにしても、ヴィク先輩の主であればそれも私の主です。だからシンさんが私に差し上げられた手、私は握手しました。


「当主様、俺たちも一晩お邪魔になります」


「既にシンから話を聞いておる、楽にしろ」


「広一と顕衛はいいけど、まさか剣成まで来たとは…」


ヴィク先輩はさっき当主と話した男を見て呟きました。


「危険な人ですか?」


「一番厄介な人だ」


「私たちに暴力されても?」


「そうじゃない、相手は僕たちのような動物でも、剣成は交流できる。彼は目と動きを観察すれば意思を理解できると言った」


「凄いですね」


本当に凄いと思います。しかし本当ですか?


「これはクロエが言ったトリーか?」


すぐ答えを証明できる機会が来ました。


ワーッ

はい、私はトリーです、よろしくお願いします。


「あ、俺は時雨剣成だ。よろしく」


私の吠えに正確の返答、本当なの?


ワーッ

時雨さんはシンさんの仲間ですか?


「仲間より、今の立場は上司である視察員に近いだな」


ワーッ

視察員ですか?


「シンが提出した作戦計画、その結果を見に来たと言う事だ。元々はカミトの奴が来る予定だが、緊急任務があったから俺が代理になった」


ワーッ

あの、いまさらですけど、どうして私が言ったことおわかりますの?


「ヴィクから聞いてないのか?君たちの目と動きを観察すれば大体わかる」


ワーッ

本当に凄いですね。


「まあ、とりあえずヴィクと仲良ししてな」


剣成さんは軽く私を撫でてくれた。


「本当だろ?」


剣成さんが離れた後、ヴィク先輩は私にこっそり聞かれた。


「はい、驚きました」


まさか本当に人類と交流できたなんて、生まれたから思いませんでした。しかしヴィク先輩の顔は厳しそうになりました。


「少しうっかりしでも秘密を晒してしまうから、注意して」


「はい。しかしシンさんの上司ですか?そんなに親近しやすいと思いませんでした」


「むしろ強すぎて、誰にも同じ優しい態度を取っただけ方が」


「あの優しそうな時雨さんは強すぎるのですか?」


「シンと比べるとあまり筋肉が付いてないけど、この前の格闘訓練、剣成はシンに圧勝した」


「本当ですか!」


本当に驚きばっかりです。私の質問に対して、ヴィク先輩は時雨さんの目を見てと答えてくれました。


ヴィク先輩の言う通り時雨さんの目を見た瞬間、私は理解しました。


火が燃えているような赤。


明らかに普通の人間ではありません。


「俺の目の色に気になったか?」


時雨さんは私の目線を気付かれましたようですので、もう一度私の前にやって来ました。


はい。その瞳色を見た誰も気になると思います。


「確かにそうだ。だから俺は普段コンタクトレンズを着用している。ここは知り合いばっかりだから着用しなくても良いと思ってから」


なるほどですね。では時雨さんとシンさんたちはこれからどうしますの?


少し聞くすぎかもしれません。


「君はヴィクの家族になったから、それは俺らの家族と同義、そんな心配は不要だ。もし本当に教えられない事ならちゃんと教えられないと告げるから」


時雨さんの答えから優しく感じていた。こんな優しい人は世界最強の男なんて…


「時雨さん!」


「あ、龍宝寺さん!」


少し若いと見える青年がやって来ました。若くと見えますが、散らした雰囲気は歴戦の兵士のようです。そして和歌奈お嬢様とは知り合いのようです。


「龍宝寺さんもここに来たと言うのは…」


「はい、おかげさまでシンさんに認めてもらいましたので、正式入隊しました」


「国光、カミトに選ばれたお前の実力、俺は疑うはしないが、現場の表現は別物だ」


なんてだろ、時雨さんがその龍宝寺さんを見る目線が厳しくなりました。


「その人は龍宝寺国光、この前はシンの指令でしばらくの間お嬢様の護衛を担当した人。最高級戦闘兵だから、強いぞ」


ヴィク先輩の説明で、その青年から歴戦の雰囲気をわかりました。


「はい、時雨さん、決してご期待に反してません!」


「せいぜい頑張れよ」


あの優しい時雨さんがこんなに冷たくなったのはさすがに思いませんでした。


私が疑問を持つままに、晩ご飯が準備できましたって使用人たちが伝われましたから、全員は食べ処に移動しました。


その晩ご飯はいつもより豪華でした。


そして私はヴィク先輩と一緒にシンとクロエと理江さんに洗ってもらいました。気持ちいいでした。


寝るまで私の心はずっと拭かない予感がしています。それはなんか大戦になる悪い予感です。

お待たせしました。

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