能力確認とドォーニングレイヴン
「本当にお前らはアメリカのAF-8『ウィザード』を操縦できるのかよ?」
「この機体は何なんだ!本当にお前らの基本機体?難しすぎるだろ!」
「あと少しって気がしてるが、時間かかりそう」
「まあ、慣ればいい事だけだ」
今僕たちはセラフィーブリンガースの基地にいる。それはカミトが上に申し込んだから、凛はシンたちの能力を確認したいって言われたので、カミトはシンたちを基地の格納庫まで連れてきた。
僕はシンに特別連れてきたので、今はカミトと一緒に三人のPA操縦テストを見ている。そう言っても模擬操縦だけ、機体を実際動くはあまりにも危険すぎるから、技工兵科長の奈美さんに却下された。うん、模擬画面から本当に模擬だけでよかった事は理解した。
それはガーディアンスの機体は性能が高すぎるのせいでかもしれない。基本機体である短剣式なのに、元操縦専門の顕衛だけはよくできている、シンと広一は苦戦している。
これを見て、あのような激烈な対戦をした剣成とカミトの強さを再確認した。
「はいはい、一旦休憩に入りましょう!」
三人が苦戦している様子を見て、奈美さんはこのテストを休憩に入った。機材を使っているから彼女の管轄に入ったから、カミトは文句言えないようだ。
「顕衛、どう?」
カミトは三人の中に唯一余裕がありそうな顔をしている顕衛に声を掛けた。
「確かにいい機体だ。きっと整備にはきちんとやっていると思うよ」
顕衛の言葉で、カミトは軽く頷いた、奈美は感動した。
「よくわかっているじゃん。技工兵科長として、あなたに感謝するよ」
「操縦した瞬間、すぐに人機一体になった気がする、ちゃんと整備した機体でなければありえない事だ。凄い!この機体もきっとそう思っているよ」
「ありがとう!カミト、顕衛に習いなさいよ!私に迷惑かける事ばっかりして!」
「はいはい」
どうやらカミトは奈美の前にも頭が上がれないようだ。
「それはカミトが使用しているシステムウイングは一番面倒くさいの装備と、同時にカミトも射撃装備の使用権を持っているから、彼だけで二倍の手かかりから」
いつのまにか僕の隣にやってきた剣成が僕に答えた。まあ、カミトの能力はそこまで凄いとわかっているから、もう驚かない。
しかしなぜ剣成はここに?
「俺は戦闘兵科長だぞ、このような事を視察しに来たのは当然な事だろ」
確かにそうだけど、なんか面白そうな顔をしているのは気のせいのか?
「ザッドから帰還ばっかり、そしてシルベリアは凛の下で勉強しているから、緊急事件でなければ俺は暇だ」
つまりこれは暇潰しなのか?
剣成は微笑んで僕に頷いた。
「ちょうどいい、剣成、手本役を頼みたい」
「待って、剣成がやったら、手本なんかより自信喪失になるだけだろか!」
剣成の実力を見た事があるシンはすぐカミトを阻止した。それもそうだろ。PA操縦の領域ではおそらく世界最強の剣成の動きを見たら、これからPAを乗れないも可能だろ。
「とりあえず自己紹介させてくれ、俺は時雨剣成、この部隊の戦闘兵科長だ。以後よろしく」
「剣成はカミトと同じ、俺が挑戦したくない一人だ」
「お前がそこまで言うなら」
シンが追加紹介したら、広一と顕衛は静かに頷いた。
「そう言えば、カミト、ダイヴは試したか?」
「いきなり雷光剣を乗るのかよ?」
「実は私もそう思っているわ。操縦桿より、自分の体で動けるならどうにかなるって」
「では模擬操縦で」
「なにこれ!」
「これは時間かかりそうだ」
「俺に似合う気がする」
さっきとは違う、ダイヴ式の模擬操縦で顕衛の表現は悪くなった。広一はさっきよりかなりいい表現している。シンは元より体で動く得意タイプだから、さっきとは全く別人のように動いている。
「元から彼らは相当な戦士だから、ダメ元で試したが、予想より良い結果だな」
おい、剣成、ダメ元とはどう言う意味のかよ!噛むぞ!
「ねえ、シン、あなたは武術できるよね。私はいくつの計画があるから、手伝って欲しいの。もちろん他の二人もよ」
一旦休憩の間、奈美さんの目はキラキラしながらシンに声を掛けた。
「初仕事か、わかった」
シンは素直に頷いた。まあ、今はやる事はないから、素直に受け入れるしかないよね。
「ところで、奈美は清英と会ったか?てっきりザッドから帰ったらもう少しイチャつくと思ったけど」
ふっとカミトは奈美に声を掛けた。しかし清英?
「彼は私たち遠征の報告会議があるから、まだそんな時間がないの」
「あいつも大変だな」
「本当にそう思うなら私の仕事を増やすじゃない!」
「はいはい」
カミトとあの清英の仲がいいの?カミトが清英を言った時、少し懐かしそうな顔をしている。
「実は、最初の時、カミトはガーディアンスを参加したくなかった」
え?今は天職に見えているんだけど。
「とある人のために、彼は平凡の人生でもいいと思ったけど、少し事情があってな」
あ、えりなが言ったあの件だね。
「まあ、とりあえずカミトと清英は初中からの知り合い、そして親友と言える仲だ」
え?そんなに?
「えりなを除く、一番カミトを知ったのはその清英だ。まあ、今は俺だけど」
ずっと一緒に戦ったからそれも当然な事だろ。
「シン〜!」
これは理江さんの声。そして同行しているのは他二人がいる。
「理江」
確かに全名は朝倉理江、黒い髪は肩までの長さで、眼鏡をかけている、似合うと思う。
「凛」
全名は松本凛ちょっと身長が低い、広一の肩すら届かないくらい。年はわからないが、ツンテールをしている。広一のパートナーだから、ほんの少しえりなと似ってるような雰囲気をしている。
「瑠美」
全名は王瑠美のようだ、おそらく顕衛と同じ日本人ではないからその名前で。こちらは眼鏡を掛けてないのに理江以上の知性が溢れている。
そしてシンたちは各自の相手を迎えた。
「三人ともいい才能を持って、習い速いのよ。少し昔の斎香を思い出した」
三人の後ろにやって来たえりなさんはかなりいい評価を出した。
確かに斎香さんはえりなの一番弟子だよね。
「だからあの子と比べられる事だけで実力の証明になるんだ」
剣成の話は斎香さんと三人の実力を証明した。
「どうやら俺たちももっと頑張らないとな」
広一は三人の男の代表として決意した。
それからPA操縦テストはそこまで、僕たちは射的場に移動した。
「俺は諦めていいか?射撃は本当に苦手って」
意外にシンはそのような話を言うなんて。
「だからこいつ基本的には散弾銃を使っていたるわけだ」
広一からシンの射撃技能の下手さを証明した。
「とりあえずやってしまえ」
カミトは容赦なくシンを前に推した。
安全のためにみんなは耳当てを着用している、もちろん僕もだ。一番小さいサイズで僕に着用された。
え?えりなさんたちもやるの?
えりなさんと理江たちも拳銃を構えているを見て、僕は剣成に疑問の目線を送った。
「自衛能力に着目するから、今の通信兵科でも基本の射撃訓練が必要だ」
剣成は僕に答えた後、射撃位置で拳銃を構えた。
射撃の準備をしてないにはカミトだけ、その立って位置、指令担当だろ。
「準備、よい、撃て!」
バンバンバンバンバンバン
カミトが発令した後、大きな声が響いてきた。もし耳当てがないときっと傷つかれるだろ。
「広一、さすがアーチャーだな。顕衛はまあまあだ。シン、OK、お前の下手がよくわかった」
広一はかなり的の中心に集中している、顕衛は少し外れたが、シンの散乱よりかなりいい結果だ。
しかしカミトのそのシンを笑いたい顔は実に噛みたいところだ。
女性陣の成績は普通と言えるようだ。まあ、前線で戦うの戦闘兵ではないから、それも当然。
「剣成、お前は少しでも上手くなったようだな」
「そうかい?」
カミトは剣成の成績を見て軽く頷いた。
的の見た目はほぼ広一と同じ、これは凄いと言えるよね。
「だったらお前はどうなんだろう!偉そうに言ってやがって!」
カミトの高そうな態度を見た広一は文句を言った結果、剣成とえりなはそれが禁句だぞっぽい顔をして、射撃位置をカミトに譲った。
カミトの狙撃を見たはずだじゃ…
「スナイパーライフルと拳銃の技術は違うから」
剣成は僕の隣りに来て説明した。そう言う事か。
カミトはなにも言ってない、ただ静かにさっき広一が使った拳銃を華麗な動きで射的に一つ綺麗なハートマークを残した。あれは踊りのような動きは一体?
「すみません、俺は悪かった」
カミトの行動を見た瞬間、広一は素直にカミトに謝った。
「そこまで拳銃を自由自在に駆使できるとは……そして口ではなく実力で証明するのも、気に入ったぞ!」
そして顕衛はカミトに心服したようだ。そこまでの実力を持っていれば当然な事だろ。
「そのような実力を持って、綺礼を倒した事、今信じたよ」
凛はこっそり瑠美に声を掛けて、瑠美は頷いた。
「私を救った時も、凄かったよ」
理江はカミトを称えたからかもしれない、シンはもう一度拳銃を構えた。
「待って待って、みんな安全の確認はいいのかい?」
それを見たカミトはすぐみんなの安全状況を確認した。確かに、意外が発生したくないなら、しっかり安全の確認は必要だな。
しかしシンは何回やっても、上手くなれなかった。
「少しずつ練習すれば良いさ」
まさかカミトはそんなまともな意見を言い出せるなんて。
「本気に本気で返す、それだけの事だ」
剣成の話はこの射撃テストに終了を宣言した。
「よし、服は着替えたな」
僕たちは道場っぽいの場所に来た。そしていつのまにか剣成が主導になった。今シンたち三人も道服っぽいの服を着替えている。
「お前が試験相手か?」
「それは一番安全だから」
シンの質問に対して、剣成は微笑んで答えた。十分余裕がありそうだ。まあ、剣成だからね。
「よい!スタート!」
カミトの号令で、剣成とシンの接近戦が始まった。
しかし全く戦闘にならない。それはシンの拳は一撃必殺の威力があるけど、命中できないなら話にならない。そしてシンは破綻をしてしまった瞬間、剣成の拳はシンの目の前で止まっている。
「よし、終了だ」
誰が見てもシンの敗北だろ。
「俺でなければ、おそらくお前を止められる人類はいないだろ」
剣成のその話は褒めるつもりなの?
「化け物だ…」
広一と顕衛、二人は三十秒までもなく終了した。さすが剣成だな。
「久しぶりにやろうか?」
カミトは剣成の前に立っている。二人の目が会った瞬間でお互い構えた。
ワーッ!
誰も開始の信号を出さないじゃ動かないのようだから、僕は吠えてあげた。
僕の吠え声を聞いた二人は動き始めた。カミトの動きは明らかに剣成に劣れているが、剣成が決定的な一撃を出し難い状態に控えている。
およそ五分後、カミトは降参した。正直、剣成と五分まで対峙できるのは、シンに及ばないけど、相当なレベルだと思う。
「ずっと見ているからだろ、しかし俺の動きを予測できたとは言え、まさかここまでできるようになったとはな」
「成長したのはお前だけじゃねえぞ」
極めるまで磨き上げる事か?
「これはまさに精益求精と言う事だな」
顕衛はこの状況を見てわからない言葉を吐いた。それ、どう言う意味なのか?
「君が考えた言葉と同じ意味の中国語だ」
僕の顔を見て、剣成は僕を撫でて答えた。
え?剣成は中国語までわかるの?
「日本語、中国語、英語、セラフィーブリンガースのメンバーは基本的にこの三つ喋れる。斎香はラテン語まで喋れるぞ」
そうなのか。
「君たちの実力はわかった。ご苦労」
さらにいろんなテストをした後、今はカミトと剣成が凛に報告している、もちろんシンたち三人もいる。
「あなたたちの動きを見て、私はあなたたちのままでチームを組んむ事を考えた。そうしたらあなたたちにとっても連携しやすいだろ」
「そうですけど、私たちのような新入りがいきなりチームを持つさすがに良くない事と思いますが」
「それは大丈夫。チームとはいえ、私たちセラフィーブリンガースに所属する分隊の形だから。そしてついてに私はチームの名前まで考えた」
「伺ってもよろしいでしょうか?」
「特殊陸戦部隊『ドォイングレイヴン』」
え、その名前は…!
「かつては他人に黄昏の終末を告げるトワイライトレイヴンだったあなたたち、今は世界に暁の希望を与えられる新しいレイヴンになった、そのつもりだけど、どうかな?」
「ありがとうございます!」
シン、広一、そして顕衛、三人は一緒に大和凛に頭を下げて敬礼した、さすが凛。
「あとはあの子が来るまで、隊長はシンが代行して頂戴」
あの子?まさか…!
「まさかそれは杏の事か?」
カミトが凛に質問する声、少し怒りを感じられるのはなんてだろ?
「あなたとえりなの処置には意見がない、これもあの子に必要の考え時間を与えた。しかし私が調べた結果によると、彼女の決意は相当なものだ。それに実績もちゃんと残している。これを見て、普通の女子高生には見えないだろ」
凛が説明しながら空に何かの記録を映した。
「これは俺たちの戦歴じゃねえか?」
シンはそれを見てすぐ理解した。
「部下はあなたたちとはいえ、それもつまり、彼女の作戦に従える部下がいれば、優秀な指揮官になれる意味だ」
「しかし!」
「確かに、一般人の民を守って、その民たちに普通の生活を送るのは私たちの仕事に間違いないが、高校卒業したら、彼女も未来を選ぶ権利がある。そう、かつてのあなたや私と同じだ」
「……わかった」
カミトは凛に説得されたようだ、凛に敬礼したから離れた。本当に我儘な人だな。
「そう言わずに。一番桜をガーディアンスに入りたくないのはカミトだった。多分状況が重ねただろ」
剣成こっそりの説明、僕はようやくわかった。それは若い人たちを険悪な戦場から守りたい真の守護者だ。
「カミトの提案によって、あなたたちのために狙撃兵を選抜するので、詳しい事はえりなに」
「ありがとうございます」
「では私はここで」
凛の宣告で、シンたちの移籍は正式成立できた。
お待たせしました




