処刑者
『おや?これはこれは』
今僕は理江と一緒にいる。
僕たちが見ているのは、シンが掛けている眼鏡の内蔵カメラからの映像。声の主は一人の男だ。
その男はシンと同じ眼鏡を掛けているけど、雰囲気は全く違う、モニターからも明らかに邪悪な匂いが散らしている。
『ここに来たとは、賠償金は用意したと言うのか?』
『その通り』
シンは一つ大きな鞄を男の前にある卓に置いた。
『確認させてもらおう』
シンはジェスチャーでどうぞを示した。
『確かに五千万円だが、一体どこかでこんなに大金を?それにお前は?』
『余計なことを聞くな、これでこの子たちは自由になったな』
シンは女の子たちを見て、彼女たちは感謝の表情が溢れている。
『もちろんでございます、と言いたいんだが』
男は五千万円を卓の下に置いた後、両手が拍手した。
オフィスの門は開けた、数十人が入って来た。
どう見てもヤクザっぽいの人だ。それを見て、女の子達は再び恐れになってしまった。
『この女たちの為に五千万円を用意できる奴、俺は簡単に手放すと思うが?それにビデオの撮影も既に準備に入った、このまま女たちを放したらこちらが困りますよ』
うわ、完全に悪人の顔だ!
聖魔の女神よ、これは悪意だよね!
シンは後ろのヤクザっぽいの人たちを見て、少し嘆いた。
『お前たちはここまで堕ちたのか?』
シンは彼らにゆっくり言葉を口にしたけど、声から強大な力を感じた。
「確かにあれは桜翔組の人だ」
理江もそのヤクザの人たちを知っているようだ。
『誰かよお前は!』
『俺を忘れたのか?』
映像は少し揺らして、そして少し低い位置で固定した。
どうやらシンは眼鏡を除いて胸のポッケットに掛けたようだ。
『知らない奴だうわ』
後ろの下端っぽい人はまた何か叫びたいけど、先輩っぽい人に阻止された。
『今お前たちの道は二つ、一つは俺と女たちを離れろ同時に、もうこんな奴と関わるな』
シンは彼らに二つの指を示した。
『も、もう一つは?』
兄貴っぽいの人の顔から恐怖を感じたけど、彼はシンに質問した。そして彼だけではなく、少し先輩気分がある人も同じ顔だ。それはシンの事を知っている表情だそうだ。
『俺の敵になるとはどう言う事か、桜翔組の奴なら知っているはずだろ』
シンは殺気を立てた、こっちに向いてないけど怖い!
『はい。野郎どの!道を開けろ!』
兄貴っぽい人は後ろに命令出したけど、まさか本当にシンに道を開けられたとは思わなかった。何も知らない下端は疑うままに先輩達の指示で動いたけど、目から大きな疑問を感じられる。
『おい!きさまら!何をしやがる!約束とは違うぞ!』
『そうだ!兄貴!これはどう言う事だ!』
その命令が出した瞬間、騒ぐなってきた。それも当然だろ。
『桜翔組長から言われた決して触れない三つの禁忌、言ってやれ』
兄貴っぽい人はやれやれの顔をしながら下端に質問した。
『はい、綾崎家と関わるな、女と関わるな、そして処刑者と戦うな』
その禁忌によると、桜翔組は本当に綾崎家と関わっていることか?
『そこの社長さん、生憎だが、俺らはここまでだ。後の事はお前自分で片付けろう』
下端が答えた後、兄貴っぽい人は撤退を決定した。
『どう言う事かよ!』
その社長だけではなく、下端も同じ疑問が言い出した。
『そう言えば自己紹介は未だだな、俺は綾崎シン、綾崎家を仕える一人、そしてー』
『処刑者である』
シンの自己紹介を続いたのは後ろの兄貴っぽい人だった。
『兄貴!何を言ってるのよ?』
『こんな奴は処刑者?笑わせるにも程があるんだろ!』
『シンの兄貴、どうする?』
え?そいつらはシンを兄貴を呼ぶのか?兄貴っぽい人だけではなく、少し先輩気分人たちもシンの答えを待っているようだ。
「シンと桜翔組長は旧友、そして過去も何度も訪問した事があるから、彼たちから見ると、シンはかなり上の人だろ」
まさかシンがヤクザにも知り合いがいるなんて。
「私たちはそう言う仕事をしたから、自然に関わっていた」
おそらく僕の顔が見抜かれたから、理江は説明してくれた。まあ、それもそうだね。つまり綾崎家と関わったのもその故か。
『俺をバカにしやがって!』
その社長さんは卓の引き出しから拳銃を持ち上げた。それを見て、女の子たちが悲鳴する前に、シンの拳は既に社長さんの頭を殴り潰した。
『うわ…』
映像から伝わって来た下端の嘆き声は驚きと恐れも含めているようだ。女の子達は目を閉じたまま、シンに連れ出した。
『これでわかるだろ、この方と決して敵対にならない理由を』
『はい、すみませんでした!』
下端が一緒にシンに謝った場面はなんか面白いけど、死体はどうする?
「これも守るためだから、凛に片付けの支援を要請した」
さすがガーディアンス、チョロいと言いたいけど、それは守護者だから言い出せない。
『あ、そうだ、その五千万円はお前らにやる』
帰って来て彼女たちがサインした書類を焼いたシンは兄貴分に言った。
え?本当にいいの?誰かのお金は知らないけど。
『いいのか?シンの兄貴』
『この子たちはこれから俺の保護に入ったから手出しは無用だ。そしてこれからここを燃え尽きるつもりだから、お金持って下げて、そしてこの件を忘れろ』
『はい!しかし本当に大丈夫ですか?』
リーダーはお金の鞄を持ってシンに質問した。
『お前らには心配をする必要がない事だ』
『はい、わかりました。野郎どの!聞いたか!俺らはここに来なかった、いいな!』
『はい!』
「お金を彼らにやれば、余計なことを起こさないだろ」
理江の説明、ありがとう。つまり口止め料だよね。しかし綾崎家でなければ、一体誰かのお金だろ?
「俺の金だが」
後ろからの声、それは…カミト!
「本当にいいの?五千万円はあなたにとっても大金なはずです」
「労軍と言う言葉を知っているか?」
「中国語ですか?」
僕はもちろん知ってないから、頭を振って示したけど、理江は反応した。
「それはいくつかの活動で軍の働きを労う、士気を上るの事だ」
「あ、だからエミリさんには…」
理江の言いたいことを理解した。
「芸能人がガーディアンスに入ったことは前例なしなわけがないけど、入った後真面目に芸能活動をする人はなかった。凛は食の環境から取り掛かっていた、今は芸能活動に注目している」
結局これも凛の仕業かよ。
「理由はともあれ、エミリを含めて、今は六人の若者を救えられた、それは讃えるべき事ではありませんか?」
けど理江の話も正しい。今六人が救えられたのは紛れもなくの事実だから、僕はカミトに尊敬の目を送った。
「よしよし」
カミトは僕を撫でてくれた。
「まあ、初期投資は俺がやったから、これからも利益を分けられる」
え?お金もらえるの?
「演出希望の部隊には少し費用を取るから。世界の為にとはいえ、俺らはただでやるのわけがないだろ」
「働きには相応の報酬が必要ですね」
「そう言う事だ」
確かに、思いだけで働くわけがないよね。
お待たせしました。




