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6)会話

「おめーよぉ、馬が喋るわけねーだろーが」

「だって聞こえたんですよ!」

「俺が何年馬の世話してっかわかってんのか? 聞こえたことなんか一度もねーよ」

「そ、それはそうなんですけど……」

「熱でもあんのか? 今日はブラッシングしてやってくれよ? 傷なんか付けたら許さねぇからな!」




 タイトの『馬と話ができたら』という妄想が見せた夢、なのだろうか。



「ノボトゥルー、昨日喋ったよな? 今日はブラッシングするから、暴れないでくれよ」


 タイトは敢えてノボトゥルー号に話しかける。


『わーいブラッシング大好き~』

「やっぱり喋った!?」

『いつも喋ってるよお。聞こえる人がいないだけ』

「そ、そうなのか……痒いとことかあるか?」

『ぜんぶ~』

「全部かよ。わかった、丁寧にやるよ」

『ありがと~~』




 タイトは他の馬にも話しかけた。皆、返事をしてくれる。夢でも妄想でもないようだ。

 そしてタイトは決心した。ある程度この仕事をこなしたら、ケイタに誘われた競技場に登録しよう、と。

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