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【1000万PV突破】『Wonderful Mystery Marvel Planet』  作者: アマテン
MMO本格化!惑星ファースト編

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素早い鳥の捕まえ方

 『隠密鳥の鶏肉』の情報を手に入れるために『インフォ・プロダクト』に行ってみると、受付でマリーさんがプレイヤー達と話している。うーん、忙しそうだから少し待とうかな。


「やっぱり、エリオル湖畔の新情報は無いのか?」

「ええ、残念ながら新しい情報は何も無いわね。どっちかというとタツヤ達に期待してるのよ?」

「こっちも色々探してるんだけど手がかりも見つからないんだよ。エリオル湖畔さえクリアできれば新しい街に行けるのに。例の『イベントゲッター』からの情報提供は無いのか?」


 話している内容が聞こえてくる。『インフォ・プロダクト』の設定で一階は他の人の話が聞こえてくる。ちなみに『インフォ・プロダクト』は情報屋でもあるため、情報を売り買いするときはプライベート会話(会話する同士しか声が聞こえない)に切り替える。ただ『イベントゲッター』て何?なんかのジョブ?


「また来てね。・・・・お待たせケン君、どうしたの?」

「情報を教えてほしいんですけど?」

「ちょっと待ってね(プライバシー会話設定中)・・で、どんな情報かしら?」

「『隠密鳥の鶏肉』っていうアイテムを落とす魔物を探してるんですけど何か知りませんか?おそらくエリオル湖畔で出るらしいんですけど」

「『隠密鳥の鶏肉』?初めて聞く名前ね。何かのクエストのキーアイテムなの?」


 僕達は先ほどあった出来事について話すとマリーさんは驚きで少し呆然とした後こちらに詰め寄ってきた。


「もうヒントを見つけたのね。さすが『イベントゲッター』ね」

「あの『イベントゲッター』って何ですか?」

「ああ、ケン君の掲示板での通り名の一つよ。誰にも見つけられていないイベントを多数見つけたからそう呼ばれてるのよ。あ、だけど安心して今のところケン君=『イベントゲッター』って知られていないから」

「検証のために湖の精霊に会う前の行動を詳しく教えてほしいんだけどいいかしら?」


 どうやら僕達みたいに湖の中を詳しく探したプレイヤーもいたが、同じイベントは起こらなかったらしい。マリーさんは僕たちの行動との違いからイベントのフラグを突き止めたいらしい。といってもずっと湖の中に潜ってただけなんだけどな。


 僕達の話を聞くとマリーさんは納得したようにうなずく。


「ケン君たちの行動と湖の精霊の話からおそらくどれだけの時間湖の中にいたかが条件ね。さすがに1時間も湖の中にいたプレイヤーは居なかったから。でケン君の話を聞いてて気づいたけどある噂を思い出したわ」

「噂ですか?」

「ええ。夜セリオル湖畔の森に入ると何か動く音が聞こえるらしいの。でもその音の主を見つけたプレイヤーは居ないのよ。今までは幽霊や幻聴だと思ったけどケン君たちの話を聞いてピンと来たわ」

「隠密鳥の名前から闇夜に姿を隠しているかすごく早いかのどちらかだと思うわ。で、音の聞こえた場所は決まっていて」

 

 そして、夜。僕たちは昼間マリーさんに教えられた場所に行ってみた。すると


ガサッ、ガサッ、ガサッ、ガサッ、ガサッ、ガサッ


 周囲の草むらから何かの音が聞こえる。音の発生した場所に向かうが何も確認できない。ここまでは予定通り。これより『姿なき魔物討伐作戦』を行う。


作戦①

「へスト」

「ええ」

「⦅フラッシュ⦆」


 僕とへストの⦅フラッシュ⦆が辺りを包む。⦅フラッシュ⦆は使用したプレイヤー以外が対象だが、今回はあたりを照らす強い光が必要なため僕とヘストの二人で使用した。そのためここにいるメンバーの全員の目がくらむ。そう、ここにいるメンバーは。


「見えたよ、兄ちゃん」


 ナツは一人で⦅フラッシュ⦆の効果が終わるまで、木の上から状況を見ていた。


「姿が見えなくなるタイプじゃないみたい。⦅フラッシュ⦆で黒い鳥の姿が見えたよ。数は一匹。でも探知系スキルには反応しなかったから気配を無効化するスキルを持ってるのかも。ふらふらしながらあっちの方向に走ってる」


 ナツには2つの役目を与えている。木の上に登って⦅フラッシュ⦆の範囲から外れ魔物の姿と逃走方向を見てもらうこと。そしてもう一つは


作戦②


「⦅簡易設置⦆」


 ⦅簡易設置⦆はカテゴリー:罠のアイテムを一個設置する⦅罠魔法⦆で覚えれるスキル。このスキルの便利なところは目で見える地面ならどこでも設定できることだ。さっきナツから聞いた魔物の場所の近くにある罠を設置する。


「⦅一閃⦆」

「⦅ウインドカッター⦆」


 ヒミコとウィンが移動先を制限するようにスキルを放つ。すると


「クェ」


 遠くから鳥の鳴き声が聞こえる。そして


「⦅スラッシュ⦆」

「クェェェ」


 ナツのスキル名と共に鳥の絶叫が聞こえた。ナツにはとどめを刺せるように木の上で待機してもらった。その場所に行ってみると地面にはネット状の糸にくるまれた黒い鳥を捕まえたナツの姿があった。このネットは拘束ネット、ミルキーフライの上質なまき糸で作られた罠アイテムで、このアイテムに触れると少しの間動きが取れなくなる。強度は使用した糸アイテムにより変わる。


「それが謎の魔物?」

「うん」


鑑定してみると


---------------------

シャドウバード

ランク1

解説:通称隠密鳥。攻撃はしてこないが非常に素早く人の周りをぐるぐる回り、わざと音を立てて脅かしてくる。一度姿を見つけられると高速でどこかに逃げてしまう。。解体には技術が必要

---------------------


「ねえ、兄ちゃん。倒したんだけどアイテム化しないんだ」


 ナツはシャドウバード丸丸一匹を持ち上げ僕に見せてくる。ウィンたちも触ってみるが特に変化が無い。そして僕とシズクが触ってみるとシャドウバードは光りだしいくつかの肉に変わった。


---------------------

隠密鳥の鶏肉

ランク2

品質:標準

解説:シャドウバードの肉。素材にするにはとあるスキルが必要。

----------------------


「なんでケン君とシズクちゃんが触るとアイテム化したの?」

「おそらく料理スキルのレベルに関係がありそう。一定レベルに達していたらアイテム化するんじゃないかな」


 まあ、何はともあれキーアイテムゲット。


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― 新着の感想 ―
[一言] 1話前の話からヘレナという人物が急に現れたのですが、もしかしてヘストのことでしょうか?
[気になる点] 前半に 「『隠密鳥の鶏肉』?初めて聞く名前ね。何かのクエストのキーアイテムなの?」 と言っていたのに 中盤には 『隠密鳥の鶏肉』の情報ならあるわよ。でもある意味噂の様な情報なの」 …
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